
走りのイベントもひと段落。
ここでずっと悩まされ続けてた仲間内に
説明するのに使っていた通称「
高山病」。
どんなにブーコンの調整やアクチュエーターの
ロッド長調整等、色々やっても標高の高い水上宝台樹で
走らせるとブーストが乱れてしまい全然加速しなくなる
という事象。(これが名前の由来)
高山だけでなく、筑波とか平地のコースでも運が悪いと
発症するケースもあり、ここ数年気持ち良くアクセルを
踏み抜ける事がほぼ無い状況でした。。
これを何とかしたい・・・。

そこでもう手は尽くした感があったので、調整視点ではなく
改めて耐熱シリコンホースを買い揃えてターボ制御周りの配管
(社外ブーコン・社外アクチュエータ・社外ハイフロータービン・
社外機械式ブローオフバルブ)を全て引き直しを行い、
長さの最適化を含めてリフレッシュしてみる事に。

ブーコン本体を設置してあるエンジンルームに向かって
左側エリアはエンジン上で配管も良く見える部分なので
引き直し作業は楽なのですが、右側エリアはバッテリー下にも
配管回してるので写真の様にバッテリーをベルトで浮かせて固定、
ECUからカプラーを抜き、ECUにくっ付いてる
バッテリートレイを取り外してからの作業となります。

バッテリートレイを外してみると・・・
経年劣化でハーネスが剥き出しになってる箇所が気になりますね~。(^^;

という事で、配管引き直しをしながらハーネス剥き出しの箇所も
耐熱シリコンの自己融着テープを巻いて補修しておきました。
滅多に開けない場所だからこそ、気になる所は潰しておきたいですからね♪

左側エリアも含めて青い配管は全てリフレッシュ作業完了。
配管接続部分は特に緩んだり抜けてる箇所は無かったのですが、
これで症状の違いは出るのだろうか・・・?

配管引き直し後、タイヤも練習兼普段履きの16インチ
シバタイヤに交換し・・・

試走を兼ねて高速を飛ばして
西ひさんとこまで。
ファクトリーには車検待ちのオレンジメタのこんなクルマが。
結構レアだと思いますが、見てる方はコレ何か分かりますかね?
ホイールまで純正なので分かり易いと思いますが。(笑)

当日、西ひさんは仕事中だったので昼食だけご一緒する事に。
小川町では一番有名なうどん屋、「
武州めん」へ。
つけ麺と野菜天セットをいただきました♪

食後は単独で更に試走へ。
高速道路みたいな高いギア使ってブースト掛ける場面では
高山病の症状は発症し難いのは承知していたので、
もっと低いギアでのオン/オフが激しいところを多用しないと
症状の有無が確認出来ない為、定峰峠へ向かいました。

定峰峠の途中にある「
鬼うどん」は現在都合により休業中。
不定期で復活営業してると鬼仲間からは聞いてますが・・・。
完全復活したらまた食べに行きたいですね☆(^^)

「
峠の茶屋」がある場所が定峰峠の頂上。

う~む、スロットルを激しくON/OFFしていても症状出ないなぁ。
それよりもパワー感がもの凄いあるんですけど。ww

定峰峠の反対側へ下り・・・

「
ジェラテリアHANA」へ。
ここでデザート食べて一服としましょう♪

昔はちょくちょく通ってましたが、今回は久しぶりに来ました。
ちょっと店内の雰囲気が変わったかな?すると・・・
「あらっ、久しぶりですね~!」マスターは覚えていてくれました。(笑)

メニューと一緒に伝票みたいなボードに付いたQRコード表が。
このQRコードをスマフォで読み込んでメニューを表示し
オーダーするシステムになったのだとか。
・・・なんか斬新だねぇ。。

「焼きたてワッフル」のジェラートシングル乗せを注文。
うどん食べたばっかりでダブルやトリプルにはいけませんでしたw
ジェラートは「本日のジェラート」の中から「抹茶」を選択。
お気に入りの「蕎麦の実」は人気で売り切れでした。
その後同じ峠ルートを逆戻りしながら念入りに症状をチェックしつつ、
峠~高速道を試走し帰宅。

ブーストもここまでキッチリと掛かり、ブレは一切無し。
IHIタービン仕様は個人ノウハウとして1.6k(160kPa)あたりが
パワーの限界値で、セッティング次第ではこれ以上も可能ですが、
(過去純正IHIで2.1kまで掛けた経験あり。アクチュエータ破損してw)
ただ回るだけでパワー的にはピークを過ぎていて、
タービンブローリスクが上がるだけの無駄な領域となります。
私のアバルトに付いてるハイフローもEX側がIHIベースの為、
数値的な限界値も純正IHIと同じでこれ以上は上げませんが、
この数値がキッチリ振れ無く出てくれれば十分速い。
同じブースト圧でもインペラがギャレット並みに大きい
ハイフローだと下からしっかりトルク出て上の伸びも
ノーマルギャレットくらい出る特性があります。
過去のIHIハイフローではブースト盛り無しの純正配管&
チューニングECU制御のブースト1.4kでシャシダイ乗せて
202ps/5700rpm、34.1kg-m/3300rpmでした。
今のタービンはちょっと仕様の違うハイフローですが、
ブーストも少し盛ってる為、キッチリ掛かれば前の数値以上の
パワーが出てフェスタでもイイ勝負になると思います。

とりあえず、今回の試走では高山病症状は一切無く、
頂上近辺で1速ゼロスタート→2速フル加速とかも
試しましたが問題無く、不思議なくらい出る気配が無い。
やはり目論見通り、ブーコン制御系の配管が劣化等により
どこか裂けていて目視出来ないくらいの穴が開いてた事で
圧が掛かった時にどっかから漏れたりしてブーストセンサーに
乱れたデータをフィードバックしていて制御が狂い、
そういった症状が出ていたのかもしれません。
そんな感じの実りある修理&試走でした。
これで次のジムカーナが楽しみになりました!(^^)