
涼しいを通り越して、ちょっと寒くなってきましたかね?24式です。
更新の日付が空いてしまいましたが、ここからいよいよ本編の対馬のお話です。
午後3時前に船は無事着岸、時間は多少あるので、宿に直行せずに貪欲に見て回りましょう。
ブラタモリでやってた、対馬藩お船江跡です(写真はタイトル画)。
厳原港から車で数分のところにあって、でも場所はわかりづらかったりします。
見ての通りのものですが、観光地化されていない割には状態がよろしく、お好きなら必見かなと。
続いて、
これまたブラタモリでも紹介された、椎根の石屋根倉庫。お土地柄なのか、これ以外にも対馬は石関連の文化財が多いんです。
重そうな屋根を、割と華奢な木製支柱が支えています(^^;
こちらを離れて元寇の古戦場(佐須浦)を経由し、厳原に戻ってきて一旦ホテルにチェックイン。荷物を置いてから近場の清水山城跡 三ノ丸跡、金石城跡など、旅のお約束ハイキングムーブをかましますが、映えないので写真は省略(笑)。
離れのホテル駐車場に車を止めるとそこに、
第一対馬島猫のシロちゃん。
ただ壱岐もだけど、今回の離島はあまり猫密度高くなかったなぁ。
では、明けて翌日の24日(水)。
まずは芋崎砲台跡を目指しますが、現地の状況から登山口で断念(そもそも登山口から徒歩しなきゃなロケーションでお察しください)。機会があれば時間のある時にリベンジするとしましょう。
芋崎を諦めた代わりに予備で検討していたスケジュールの、
姫神山砲台跡を急遽訪問することにいたしました。
こちらも駐車スペースからの徒歩はさほどでもないのですが、その駐車場に向かう道がかなり過酷で、途中引き返したくなるような道でしたがUターンなんかできず、さりとてバックで戻るのもリスクが大きすぎて、泣く泣く最後まで登り切った次第です(笑)。
苦労のかいあって、
実によい戦跡を見ることができました(^^)。
登りはしんどかったが下りはよゆーで大きな道に出て(笑)、次に向かったのが、
小船越瀬戸、西漕手(越出)です。
これまたブラタモリがたどったところ。東西に湾が張り出した陸地の最狭部、その西側ですね。
説明版の通りですが、昔はここで貨物を降ろし、あるいは小舟なら船ごと陸地を輸送して東側に持っていくところ。
人っ子一人おらず静かでよい感じでしたが、やたら小さなカニが進路に現れた記憶が(笑)。
ここから対馬東岸を北上し、
ロシア将兵上陸地というところに。
ロシアの軍艦のものらしい大砲が置かれています。
そこから五根緒の石塔(近づけなくて遠くからちらっと見ただけ)を経由し、
次に向かったのが、
国内最大級のレリーフ(らしい)がある、日本海海戦記念碑へ。
ロシア兵上陸の地ってのが公園化された開けたところからハイキングコースが矢印で示されたので行ってみたのですが、上陸地点まで300mの表記を信じて進めど進めどたどり着けず、結局往復で1時間以上の時間と体力の無駄となり、のちの予定に影を落とすこととなります(^^;
気を取り直して今回最も行ってみたかった場所へ。
これまた40サンチ連装砲塔が設置されていたという、豊砲台跡です。
そもそも、本来この写真のところまで車で楽に来れるのですが、途中通行止めがあって現在は通れません。
仕方がないので韓国展望台に車を止めて、1kmほど山道ハイキングをして砲台跡のでっかい穴の縁にたどり着き、そこから山腹を回り込む隠れた道を探し出し、降りてきてやっとたどり着くのがこちら、砲台入り口となります(笑)。
ここは丹賀砲台園地の砲台跡設備と違って無料で見ることができます。
あちらと違い、あまり後の手が加えられておらず、それでも保存状態は良好で好感が持てますね。
砲塔が収まっていたところにも入れます。圧巻ですね。
と、満足したところで次もお楽しみの、
対馬野生生物保護センター·対馬自然保護官事務所です。
こちらではガチ、リアルなツシマヤマネコを生で見ることができます。
・・・。
本物かな?生きてるのかな?ピクリとも動かん(笑)。
しかし、豊富な展示でツシマヤマネコの可愛さは伝わってきました。
近所の動物園にもいるようなので、いずれ見に行きましょう。
それから棹崎公園(棹崎砲台跡)へ向かい、棹崎砲台観測所跡、対馬棹埼灯台、棹崎砲台第四砲車跡等をハイキングして廻り、さぁ次の目的地へ!と気を抜いてちんたら車を走らせていたらやっちまいました。
23kmオーバーです!(爆)
まさかいうたらなんだけどこんな離島でネズミ捕りするなんて!
秋の交通安全運動期間をなめていました。
心がぽっきり折れたので、まだ時間はあったんですが以降の予定をすべてキャンセルし、泣きながら厳原のホテルに戻ったわけで(^^;
明けて25日(木)。
対馬最終日なんですが、出港まで時間があるので観光します。
まず向かったのが、砲台跡なんですが、対馬グランドホテルの敷地にあったりします。
たいしてみるところもなく、確認だけして次に向かおうと思ったら、


ものすごくかわいくて懐こい猫さんに絡まれて暫く動けなくなりました🐈
とても気持ちの良い1日のスタート(笑)。次に向かったのが、

上見坂公園(上見坂堡塁)です。こちらが対馬最後の訪問先で、あとは厳原に戻って今屋敷の防火壁を見、郵便局に行って早速昨日の違反金を支払い(笑)、時間に余裕をもってフェリーターミナルへ。
こちらが帰りのフェリー。かなり大型です。
立派なバルバス・バウが丸見えです。貨客積み込み前で吃水が浅いのでしょう。
これまたメインは貨物輸送なもんで、大型トラックがどんどん飲み込まれてゆきます。
何が驚いたって、この船の車両甲板、2階建てになっててこんな感じで床がせりあがって下層にも車を入れられるのです。
はい、弊車はこのあとこの下層へ自走して進入しました。
てな顛末で、いろいろあった対馬編はここまで。
フェリーは午後3時に厳原を離岸し、那の津へ向かうのですが、おうちに帰るまでが遠足。旅はまだ続くのです。
TSUSHIMA その4、こうご期待。