たけ@マリノさんから外気圧補正の話があったのでここで少し詳しい話をします。
地球上で生活している以上、気圧というものに大きく関わって生きています。よく天気予報で低気圧とか高気圧って聞きますよね。例えば標高の高い山に登ると高山病になるのは気圧が低くなり空気が薄くなるからです。実は低酸素状態で高山病になるのは人間だけでなくクルマも同じなんです。一般的なエアフロ制御のクルマを地上でセッティングして外気圧補正をしないで富士山あたりで走らせると燃調が濃くなるはずです。それは気圧が変化しても空燃比のマップの読む場所変わらないためなので、気圧が高くなれば空燃比が薄くなり、気圧が低くなれば空燃比が濃くなります。そこで気圧の変化により補正を掛けてあげる必要があるワケです。
フリーダムの外気圧補正はDジェトロでは増量、スロポジ制御では減量するためにあります。それはナゼかと言うと。
Dジェトロの場合は負圧と回転数のマップで1気圧の状態を基準にしています。そのため通常アクセル全開にしたとき1気圧になります。しかし標高が高く気圧が低いところだとアクセル全開にしても1気圧に満たなくなります。そうするとマップの読む領域が全体的にズレて薄い部分を読んでしまうため外気圧に応じて増量する補正が必要になります。
スロポジ制御の場合はスロットル開度と回転数のマップで、エアフロ制御と同じで気圧が変化してもマップの読む場所が変わることはありません。気圧が高くなれば空燃比が薄くなり、気圧が低くなれば空燃比が濃くなります。そのため高山を走る場合は外気圧に応じて減量する補正が必要になります。
フリーダムの外気圧補正に関してのデータが少なかったのでここにまとめてみました。自分でも聞きかじった話なので間違っている箇所とかあったら「なんでやねん!」って感じでツッコミ入れてください(笑)
Posted at 2006/07/20 00:37:36 | |
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4スロ&フリーダム | 日記