弐号機のNA8に乗り始めて3ヶ月がたちました。毎日通勤で使うのでいろんな部分が見えてきました。まず感じるのはアクセル低開度ではそこそこトルクが出るのに、中~大開度になるとスカスカした印象があるんですよね。でも全開だとそれなりに加速する。恐らく世間で言われるように1番の問題はコンピュータのセッティングなんでしょうね。「Fire Roadster」さんとこのマップを見ると点火時期は低負荷のところではそこそこ進角してるのに、中間あたりはまだ甘そうです。空燃比マップの方では燃費を稼ぐためでしょうかNA8からフィードバック領域が拡がっているため、ある程度加速させたいなというときにアクセルを踏み込んでも理論空燃比のまま抜けださないようになっています。こういうセッティングなので街乗りでアクセルを軽く踏んでいるときはトルクが出るけど、チョットその気になって踏み込んでも加速がダルい感じがするんですよね。
かたや壱号機のNA6は12万キロ走行のご老体でしたがヘッドチューンを施しマルハのFカムを組んで、4連スロットル化+フリーダムできっちりセッティングしてあったので恐らくこのエンジンでは潜在能力を出し切っていたかと思います。全開にしたときの吸気音と排気音のハーモニー、レッドゾーンまでキレイに吹ける様は官能的でした。低回転ではトルクが出にくくちょっとダルいところはありましたが、パワーバンドに入ってしまえば1ミリ単位のアクセルワークに追従するようなレスポンスとガバっと踏んだときのツキの良さがとても気持ち良かったです。燃費も普通に走っていれば10km/ℓくらい走るし、最高で16km/ℓを叩き出しました。アクセルをあまり踏まないときは燃費が良くなるようにフリーダムのマップで理論空燃比の領域をなるべく多くして、いざ加速したいときはチョイ濃い目になるようにセッティングしてあったので、フィーリングは良かったのですが燃費の差が出やすかったです。
あるとき弐号機でいつもの峠を走らせてみてショックを受けました。だってノーマルのくせに壱号機と直線加速が変わらないんだもん(泣)この峠は上りも下りも最初の直線が長いので第一コーナーまでに壱号機で120~130キロくらい出ていたんですが、弐号機は高回転まで回しても頭打ちになってダルいだけなので6500rpmでシフトしてても同じくらいのスピードでしたよ…。絶対に壱号機のパワーは出てるはずなのになぁ。とは言っても所詮テンロク。ただでさえ少ないトルクを上の回転で発生させていた。しかしNA8は売りの豊富な中低速トルクでどこからでもグイグイ加速できるので、特に少し回転数が落ちたところからのコーナーからの立ち上がりでメリットを感じます。
ロドスタってノーマルで乗っているとあまり気にならないけど、イジっていくとギア比がネックになってきます。もう少しギア比がクロスしていれば回転数を落とさないので4スロ車の美味しいポイントを外さずいけますが、ノーマルミッションを使っている限り4000rpm付近の中速トルクって大事なんだなと改めて痛感しました。そう考えると過給機も面白そうだなぁ~なんてスケベ心だしてます(笑)
Posted at 2006/11/10 18:24:02 | |
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ロドスタ | 日記