

中国では、日系車の安全性を誤解している、消費者は少なくないのだが、その一方でエンジンの性能については、正当に評価されていると言える。しかし、中国メディアの今日頭条は7日付で、中国国産車と日系車の差は、「エンジンだけにあるのではない」と論じる記事を掲載した。
記事は、「出来の良いエンジン」とは、あるエンジンに比べて、相対的に少ない燃料で同等の性能を発揮し、また同等の燃費で相対的に、優れた性能を発揮するエンジンだと説明、この定義で見た場合、日系車のエンジンは中国国産エンジンより、はるかに優れていると説明した。
続けて、日系車と中国車の差は、エンジンだけではないとし、「日本メーカーの、トランスミッションは非常に優秀である」と称賛、中国車の多くには日本企業の、トランスミッションが採用されていると紹介したうえで、世界全体で見ても日本企業は、トランスミッション市場で大きなシェアを獲得していると説明した。一方で中国メーカーはほとんど、トランスミッションを生産できておらず、中国国産トランスミッションの、製造・開発の道のりは遠いと論じた。
さらに、「サスペンション」においては中国メーカーの実力は、「ほぼゼロ」に近いと指摘したほか、日系車のボディー構造についても、その頑丈さと安全性能の高さは、「中国車を完全に超えている」とし、鋼板の材質レベルも、中国車より優れていると説明した。
また、より良い自動車を製造するには、優れた部品メーカーの存在が欠かせないとし、日本にはデンソー、アイシン精機など、世界的に有名な部品メーカーが存在しており、しかも全世界の自動車部品供給メーカーの、トップ100の3分の1近くは、日本メーカーが占めていると説明。一方で中国には優れた部品メーカーが存在しないばかりか、中国車は一流部品メーカーの製品すら、搭載できていないでいると紹介した。
自動車は、非常に数多くの部品によって、構成される機械であり、自動車に使用される1つ1つの部品の質は、自動車全体の質を左右する。日本車の1つ1つの部品は、日本人のモノづくり精神が発揮された存在であり、だからこそ自動車は、日本の製造業を代表する製品なのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2017-05-17 14:12
Posted at 2018/08/10 06:00:42 | |
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