
実はここ数日、訳あって代車生活をしています。今回の代車はゴルフGLi(06モデル)でした。いやー、例によっていろいろな発見がありました!
確か以前一度、このGLiというモデルには試乗させてもらっていると思うのですが、正直言うとあまりよい印象ではなかったような記憶があります。しかし今回、ほとんど通勤のみとはいえ、それなりの時間をこの車と過ごしてみて、あらためてこの車の良さを実感しました。
この日本での「ゴルフ」という車の「立ち位置」を、本当の意味で明確にあらわしているのがこのGLiというグレードなのではないかと思います。
この日本という国においては、車の「クラス」=「大きさ」というヒエラルキーが存在しているように思います。年齢を重ねて上級クラスの車に移行していくことは、イコール大きな車に乗換えていくことを意味しています。しかし一方のニーズとして、大きさは必要がないが、そうは言ってもある程度上質な車に乗りたいと思った時に、この「ゴルフ」という選択があるのではないでしょうか。だいぶ大きくなってしまったとはいえ、それでも取り回しに困らないコンパクトなサイズと実用性を兼ね備えながら、それでいてある種の上質感も兼ね備えている車というのは、残念ながら国産車ではあまり見当たりません。まあ「輸入車である」というただそれだけで、この車にある種のステイタスが発生することも否定しませんが、もしそれだけであったら、品質にうるさい日本人の心をこれほどまでに捉えなかったような気がします。また、そうは言っても安くない(約280マソ)価格を考えれば、その価格に見合うだけの魅力がなければ、やはりこれほどまでこの日本で受け入れられることにはならなかったでしょう。例えばGTIやR32といったモデルは、「高い運動性能」という記号があり、多少高くても「欲しい人」には「欲しい」車です(笑)。しかしこのGLiを選ばれる方々(というか、こういった方々が本来この「ゴルフ」という車を選んできた方々だと思いますが)にとっては、やはり「実用性」と「上質感」の両立という部分が大きいのではないでしょうか。そんな視点でこのGLiというモデルを眺めてみると、「なるほどなー」とあらためて感じます。
12月21日 62.4kg 19.3% 6 1463kcal 21.6
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G5 | クルマ
Posted at
2006/12/21 22:04:50