もちろんそうは言ってもこの車も、純正状態と比べれば低音も出ていますし、バランスも取れていますからそれなりにきれいでまとまった音ではあるのかもしれません。ただ、率直に言って「おもしろくない音」(あくまで「僕にとっては」ですが)でした。
最初聞かせてもらったときにすぐに「あれっ?」と思ったのは、音にかなり厚いベールがかかっているように聞こえたことです。最初はJポップ(コブクロだったかな?)を聞かせてもらいましたが、何と言うかすごく「平べったい音」で奥行きが感じられません。僕は専門家ではないのでよく分かりませんが、音の定位感が感じられず、音像がすっきりしていないせいかもしれません。ただ、最近のCDは音圧を稼ぐためにかなり派手にコンプをかけて音をつぶしているので、そのせいかとも思い(…とは言ってもヒップホップなどではなく、コブクロだったんですが…?)、なるべく普段聞いている音楽に近いもので比較しようと思って、「ジャズのCDはないですか?」とお願いすると、ライブ版の女性ボーカルもの(ジャズといってもわりと現代的なもの。ノラジョーンズのような感じでした)を聞かせてくれました。これで聞き比べてみてさらに自分の車の音との違いを強く感じました。そうは言っても僕の車もそれほど大掛かりなセッティングをしているわけではないので、ここしばらく何人かの方から聞かせていただいた、アンプを使用した音作りをなさっている車の音と比べるてしまうと、やはり音の奥行きに欠けることがわかりますし、そういう音と比べるとやはり少々平べったい感じもしないではありません。ただ、このデモカーと比べれば明らかに僕の車の方が情報量が多いように感じます。音の定位感がもっとはっきりしているので、プレーヤーの立ち位置が見えますし、スタジオの広さを感じさせる空気感のようなものが感じられます。ボーカルの息遣いやパーカッションを叩いた瞬間の空気の震え、そういったものが、僕の車でなら聞こえるんです。
CS.ARROWS広報担当を自認している僕がこんなことを言っても、「ああ、また言ってるよ!」と思われてしまうのがオチだと思いますが、その一方で当然僕は別に店の人間でも何でもないので、やはり皆さんにはできるだけ正確にお伝えしなければならないと思いながら、これらの文章は書いているつもりです。それに今回は、自分の車の音を客観的に聞いてどうなのか?ということも知りたかったので、この車の音を聞かせてもらったわけで、その意味ではできるだけ自分の車への「えこひいき」(笑)は抜きにして比較したいと思っていました。自分の車の音に足りないところがあるならば、それが今後の課題になると思ったのです。
実は今回のSISで、これは絶対にネタにしようと思ったことがありました(笑)。それはG5のオーディオデモカーの音を聞かせてもらったことです!いろいろなショップがデモカーを展示している中で、今回は二台のG5がデモカーになっていました。一台はかなり気合の入った施工をしたR32で(アウターバッフルを作り、フロントドア前方にスピーカを移設していました)、もう一台は純正レイアウトを生かした、比較的手ごろな(?)施工が行われたGOLFでした。
このあたりの中域の情報量の豊かさに対して、最初ダイゾーさんと聞かせていただいたときは、正直低域が少々もの足りなく、特にある程度ビートのあるものを聞いたときに、もう少しウーファーが鳴ってくれたら…と感じました。このとき僕は素人考えで、純正スピーカーよりも外径の小さいBeymaのスピーカーの限界なのかな…なんて思っていたのですが、低域不足をダイゾーさんが和智さんに伝えると、和智さんはすぐにウーファーのネットワークを調整してくれて、その後和智さんと僕とでもう一度聞かせていただいた時には別ものになっていましたから、このあたりはセッティング次第でどのようにでもなるのでしょう。さすがに施工されてすぐなので、少々音が暴れている印象があるのも否めませんでしたが(これは僕の車でも感じられたことです。時間が経つにつれてよくしたものでなじんできます。スピーカーのエージングなども進むためなんでしょう)、言うまでも無く音量を上げてもドアのビビリなどは皆無で、スピーカーがきっちりと鳴ってくれています。スピーカーの選択うんぬんという話以前に、このお店の施工技術があればこそであることを強く実感します(純正スピーカーでもこのお店でデッドニングするだけでかなり変わりますよ!)。和智さんによると純正ツィーターの向きに限界があるとのことで、確かに言われてみれば純正ツィーターの向き(ネット状になっている向き)はほぼ完全にダッシュボードの方に(つまりサイドから見て正面に!)向いてしまっています。これでは音がリスナーの方に向かずに、リスナーの目の前で左右が交差してしまいます。そう言われてみれば(僕なんぞの耳には「そう言われて」みなければあまり感じない程度ではありますが…笑)高域の向きのせいか、若干音像がぼやける印象も持ちました。和智さんはここは純正位置にこだわらずにいっそ外に出してしまった方が良いかもしれないとおっしゃっていました。このあたりの経験は今後の施工に生きていくのでしょうし、今回のゆうたくさんの施工にしてもこれで終りと言うわけではありません(いかんせん遠いのでそうそうおいでいただくことはできませんが…)。音のセッティングについては和智さんからゆうたくさんにその設定方法などを伝授していましたし、メールや電話なのでやりとりしながら、ある程度音がなじんできたところで調整して決めていくようです。まあゆうたくさんにはこのお店でのオフを毎年恒例の行事としてもらって、また来年も…!(爆)|
風の唄を聴け カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2008/09/28 22:24:30 |
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G-FUNKTION カテゴリ:車関連ショップ 2007/12/13 19:11:50 |
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CAN-AM カテゴリ:車関連ショップ 2007/03/25 11:42:51 |
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