
かなり昔の話なのですが、実はこの車、納車されて一ヶ月もしないうちに、ボンネットに深い傷をつけられました。ボンネットの前の部分(ちょうどグリルのGTIエンブレムの上のあたり)に5cmほどの下地までいってしまっている傷と、その他にも数箇所の引っかき傷が(涙)。
実はその前日は夕方から夜までお台場にいました。朝この傷に気付いた時、真っ先にその駐車場で傷つけられたことを考えました。夜駐車場から出す時には気付かずに乗って帰り、今朝になってようやく気付いたと…。
これまでの車でも、駐車場の隣の車にドアをぶつけられてできた傷などを、後になって発見した経験は何度かあります。しかし故意に車に傷をつけられたことはありませんでした。
もちろん後からドアに「えくぼ」を発見した時も、誰がやったか分からず、とても悔しい思いをしたのですが、今回のような故意につけられた傷による心理的ダメージは、それ以上のものでした。
卑劣な行為に対する激しい怒りはもちろんですが、それ以上になんだかすごくやりきれない気持ちになり、正直自分自身がへこみました。
その後その傷を友人に見てもらったところ、犯人は猫だろうと言われました。黒い車を乗り継いできているその友人によると、黒い車は日中の日を集めて夜になっても暖かいらしく、猫の格好の寝場所になるそうです。おそらくボンネットに乗っていた(あるいは乗ろうとしていた)猫が足を滑らせて、爪を立ててしがみついたがためにつけられた傷であろうとのことでした。確かにそう言われれば、いくら暗い駐車場だとは言ってもこれだけの傷に気づかないというのも変です。うちの自宅の駐車場はもちろん屋外で、このあたりには猫もいます。
我が家に猫がいるせいもあるとは思いますが、それを聞いてかなり救われたのも事実です。傷ついたという結果は同じなのですが、気持ちの部分が全然違います。故意につけられる傷は車だけではなく心にも傷を残すことが少しだけ分かりました。
Posted at 2006/05/09 18:59:51 | |
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