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VW車に対するイメージのひとつに、「頑丈」というものがあります。その実、日本の規格に基づいて行われた衝突実験の結果などは思わしくなかったりするのですが（苦笑）、しかし確かに見た目に頑丈そうな印象を、僕はVW車全般から受けます。あくまで個人的な印象ですが、ひとつはVW車のデザインって、昔からある種の「塊感」を感じさせるもので、それが頑丈そうなイメージにもつながっているのではないかと思います。しかしそれ以上にVW車って、特に日本車などと比べると、板金や塗装が厚く見えませんか？GOLFもそうですが、POLOやLUPOなど、すべてのVW車から僕はこれを感じます。じっさいに厚いのだ！と思いたいのはユーザーとして山々ですが（笑）、コストや車重を考えるとそれほど違うはずも無いだろうし…と思っていたら、その答えが先日紹介したモーターマガジンのこもだきよしさんの記事の中にありました。
それによると、やはりこれはそう見えるように意識され、演出されたものであるようです。そのひとつの例がこのボンネット。このようにサイドを折り返しています。こうすることで横からかすかに見えた時に厚みを感じさせるようになっているのだそうです。また比較的、エッジにシャープな処理を施していないこともそう見せる要因なんだそうです。国産車は逆にエッジをシャープにし、合わせ目の隙間を極力小さくすることで、面への映り込みを美しいものにしようとしているのだそうです。まあこのあたりは好みだとは思いますが、個人的にVW車の「なんだか厚く見える処理」というのは好きですね。