
最後に③(05モデルと06モデルのDSGのプログラムの違いについて)
そう思って運転するせいもあるとは思いますが、やはり僕の05モデルのDSGのプログラムより乗りやすくなっているような気はします。特にDモードで走らせたときにそれを感じます(もっとも普段僕は自分の車をほとんどDモードで運転しないので、それほどきちんと比較できる訳ではないのですが…)。ただこのDSGのプログラムについては、この車を運転した友人が興味深いことを指摘していました。それは「シフトチェンジをしたときに一瞬のタイムラグを感じる」というもので、MT乗りの彼には少々違和感を感じたようです。またそれは僕の車ではあまり感じなかった(彼には僕の車を結構運転してもらっていました)と言っていて、実際この後すぐに僕の車も運転してもらったのですが、やはり僕の車ではあまり感じないと言っていました。
05モデルのDSGのプログラムは、例えば交差点の右折時などで、普通に発信させようと思ってアクセルを踏んでもホイールスピンするというもので(実際僕自身最初に試乗したGTXでこれをやってびっくりした記憶があります。もちろん、急発進させるつもりなどまったくなく、これまで乗ってきたAT車そのままの走りで発進させようとしただけです)、おそらくこの点について不満を持っていた方が少なくなかったためでしょう、06モデルに切り替わる時にこのあたりのプログラムが変更されていました。評論家の方々の言葉を借りるなら「より洗練された」と評されるDSGのプログラムは、05モデル乗りの自分からすれば、パドルシフトやヒルホルダー制御などと同様に、うらやましい06モデルのアドバンテージのひとつだったわけですが、06モデルに乗っていらっしゃるお友達には、「試乗した05モデルの方が良かった」とおっしゃる方も何人かいらっしゃいました。最初は05モデル乗りの僕らへの慰めかな(笑)とも思いましたが、実際に06モデルを運転させてもらうと、確かに乗りやすくなった分せっかくのDSGのかっちりした感じが薄れているような(つまりより「トルコンAT」に近づいたような)印象を受けました。友人の指摘はそれらを裏付けるもので、DSGのシフトのつながりにわずかな遅れ(?)を作ることで急激にクラッチが繋がってホイールスピンする状態を防いでいるのかもしれないと思いました。
10月20日 64.0kg 19.3% 7 1481kcal 22.1
Posted at 2006/10/20 21:21:40 | |
トラックバック(0) |
GTI | クルマ