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更新をすっかりさぼっていました！すみませんです。
さて、この日はお世話になっている、あの店に新年のご挨拶に行って来ました。お店では店長さんがピットの整理をしていらっしゃいました（ピット内に二台車を入れられるようにするためなんだそうです。確かにこの寒い中、外で作業するのは不可能ですよね！）。この日は長いことピットにあったビートも完成して納車されていった後でしたので、めずらしくピット内には車はありませんでした。こうしてみるとけっこうこのピットも広い！まあすでにこちらで紹介されているように、これまでの集大成的なGTIの作業に入っていらっしゃいますので、お店も今頃はすでにフル稼働状態でしょう。ただ、この日は少しのんびりといろいろお話させていただけました。
このお店に行って和智さんとお話をすると、もちろん車に関する有益な情報もたくさん得られるのですが、僕自身にとってはそれ以上に他の部分で得られるものが大きい！新しい年の初めにこのお店に行って和智さんとお話をするのは、たんなる年始の挨拶と言うよりは、「今年一年を前向きに過ごすためのエネルギーをいただきに行った」と言った方が正しいかもしれません（笑）。

この年になると（僕も昨年４０になりました！）、毎日というのが、良くも悪くもある程度「繰り返し」の日々になっていきます。個人的には当たり前の日常の繰り返しというのも、立派な（？）「幸福」のひとつだと思っていますが、しかしその日常に甘えてしまう自分がいたのも事実。昨年始めたダイエット＆筋トレ＆ランニングというのは、僕にとってはそんな自分を見つめ直すひとつのきっかけになったかなと思います。自分自身の人生を主体的に生きるということは、当たり前のようでなかなか出来ないことです（少なくとも僕にとってはそうでした）。でもやっぱり自分自身の価値を決めるのは自分自身なのだろうと思います。この2007年という年は、後で振り返ったときに、自分の中で自分自身の価値を見いだせるような一年にしたいと思っています。（ちょっとえらそうなことを書いてしまいました…汗）

CS.ARROWSも今年を大切な一年ととらえていらっしゃるようです。先ほどもお話ししたように、年始早々からこれまでの集大成になるようなGTI（それはもちろん走りの面もですが、音の面においても！）の施工が控えていますし（というか今日現在すでに始まっています→笑）、HPで告知されているように、新しい企画も和智さんは考えていらっしゃるようです（年末にデータが飛んでしまって、詳細についての発表はもうしばらくかかるようです。当然こちらでも紹介しようと思っていますので、もうしばらくお待ちください）。また今年はイベントのようなものも考えていらっしゃるようです。すごく楽しみです！
そんなわけで和智さん、今年もいろいろお世話になります！

1月5日　62.2kg　19.0％　6　1425kcal　21.5

このグラフは一件目のSAB小平で計測してもらったもの（トルクカーブ）です。前回ノーマルの時に計測してもらったのもこのお店でしたので、その時のデータがお店のＰＣに残っていたため、お店の方が比較できるようにグラフを作ってくださいました。赤い線が今回、緑の線が前回のものです。こちらでも明らかに傾斜がきつくなっています。ただこちらの店ではキックダウンをさせないために、おそらく3000回転を越えたあたりでアクセルオフをしているため、本来であれば最大トルクが発揮される回転数で逆に落ちてしまっています。おそらくそれがこちらの店の方が最大トルクが低かった理由であろうと思われます（ちなみにこちらの店では29.1kgが最大でした。それでも前回の29.7kgとほぼ変わらない数字を出しています！）
出力のカーブも同様に比較できるようにしてくれたのですが、こちらもトルクと同じく、前回よりも傾斜がきつくなっていました。つまりSAB小平でもSAB厚木でも、出力・トルクの最大値は、計測方法の違いからそれぞれ違った数値が出ていたものの、立ち上がりのカーブがきつくなっているという点では、どちらの店の結果も全く同じでした。
もちろん僕は専門家ではないので、今回の結果を見て正確なところどのようなことが僕の車に起きているのか、説明することなど出来ません（涙）。後はみなさんがこの結果から判断してくだされば良いと思います。でも一番わかっていただけるのは、こんな数値よりも実際に乗っていただくことだとは思いますが…（笑）。

お待たせしました！（笑）これが問題の出力・トルク曲線です！少々わかりにくいのですが、青いラインが前回（2005.10.08）のもの、赤いラインが今回（2006.12.30→SAB厚木で計測）のものです。
なんと言っても注目すべきは出力・トルクとも立ち上がりの傾斜がきつくなっていること！一概には言えないとは思いますが、僕の車のようにマフラーとエアフィルターを交換して吸排気の効率を良くすると、高回転までのびて最大出力・最大トルクがアップするかわりに、低回転域では出力・トルクとも少々薄くなる（つまり曲線の傾斜がノーマルよりもゆるくなる）のが一般的です。それがこのように傾斜がきつくなっている（つまり低回点域での出力・トルクとも豊かになっている）ことこそ、電装系チューニングによる効果ではないでしょうか！
特に出力の曲線に注目していただくと、前回のノーマル時での曲線よりも今回の曲線の方がきれいなカーブになっていることがわかります。僕がインプレでお伝えしてきたリニアな加速感というのがこのようにグラフの形で表示できたのではないでしょうか（笑）。また、最大トルクを出している回転数もノーマルよりも低く（前回は4500回転くらいで最大トルクを出していましたが、今回は3200回転くらいのところで最大トルクを出しています！）なっている上に、トルクカーブも傾斜がきつくなっていますから、低回転域でのトルクが豊かになって、出足が良くなっていることも証明しています。

二件目のSABではそもそも計測できませんでした。基本的には一件目と同じタイプの計測器だったのですが、この店の機械（BOSH製）ではエンジンルームの配線からエンジンの回転数を見るようになっていました（ワニ口でその配線を挟んで計測します）。この車の場合その配線が奥まったところにある上に蛇腹のケーブルカバーがしてあるために、それを読みとることが出来ないんだそうです（ちなみにこのSABは東雲です！GTI乗りの方で、シャシダイに乗せたいと思っている方は注意！）。
で三件目（ちなみにここは厚木のSAB）は一件目（ここは小平のSAB）と全く同じ機械だったようで、問題なく計測できました。ただし先ほど申し上げたようにキックダウンの問題に対してはこのお店はこのようなアプローチを取りました。すなわち、アクセルを奥まで（つまり二段目まで）踏み込まずに計測するという方法です。おそらくはこれが思うように馬力が伸びなかった理由かと思われます。そのかわり曲線は非常にきれいに出ましたし、トルクの数値も奥まで踏み込まなくてもこれだけ出ていると言うことです！
しかし僕が今回の結果で一番驚いたのはこんな数値ではありません。はっきり言ってこういった数値はやはり計測した場所、計測した人などによって多少の誤差は生じて来るとも思います。僕が一番みなさんにお伝えしたかったのはこんな数値ではなく、その馬力曲線、トルク曲線のノーマルからの変化でした！

このグラフをご覧ください。
これは一件目のSABで計測してもらった結果です。
馬力曲線、トルク曲線ともいびつになっているのがお分かりいただけると思います。実はこのお店では、アクセルを奥まで踏み込んでおいて、キックダウンをする寸前にアクセルを少し戻す（つまりキックダウンをさせないようにする）ことで計測しています。そのためこのように曲線がいびつなものになってしまうのです。そのかわりこのような方法で計測すると、前回とほぼ同じ程度の馬力が計測できています（212.1PS）。ただその分トルクの数値が…。
この結果に満足できなかった僕は、この後二件のSABをはしごすることになってしまうわけです（笑）。