
ただその一方で僕なんぞはどうしてもCVTに対して偏見があるのも事実。日常使いの実用車ならともかく、少しでも「走り」を謳っている車がCVTを採用しているのにはどうしても抵抗がありました(T社のブ○○○に違和感を感じるのもそのためです。)デュアリスはこの車の性格を考えると、「走りの性能」を売りにするような車ではない(あ、「悪路走破性」などはもちろん考えられていますが)のでしょうが、実用車であっても十分すぎるほどの「走りの性能」を持った、並み居る欧州Cセグメントに対して挑戦状をたたきつけた車であると言っている以上、そういった部分も考えられた上でこのCVTを採用しているはず…。最新のCVTがこのあたりをどこまで感じさせてくれるのか、実はとても楽しみでした…。
うーん、その点を考えてしまうとやっぱり僕にはやっぱりダメでした。もちろん自分の車のDSGと比較するつもりはもとよりありませんし、この車の多くのユーザーは、かつての僕自身がそうであったように「走りの性能」なんていうものをそれほど求めていないこともわかっています。僕自身がもう一度こういう車を選ぶようになる時が来るとしたら、その時はおそらく「車」というものに対して、今の僕が求めているものとは別のものを求めるようになった時でしょうから、極力そういう視点で判断しようと努力もしました。しかしそういった要素を考慮したとしても、この「乗り味」にはやはりちょっと我慢が出来そうにありません。これならば個人的には、たとえシフトショックが多少あっても、あるいはギアの選択でギクシャクすることがあっても、僕ならばATを選びます(もちろんDSGが理想なのは言うまでもありません…)。
とにかくギアの存在というものがまったく希薄で、なんだかデパートの屋上にある子供用の「電気自動車」に乗っているようです(何度も言うように、これはあくまで僕の主観であり、ある意味「偏見」です。お乗りになっている方、本当にごめんなさい!)。なんというかこの「ヌルヌル」した変速の感じというのに、僕は結局どうしてもなじめませんでした。
Posted at 2007/09/08 21:29:36 | |
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