• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

みとなのブログ一覧

2025年07月30日 イイね!

「R32スカイラインGT-Rの開発」

ミニカーのカタログ。
これが幼少の私には自動車百科でした。
それで車名を覚え始めた私にとって、スカイラインとは即ちGT-Rでした。

「走の追求 R32スカイラインGT-Rの開発」
伊藤修令 著
グランプリ出版 2021年

R32スカイライン、そしてGT-Rの開発主管だった伊藤修令氏が自ら著されたということで、とても興味深く読ませていただきました。

初代スカイラインに憧れプリンス自動車(当時は富士精密工業)に入社した氏が、かの櫻井眞一郎氏に出会い、スカイライン、特にサスペンションの設計に携わっていく。
ハコスカ(3代目C10)のサスペンションは著者が設計し、R31まで踏襲されたという。
そのハコスカから、プリンスではなく日産スカイラインとなる。
この吸収合併劇についてはラジオのニュースで知ったと述べている。
合併後もプリンスの設計部はしばらく日産側に移動することなく、ハコスカの試作車が出来上がっていた段階に入った段階になってようやく日産の横槍が入ったらしい。
それが510ブルーバードとの足回り部品の共有化の指示だったという。
しかし、著者は510ブルーバードの足回りの問題点を見抜き、ごく一部の部品の共有のみに押し留めた。
プリンスの、スカイラインの設計者としての誇りと意地を感じる。
しかしエンジンはそうはいかず、直6は日産のL20を採用するとなったエピソードについても書かれている。

その後、スカイラインは4代目ケンメリを頂点に、代を重ねるごとに販売台数を減らしていく。
7代目R31の開発最終段階で、著者は急遽開発主管に任命される。
しかしソフト高級路線のR31は世間に受け入れられず販売は低迷する。
その後はマイナーチェンジに注力し「走りのスカイライン」の復活に向けグループAレースに活路を見出す。
だが、著者はR31の2ドア高性能モデルから「付けられていたGT-Rのバッジを外した」と記している。
歴代スカイラインで最低との評価を受けたR31の開発主管として、スカイラインをだめにした張本人といわれてしまった筆者が、どのようにしてR32を企画開発していったのか。
気になった方はこの本を読んでみてください。

それにしても、114頁のクレイモデルB案(採用されなかった)のテールエンドデザインはR34に似ている…。
Posted at 2025/08/02 14:35:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録 | 日記
2025年07月13日 イイね!

「小型・軽トラック年代記」

「小型・軽トラック年代記」
桂木 洋二 著
グランプリ出版 2020年3月発行

1904年から1960年代までの小型商用車の歴史を年代順、各メーカーごとに解説しています。
先に紹介した「日本のオート三輪車史」より各車種の写真や細かなデータが多く掲載されていて、読み応えはやや落ちますが資料としては素晴らしいものがあります。
これらの本を読むとダイハツやマツダを応援したくなり、日産にはまったく逆の感情が湧くことと思います。

ーーー

ようやくカプチーノをガレージに入庫させられました。
まだまだ整理していかなければなりませんが、そのためには早く涼しくなってもらいたいものです。
Posted at 2025/07/13 09:11:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録 | 日記
2025年06月15日 イイね!

「日本のオート三輪車史」

「日本のオート三輪車史」「日本のオート三輪車史」 GP企画センター 編

過去に読んだグランプリ出版の本の中では一番面白かった。
インターネットだけでは知りえない戦前からの各メーカーの歴史、車種ごとの技術解説、貴重な当時のカタログや写真など、オート三輪のみならず日本の自動車史に興味ある人にとって非常に価値のある一冊。
ダイハツ、マツダ、くろがね(日本内燃機)、みずしま(新三菱重工業)、ヂャイアント(愛知機械工業)、オリエント(三井精機工業)、サンカ―(日新工業)、アキツ(明和自動車工業)という8大メーカーの辿った道を振り返るのだが、私はオリエント、サンカ―やアキツといったブランド名すら存じ上げなかった。

「オート三輪」といえば多くの人はダイハツ・ミゼットを思い浮かべられるかと思うが、この本ではミゼットやマツダ・K360等は「軽三輪」として明確に区別されている。
それは、オート三輪車は1925年に制定された小型自動車の規定とともに成長、大型化してきたものであって、戦後の軽自動車規格に沿って生まれたミゼット等とは生い立ちが異なるからだ。
現在はあまり意識されることがない普通自動車と小型自動車の境界だが、かつては無免許で運転ができた小型自動車は、オート三輪車のためにあるような規定であったようだ。

「オート三輪車は政府の意向や希望にそって開発されたものでも、保護育成されて販売を伸ばしたものでもなかった。ユーザーが必要としたことによって生まれ、育っていったものだった。そのために、政府の自動車産業の保護育成にあたっては、常に蚊帳の外に置かれ、自力で困難を乗り切ることを強いられた。」(28頁より抜粋)

8大メーカーが如何にして困難を乗り越えたのか、もしくは乗り越えられなかったのか。
ご興味のある方は是非読んでいただきたい。

※写真は駄知旧車館に訪れた時に撮影したもの
Posted at 2025/06/16 22:31:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録 | 日記
2025年05月24日 イイね!

「CG NEO CLASSIC」 Vol.1,2

以前、同シリーズのVol.4となるホットハッチ特集をいつもの図書館で借りて読んだのですが、文章があまりにクサいというか、読んでいて恥ずかしくなる。
中高生男子が深夜に書いた風な文章でしたので、このシリーズはしばらく避けていました。

しかし、Vol.1の特集がランチア・デルタ、Vol.2がV8フェラーリということで、私のストライクゾーンど真ん中。
Vol.1のデルタ特集はなかなかよかったのですが、Vol.2を創るタイミングにどうもコロナが大流行した時期が重なったようで、まともに取材できなかったようです。
楽しみにしていた(私が一番好きなクルマである)288GTOの記事は、まぁ写真だけ見ておけばいいかなというお粗末な出来でした。
資料だけ見れば、あんな文章は私でも書けます。

他の記事でもそうなんですが、エンジンかけてスタートするまでに文字数かけすぎ。
小学生の読書感想文じゃあるまいし、もっとプロの視点で書いてほしい。

IT企業ばりにカタカナ語を使ってくるところも気になる。
ブランド信仰がすぎる。
36アルトなんか、あのフェラーリF1のノーズで有名なマニェッティ・マレリの制御システムやぞ!
スズキが単に外注に放り投げたからだけど・・・。

仕事でお客さんと話していると「私はあの〇〇さんとお友達で」とか「私の旦那と息子はみんな医者なの」とか言ってくる人がよくいました。
この本を読んでいると、なんかそういう雰囲気を多分に感じるんですよ。
クルマのメカそのものよりも、人がどうこう言ったという内容が多い。

やっぱり私は、ベストカーとかチューニング雑誌を立ち読みするくらいが調度いいんだと思います。
根が貧乏人でケチだからですかね。

Posted at 2025/05/24 22:35:20 | コメント(1) | 読書録 | 日記
2025年05月11日 イイね!

最近読んだ本

李秦王 著
「ものづくり自動車産業論 ヒュンダイとトヨタ」

学生向けのテキスト。
2016年初版と最新の内容ではないが、特に現代自動車について詳しく書かれているのが興味深い。
2000年代初頭の日本市場からの撤退劇は皆さん興味あるところだと思うが、これには日本の複雑な販売チャンネル構造と、その再編期に当たってしまったことが要因の一つであったというのが面白かった。
日本、特にトヨタについては他にいくらでも詳しいテキストがあるので特筆すべきことはないと思うが、「豊田綱領」と三菱の「三綱領」の違いは面白い。
この本では画期的なものづくりとして書かれている三菱の国産ジェット機が、なぜ日本の空を飛べなかったかのヒントがこの中に隠れている気がする。
また、この時点で既に「驕りの日産自動車」と評されており、いびつな労使関係が原因として取り上げられているのも興味深かった。


沢村 慎太朗 著
「自動車問答」「続 自動車問答」

息抜きにぴったり、久しぶりに笑えた本だった。
ただ、「自動車問答」のお題一発目タイトルは「日本のモノづくり絶望の構図」である。
この重い題目に、べらんめえ調で痛快な切り口。
なお、この本も初版は2016年。
(続 自動車問答は2019年)
Posted at 2025/05/11 14:41:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書録 | 日記

プロフィール

「@スナイパーK
ナット外した状態で、思い切り蹴ってみましたか?それでも外れない時は、角材でタイヤをぶん殴ると外れますよ。」
何シテル?   05/08 22:44
走らせるより、眺めたり弄ったりする方が好きです。 文系脳ですが、エンジン、シャシー、空力、何でも興味あります。 ガソリンエンジン+MTの組合せが残っている間...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/6 >>

 1234 56
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

シート外し、フロア清掃 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2026/06/08 19:42:18
OHLINS 直巻スプリング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2026/05/13 22:14:36
ENDLESS コイルスプリング XCOILS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2026/04/26 16:44:55

愛車一覧

スズキ アルトワークス スズキ アルトワークス
自分の車歴ではH42ミニカ以来となる軽のFFに乗りたくなり、生産終了のタイミングで中古購 ...
スズキ カプチーノ スズキ カプチーノ
18歳の冬に貯金を注ぎ込んで購入。 人生の半分以上を共に過ごしてきました。 たまにしか乗 ...
シトロエン DS3 シトロエン DS3
久しぶりのラテン車です。 今度はちゃんとMT。 アルファ147よりずっと故障は少ないと聞 ...
スバル インプレッサWRX スバル インプレッサWRX
やはり運転はM/Tが楽しい。 学生時代、F1よりもWRCが好きだった私。 当時活躍してい ...

過去のブログ

2026年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation