猛暑が続くので避難してきました。
1000 m上に上がると6 ℃くらい気温が下がるらしいです。ならば
3000 m上がると18 ℃も下がるのです。
ということで、北アルプスの3000 m級に登ることにしました。
目的地は北アルプスの
白馬岳(標高:2932 m)。ここは
天然のクーラーとも言える場所があるのがポイントです。
白馬岳までは長距離運転しないといけないので、疲労軽減のため白馬で前泊することにしました。
翌日の登山に備えてたっぷり栄養補給しようと中華料理の
白馬飯店へ。
麺か米か・・・ 米な気分だったので、五目か海老か迷った結果、
海老かけご飯にしました。
五目だと中華スープと味が似ていそうなので、塩味の海老にして正解!!
翌朝、白馬八方のバスターミナルから登山口の猿倉に向かいます。
ここで登山口を提出すると、内容をじっくりチェックされてありがたい助言をいただけます。ちゃんと登山届を書けるよう計画はしっかりと。
6:35 猿倉
6:50 鑓温泉分岐
まずは林道を歩いていきます。そのうちに白馬岳が姿を現します。
この時点で標高約1300 m台。山頂まで1500 m以上あります~(>_<)
7:40 白馬尻小屋
7:55 白馬尻小屋出発
ここで、天然のクーラーが現れました(^^)
白馬大雪渓 夏でも雪が消えることのない日本最大の雪渓です。
全長3.5 km、標高差600 mを雪上歩行します。雪の上を歩くのでアイゼンを装着します。
8:30 白馬大雪渓出発
とても広い白馬大雪渓も通るルートはたった1本のライン上。サーキットと同じような感じですね。
通るラインが1本になっているのは、雪渓には危険がいっぱいだからです。
落石には絶えず注意を払わないといけないし、雪の薄い部分を通ると雪渓が崩れてしまうかもしれません。なので、危険が少ない部分にべんがらが撒かれていて登山者はその上を通ります。
雪渓場にはこんな石が転がっています。こんなのが落ちてきて当たったらたまりません。
今回は、猿倉からこの白馬大雪渓を登って白馬岳登頂。山頂直下の白馬山荘に泊まって、翌日に白馬大池経由で栂池に下山するコースにしました。
このコースにした理由は、
・雪渓歩きに慣れていないので雪渓の下りは怖ぇぇぇ
・標高差約1700 mの激登りして、1700 mの激下りしたくないので猿倉に下りたくない
(栂池に下りれば約1100mの下りで済む)
・白馬大池方面に行けば景色のいい稜線歩きが楽しめる
雪渓上では風が吹くと雪に冷された冷気により、とても
涼しくて天国のよう(^^)
雪渓左側の杓子尾根からは時々落石の音が聞こえます。カラカラという乾いた音がすると、思わずビクっとします。この落石が雪渓上に来ると音もなく落ちてくるので危険です。
10:05 白馬大雪渓最上部
1度、雪渓上を転がる落石を見ましたけど、無事に白馬大雪渓を登り切りました。
雪渓の次はガレ場を登っていきます。
雪渓ではそれほど足を高く上げなくてもよかったし、雪は締まっていたのでアイゼンの刃をしっかり効かせれば安定していたので疲れませんでした。
でも、ガレ場ではどうしても足を高く上げなければいけないときもあったり、足場が不安定だったりするのでどんどん疲れてきます。
雪渓天国から
ガレ場地獄へ・・・
11:20 避難小屋跡
11:30 避難小屋跡出発
さらに登ると登山道はお花畑に囲まれたメルヘンチックな道になりますけど、ガレ場地獄でボロボロなのでメルヘンな気分ではありません(>_<)
お花畑の向こうに村営頂上宿舎が見えてきていますが、このとき
牛歩状態になっているのでなかなか着きません・・・
12:30 村営頂上宿舎
やっと着いた・・・ お腹が空いたのでカレーをいただきます(^^)
12:55 村営頂上宿舎出発
本日のお宿、
白馬山荘が見えてきました。
定員800人の国内最大の山小屋、天空の要塞のようです。
13:25 白馬山荘
やっとザックを下せる~(^^) 宿泊手続きをしてお部屋に、この日はとても空いていました。いつもより安眠の期待大。
13:55 白馬山荘出発 ザックを部屋に置いて身軽になって山頂アタック
14:10 白馬岳山頂 (標高:2932 m)
標高1230 mの猿倉から1700 m登ってきました。途中、牛歩になってしまったけどがんばったので山頂コーラのご褒美です。
しかし・・・ 白馬岳山頂、けっこう風が強くて寒いくらいだったんです。
なので、いつもよりかはウマくない・・・(>_<)
山頂コーラは最高じゃなかったけど、山頂からの景色はすばらしかったです。
山頂からの景色と下山の様子は
後編でお届けします。
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Posted at
2015/08/14 21:47:28