
山で遊び始めて6年目。
少しずつ登る山をレベルアップしてきた結果、弱小登山部の軟弱クライマーでも
剱岳にトライしてもいいんじゃないか!?と思えるようになりました。
この2年くらいは剱に登ることを念頭に置いて登る山を選んできました。
剱はどのルートから登っても
ヤバいゾーンてんこ盛り(^^;)
古来、立山信仰では剱岳は
「登るべからず」とされ、針山(左上)で表現されています・・・
恐ろしや・・・
事前に予習しておくことも、無事に戻ってくるためには重要です。
以前に録画した番組を繰り返し見てヤバいゾーンの様子を頭に叩き込みます。
休日は渋滞することも多いので、木曜と金曜に休みを取り、2泊3日で計画をたてました。
1日目:室堂から剱岳麓の剣山荘に移動・宿泊
2日目:剱岳に登頂、剱御前小舎に宿泊
3日目:奥大日岳に登頂、室堂に戻り下山
剱岳だけなら1泊2日で戻れなくもありませんが、剱岳・立山エリアに行くには交通費が高いのです。
なので、剱岳にもう一山加えてしまおうという作戦です。
長野側からの玄関口、扇沢に到着。平日だったので無料駐車場に車を停められました(^^)
残念ながら、霧雨が降っています・・・ 大丈夫か!?
立山黒部アルペンルートで室堂に到着直後は立山が見えていましたが、すぐにガスに覆われてしまいました・・・
9:00 室堂ターミナル出発
室堂からテント場のある雷鳥平に下りてから雷鳥坂を登り、雲の中の別山乗越を越えて行かないといけません。
9:40 雷鳥平
雷鳥平から約500 mの登り。最初の試練です。
11:20 別山乗越
約1時間40分で雷鳥坂を登り切りました。天気がよければここで剱岳が見えるのですが真っ白です。
ここから剣山荘までは1時間程度なので慌てて進む必要はありません。剱岳が見えるまで待ってみます。
11:50 別山乗越出発
12:00 剱御前 (標高:2792 m)
1時間弱待ったけど、剱は隠れたまま・・・ あきらめて進みます。
12:50 剱御前出発
13:00 別山乗越
剣山荘へ向かうトラバース道を進んでいると、ガスが消えてきました(^^)
剱が姿を見せて出迎えてくれました。
一服剱、前剱を越えてようやく山頂に着きます。
14:05 剣山荘 平日は小屋も空いていて快適(^^)
翌朝、4時ごろ起きて準備が済んだら出発します。
4:50 剣山荘出発
空に雲はなく快晴、眼下には雲海です。剱登頂にはなかなかのコンディションです。
早速、鎖が登場です。鎖場には番号が書かれたプレートがあり、13番まであります。
1番2番あたりは序の口です。
5:10 一服剱
前剱がドドーンっと立ちはだかります。
あれが山頂だと思いたいですけど、山頂は前剱の奥で見えません(>_<)
これを越えられないようなら山頂にはたどり着けません。
前剱への急登に挑んでいる最中、鹿島槍ヶ岳の左からご来光。
頭上のデカい岩が
前剱大岩。ひたすら急登が続いています。
前剱大岩の脇に3番鎖があります。大岩を越えて左を見ると、
影剱かな!?
6:05 前剱
大変なのはこの先・・・ ヤバいゾーンはまだ出てきていないですから・・・
6:15 前剱出発
出ました(^^;) 最初のヤバいゾーン。。。 5番鎖です。
両サイドが切れ落ちた細い橋を渡り、(無風でよかった・・・)
崖を横切ります。落ちたくない(泣)
手前の岩峰を先行者が進んでいます。7番鎖の
平蔵の頭です。
登山者の反対側にかかっている鎖は下山時に通ります。険しくてすれ違い困難なので一方通行のルートが設定されています。
さらに進むと・・・出ました。
登りNo.1のヤバいゾーン。
カニのたてばいです。
カニのたてばいの下に着きました。先行のグループが縦這っています。
休日は渋滞ポイントですけど、平日の今日は待ち時間なし。行ってまいります!!
ほぼ垂直か!?
下を見ると・・・ 見ないほうがいいかもしれません(^^;)
たてばい中に1回だけズルッと足が滑りました。
両手ともう片方の足は安定していたので事無きを得ました。
カニのたてばいを越えたら、山頂目指してガレ場を進むのみ!!
山頂見えた!!
あぁ、ついに来たんだ。
7:40 剱岳 (標高:2999 m)
弱小登山部の軟弱クライマーでも登れましたよ(^^)
なんとかなるもんです。
下山編に続く
Posted at 2017/09/03 19:36:01 | |
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