結局、買った同人誌の話

　コミケを見るだけだったはずなのに買ってしまった同人誌。

　いや、本当に買う気はなかった。
　しかし、どう見ても書店で売るはずも無い内容の本を見てしまうと、こんなペラペラなものが
例え一冊５００円だ１０００円だと言われても、興味を持って手にしてしまった時点で既に自分の
負けを認めているようなもんじゃないか。

　というわけで、負けを認めて買った同人誌は、

・戦艦の経歴　未完成戦艦モンタナ級

・十五糎五砲　最上、大和と高角砲化

・大和　終末運転公試成績

・惑星Xふたたび　冥王星惑星復活計画

・パラボリック　アンテナ!

とまあ、この5冊なのだが、内容としては戦艦・大和・大和・天体・アンテナと・・・・・
特にパラボリックアンテナ!なんてのは、フルカラーで大よそ同人とは無縁の出来
なのだが、パラボラアンテナの写真集なんて誰が買うんだ、こんなもの?!という
読者の想定無しの大英断だ(爆

また、大和の終末運転成績は「実は大和には28.33ノットまで出した運転成績が
存在する」というもので、その適要表原紙のまんまコピーという、これまた書店には
ならびようもないものであり、手前ミソであるが書きかけの大和対ビスマルクでは
一般的に知られている公試全力運転速度27.46ノットをより上の28.1ノットを
ださせたのだが、実際の大和は俺の計算上の性能よりも更に上であったというわけだ。
　しかも、向かい風でだ。
　これなら、場所と条件が良ければ29ノット近くだせたのかも知れない。

　などという、なかなかエキサイティングな想像をさせる研究誌達である。
　
　冥王星惑星復活計画というのも、準惑星なるおかしな型をはめた経緯や今の
有力科学者達の見解などから、惑星の定義というものは一体なんだったのか?
という実に筆者に共感するべき内容となっている。


　んで、こんな本を買って喜んでいる俺を俺自身が客観的にみて
宇宙戦艦ヤマトを愛すべくして愛しているのも道理だと思わざる終えない。
　なんとも解りやすいキャラクターである(爆