友人の同人誌の話

友人が久しぶりに同人誌を出したという。
一冊いただいた。

バットモービル大百科である。
全ページがフルカラーだ。
内容が濃いのと密度高いのと、編集が全くもってアマチュアくさくないので、商業誌の付録かと思えてならんのだが、間違いなく同人誌である。

随分とバットモービルばかりを集めたんだなあ

もちろん、どのジャンルにもヘビーコレクターというのは存在するものだから、そういう人の中には、この本に載っていないものまで収集している方もいるだろう。

でも、俺に言わせれば、それは「持っている」だけの話で、何かを生み出すわけじゃない。
ましてや、他者へ影響を与えるもんでもない。

持った結果、集めた結果がどうなった？というのがなければ本人の中だけで情報はストップする。
つまり、その情報自体が「死に体」なのだ。

彼は、バットモービルをコレクションする過程で情報を整理し、一つにまとめあげた。

同じ嗜好を持つ者へ対して情報を発信する側の人間になったのである。

しかも読み物として通用するレベルまで昇華させているところが単なるコレクターとは一線を画する。


やはり、やるんだったら何事もここまで行かなきゃしゃあねぇだろな。

じゃないと、そのジャンルに自分の爪痕残せねえしな


さてと、続きでもやるか