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ちびーたのブログ一覧

2015年01月04日 イイね!

俺のラジカセウォーズ 知識ためこみ編 2

俺のラジカセウォーズ 知識ためこみ編 2 S君はソニーのカタログを持ってきて広げた。

 俺は、またまた感心してしまった。
 まず、家電とりわけオーディオ系のカタログというものの存在を意識したことが全くなかった為、そんなものを入手して性能をみて考える等という、その一連の行為自体が自分は今までしたことが無かった行為だった。
 そのカタログも、彼が欲しいといっている機械がバーンと載っていて、難しいし理解出来ない専門用語が、また心躍らせた。

 「このスタジオ1980っていうのが、凄く欲しいんだ」
 そこには、S君が持ってきたラジオを更に重厚にした強烈にでかいスピーカーと銀色に輝くスイッチ群が精密メカニズムの雰囲気を醸し出す大人のマシン「ラジカセ」が載っていた。
 ただし、4万円を超える価格は、俺の想像すら遥かに超える金額だった。
 15円の飛行機を駄菓子屋で買って、飛ばして喜んでいた俺にとっては何をやっても手が届かない想像を絶する金額だったのだ。

 「どのくらい、お年玉で貯めたの?」
 「新聞配達もやったから、合わせて3万円貯まった」

 三万も!!
 一人3000円くれれば多い方なのに、三万も!!
 俺には、そんなに多くの親戚もいないし、一回のお年玉だと一万円超えるのが精一杯だ。
 4年も我慢しなければ買えないラジカセを一回のお年玉で買えるなんて・・・

 なんか色々なことがありすぎて、モヤモヤした気持ちでS君の家を後にした。
 俺は、なんで何も知らないんだ?
 どうして知っていないんだ?
 S君は、どうして俺の知らないずーっと先のことを知っているんだ?
 そして、選んで買おうとしているラジカセって、どうしてあんなにカッコイイんだ?
 
「俺も・・・ラジカセ欲しい・・・!!」

 そう思ったら、足は家への帰路の途中にある、大きな交差点のかどにあるナショナル電器店に向かっていた。

 「はい! いらっしゃい!!」
 威勢のいい声で、おじちゃんが迎えてくれた。
 普通、子供がひとりで来るような店ではないので、たぶん御使いで電池でも買いに来たのだろうと思われたに違いない。
 今と違って、子供がひとりで入っていい雰囲気の店というのは、おもちゃ屋さんだけと相場が決まっている時代だったので、電器屋だけではなくレコード屋や書店に入るのさえ、なかなか勇気が必要だった。

 大きな電器屋で店舗の大部分がガラスで、外からも中の棚に並んだ家電製品が良く見えた。
 もちろん、その中に大小色々なラジカセが並んでいたはずなのだが、気恥ずかしさと興奮で全く目に入らなかった。

「あ・あの!! ラジカセのカタログあったら下さい!!」
顔を真っ赤にして精一杯の声を絞り出してカタログを請求する子供にナショナルのおじちゃんは優しかった。
「はい!! カタログ!! ラジカセが欲しいんだね? よく見て選ぶんだよ」

小さくうなづいて、逃げるように電器屋を後にした。

 家への帰り道、なんだか楽しくなってきた。
 一つ大人になったような気がした。
 早く家に帰ってカタログを見ようと走って帰った。

 
 部屋に入ると、早速カタログを見始めた。
 色々な機種が載っている。
 でも、S君の買おうとしているものとは何だか感じが違った。
 なんというか・・・小さくも思えたし、なんだか機械としての質が違うというか・・・
 それでも、細かい文字で性能らしきことが載っているのをみて「これを比較したりすればいいのか」というのを理解した。
 そして比較するうちに分からない言葉が多すぎて、比較そのものを分かったつもりで比較していた。
 再生周波数特性っていうのは、高い機械ほど数字の差が大きいから、きっとそういうことなんだ。
 出力って大きいほうがきっといいんだ。
 ラジカセについているマイクは、エレクトレットコンデンサーマイクって言うんだ・・・
 ラジオの部分に、AMとFMがあるけれど、MWとSWとFMってあるやつにはAMが無いんだ・・・

 次の日から、ラジカセのカタログ集めが始まった。
 カタログを集めているうちに、店頭に飾ってあるラジカセの実物を見る余裕も出てきた。
 全ては、買ってもらえるかも知れない金額の中で最高のラジカセに出会うためだった。


つづく


・・・・・・・・・・・・・・写真の解説

 これがS君の欲しがっていた、また入手したsony スタジオ1980 初代である。
 価格は43,800円
 当時の他機種を圧倒する16cmのフルレンジと5cmのツイーターを装備する。
 他社が、まだ音質についてはTONEボリュームだけに対して、高音・低音の独立ボリュームを装備し、ラウドネスまで搭載する。
  最近は、コンバクトな音楽再生機が一般的だが、それらと比較してもいまだ、その輝きを失っていない音質は流石である。
 「スタジオ」の愛称は伊達ではなく、ソース・マイク2系統をミキシングボリュームで調整することが出来る。。。できるんだが、それを当時、どこまで生かせた人がいるかw
 入手したスタジオ1980は、元々、調子がそこそこ良かったものを分解して当時のスイッチの触感に調整した。
 その触感が、またソニー独特でガチャガチャ感が一切ない。
 やはり「大人のメカ」だったんだなw
 

 
 
 
 
 
 
 
 
Posted at 2015/01/04 17:59:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 俺のラジカセウォーズ | 日記
2015年01月03日 イイね!

東芝アクタスパラボラが到着(^^♪

 とても状態のいいものが送られてきた。

 更にクリーニングしたら、とんでもなく良くなった(・∀・)

 これら、ラジカセを集めているのは当然ラジカセウォーズの再開のための準備なわけで、買っているものそれぞれに俺の中での過去のストーリーがあるものばかりです。

 実は、初めて買ってもらったラジカセが東芝のものだったのだが(勿論、アクタスパラボラではない)どれにしようか、それこそラジカセのことしか頭になく、毎日家電店に行ったりカタログもらったり、カタログと実機の印象が同じかどうかを確かめたりと、ま~マメにやってましたわw

でも、東芝のってカタログで見る限りは、どうにも触手が伸びないんだよね(;´Д`)

 だってさあ


 だいたいがこんなのだよ?

 
 








 でも、俺が買ったのは、もう少しマシなデザインのやつだけれどw



それがさあ、たいして時間たたないうちにデザインの大改革が起きちゃったらしくて
今回、俺が買ったアクタスパラボラなんて、こうだよ?








なんか、もう地底と宇宙くらい違うんだよなあ(;´∀`)

しかも、この宇宙メカ。
ラジオのトライXシリーズを意識したのは、これだけ。
それでも、こんなの見せられた日にゃ「この艦では、ヤツラには勝てない・・・」な雰囲気になっちゃうのもしょうがないよねえ(;´Д`)

モノラルラジカセで、俺に挫折感を味あわせたメカニックなのであった(・∀・)


Posted at 2015/01/03 19:04:42 | コメント(4) | トラックバック(0) | だらだら日記 | 趣味
2015年01月03日 イイね!

【映画批評】ベイマックス

【映画批評】ベイマックス 昨日、ベイマックスを観てきました。

 はい、ここからはネタバレ含みなので、まだの方はパスして下さい。






















































 毎度ながら手堅く作ってある。
 最近思うのだが、海外のアニメ作品ってのは、つまり新しいおとぎ話を作るってことなのか。
 だとすれば、それはそれで一つのジャンルではあるが、随分とアニメーションというものの表現を限定してしまっているもんだなあとも思う。

 ベイマックス自体は、良い話だとは思うが同人での「ドラえもん最終回」をみてしまった人には「ああ、いい話だねえw」で終わる話で泣くまでには到底至らない。
 日本人的には、「ベイマックスのチップさえあればオールオッケでいいのか?!」という欧米人との感覚の差も感じるかもしれない。

 その感覚差が一番顕著にでているのが主人公の設定である。
 万能すぎるのだ。
 例えば、「ドラえもん最終回」が何故に万人の心に刺さるのかというと、射的以外はてんでダメなノビタがドラえもん起動のために努力し自分の未来を努力でかき分けながら進んだ結果して彼の望むドラえもんのいる未来を勝ち取る話なわけだが、ベイマックスのヒロは最初から天才。
 しかも、科学オタクを自認する大学生連中より遥かに上の能力である。
 そして、大学に入るために革命的ロボットを作る・・・
 いや、これ、ハリー・ポッターと同じ最初からの成功者の論理なんですが。。。
 努力の量と成果が全く釣り合ってない。
 普通は努力の割に成果はたったこれだけ・・・だから、人類は努力も必要だし努力の継続も必要なのだ。
 それをこの作品の中でみせたシーンは、兄のベイマックス開発の経過だけ。
 その映像がベイマックスのお腹に投影された時に彼は泣くのだが、それは兄の努力の結晶と想いを込めた物がベイマッスであるとどこまで理解できての涙であるのかが甚だ疑問である。。。というモヤモヤした疑念を視聴者に抱かせない努力を主人公にもさせて欲しかった。

作品の時間の問題もあり、高度な演出と結果の積み重ねでストーリーは流れていく。
絶対絶命の危機に陥った時、ヒロが取り付けたロケットパンチとベイマックスの判断により助かるのだが、ベイマックス本体は永遠に無限の彼方に置き去りになってしまう。

 そして、前記のチップを元にヒロがベイマックス本体を新たに作り、パンチに握られていたチップを入れて再起動・・・めでたしめでたし・・・って、それは兄が必死で作ったオリジナルベイマックスではないので、果たして兄の意志がどこまで反映されたものなのか・・・

 もし、日本人が作ったらば、ヒロも知らないベイマックスの能力が彼らを救いベイマックスは犠牲になることで、その瞬間、ヒロは天才であることだけでは兄に追いつけないことを自覚するだろうし兄の愛を感じる作品としただろう。


 そして、ベイマックスがどうなったかというより、主人公達がヒーローとしてこの後どうなっていくのか?の方が興味が出てしまうという実は、ヒーローストーリーのプロローグでしかなかったというオチだった。

 
 なので、全体としては良く出来た作品だし日本人には、このおとぎ話の感覚は持ち合わせていないとおもう。
 家族で見るのに良いと思うし、デートで見るにも向いていると思う。


 しかしw
個人的には




 俺はこんなもんじゃ騙されて泣かないぜネズ公!!
 
Posted at 2015/01/03 11:28:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | SFとか~ | 音楽/映画/テレビ
2015年01月03日 イイね!

初詣してきた(・∀・)

初詣してきた(・∀・) 昨日、初詣してきました。
 初詣の最初は←日本語なってねーよ(゚Д゚) 勝運で有名な増上寺です。
 何故かいつもの年と違って空いていて、去年までは一番前にたどりつくまで随分と長い時間をならばされましたが、今年は15秒でいけました(∩´∀`)

 そんで御守り買って・・・

 ここの初詣で毎年思うのは、境内に屋台がでているのですが、それが「モツ煮」「フランクフルト」「ケバブ」といった・・・お前らは殺生肯定なんだw
 まあ、地球の生き物は、殺生が運命付けられているから仕方がないんだが、しかも弱肉強食で勝運だから、整合してます(・∀・)っちゃそーなんだけれど「モツ煮」はやりすぎなんじゃね?(;・∀・)

 まあ、さすがに焼き鳥で御香の煙なんだか焼き鳥の煙なんだかつてことにはならないようにはしているみたいだけれどw



 そんで都内を快走していて思ったが、ド下手+危ない運転のヤツがいっぱいだ!!
こんなのばっかじゃ道路空いていても、危なくってしゃーない。
 
 思ったね。都内は渋滞くらいで丁度いいのかもな(`∀´)



 そして、今日は地元の神社に初詣(゚Д゚)ハァ?

通勤軽と戦艦の車御守り買いにいく。
 前に「御守り、つける派? つけない派?」ってのを聞いたことあるが、俺はつける派なのだ。
 そりゃそーだろ、俺が乗っているのは感覚的には車っちゅーより艦なんだから。
 護衛艦なんて昔からの伝統守って艦内神社まであるんだから、俺は御守りくらいは当然。

 あれ?
ちなみに空自って、そんなような風習ってあるのかな???


地元のは午後にでもいこうかなと。
 なんか休み・・・あっというまに無くなった。
 なんもやってねーや(/_;)
 ラジカセの修理くらいだよ・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
 
 今日、一個くらい進めるかな・・・


 なのに、今日、またもやラジカセが到着してしまう予定なのである..._φ(゚∀゚ )アヒャ
Posted at 2015/01/03 09:43:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | だらだら日記 | 日記
2015年01月01日 イイね!

無理をしない

無理をしない あけましておめでとうございます。

 初詣?

 いや、まだ行ってませんよ?
 だって、強烈に寒いじゃないですか。
 新年の幸福を願うのに風邪ひいた三が日なんて、やってることが逆になっちまうのは避けますよ。

 明日の昼間にいこうかなと。

 さて、今年の毛布は軽くて暖かいのにしてます。
そして、今年の豆腐は、絹ごしでいこうと思っています。
はたまた、今年の財布の中身は、夏からは少し重めを目指します。

 そして、今年の抱負。
 ・戦艦  いけるとこまでいってみる
 ・仕事  今年は準備調査期間
 ・その他 ブログの連載物を完結させる方向でなんとか。
       天体観測とかエアガンとか少しアウトドアなことやってみるかなあ?
       ラジカセは、収集自体は二月くらいでケリつくんでねーかい?
 


 ・ヤマト  2199を復習してセリフ少し覚えるかなw
       
        そうそう、2199といえば、艦長室の書棚に確か「鎮魂戦艦大和」が置いてあり、あれっ!?なんだw沖田さんも読んでんのかw と思ったんだわ。
 この本は、ヤマトの放映当時はアニメのムック本はおろかアニメの情報を何か欲しいとおもうなら幼年誌をこそこそ買うくらいしか方法がなかった時代だった。

 ヤマトをみた俺は、そもそも大和のことをそんなにしらないじゃないかということで、早速に戦艦大和の本を買いにいった。
 そして、自分の小遣いで生まれてはじめて買った大和の本が「鎮魂戦艦大和」つまり、写真の本である。昭和50年の本だ。

 いやあ、この本。2199年までもつかなあw
 てか、アニメの製作スタッフ、よくぞ、大和を知る上で持っていなければならない本と気がついたなw
 ダメなんですよ。大和が好きなら、この本は知らなきゃダメだし避けて通れない本なんですよ。

 何故なら、この本の序に書かれているように、これは戦艦大和を通しての国家没落の叙事詩であり、故に他の本はいざ知らず、この本のみが戦艦大和における戦後文学として数百年後に残る可能性が唯一ある本だからである。
 だからこそ、沖田艦長の書棚に、この本を入れたというのは「よく入れましたねw」と称えるべきことなのだ。。。


 とまあ、今年もヤマトでいくこと決定だな俺はw

  

 
Posted at 2015/01/01 23:43:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戦艦大和 | 趣味

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何シテル?   05/07 09:15
 ふとしたことからラジカセのことを思い出してしまい、気が付けば随分と集まってしまってた。  本来は宇宙物が好きなんだが、ラジカセメカに周囲を囲まれた生活...
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