
11月18日、大月市と小菅村を隔てる峠に、なんとも豪勢なトンネルが貫かれた。
【松姫パイパス】となる【松姫トンネル】である。
そして、新しい道がができたとなれば、そこが林道でなくとも私はイク!
まずはお約束、我がミニのシャワータイムね♪
我がミニがペッカペカになれば、今日のふらふらに向けてテンション上がる私。加えて、お天気も絶好の秋晴れとなれば、もういうことなし!
一路檜原街道を突き進み、甲武トンネルで山梨県へと踏み入っていく。
甲武トンネルを抜けてすぐの曲がり角、なぜかガードレールの向こうに東屋が・・・
それはね、この向こうに富士山が見えるのね~(*^^)v
秋晴れの空の下、上野原の山並みから頭ひとつ抜け出た富士山。やっぱり日本一の山なんだな~(^^♪ ココ、数年前まではガードレールなどなく、クルマが停められるように駐車枠まで書かれていたのにな・・・。
県道33号線をかけ下りれば、これなら舗装路でも十分に癒される木漏れ日の曲がり角♪
もう少しかけ下りれば、棡原の長閑な眺めも美しい。
山を下りれば県道18号線で小菅を目指すが、ココに超極短な旧道がある。
ほら、ちゃんと県道の標識があるでしょ?
極短ながらもせっかくの【険道】、我がミニのフォトは抑えねばね。
軽自動車サイズの道幅しかない【険道】、イイね!
道が改良され、かなり快適な道となった18号線を進むと、あちらこちらにちょいとイイ眺めが出てくる。
目指す松姫峠は、私のふらふらタイムの枠内では、帰ってこれるギリギリの距離。でも、こんな景色が目の前にあるのに、素通りするのは野暮だよね~^_^
それでも、誘うように次から次へと現れるそそられる脇道を振り切って先へと進むのは、ちょいとツライものがある。
そんな我慢のふらふらの中、ついに我がミニが
【50,000km】を走破!
新車で納車されてから2年と3ヵ月半。50,000km走破の瞬間は山梨県道18号線のこんなトコ。
目的地への途上、眺めはイイがまったくの普通の道・・・。これはちょっとしまったかも・・・?せめて今日は素直に林道へ行って【50,000km走破】の記念フォト撮ることを優先するべきだったか・・・( ̄◇ ̄;)
しかし、記念すべきこの日、我がミニの神様はちゃんとふさわしい場を用意してくれていた(^^♪
どう?どう? 秋の木漏れ日の中、岩肌の小山と木々に囲まれ、落ち葉の絨毯にたたずむ我がミニ。ん~、カッコイイぞ(*^^)v
神様が用意してくれたのは、↑の【こんなトコ】からわずか5mほどの所にあった、道の切れ目だったりする(^_^;)
これが、今日唯一のダートとなったのね。
切り番ゲットで気分よく、快調に県道を小菅まで走り抜ける我がミニ。
国道139号線に辿りつけば、早速開通したばかりの【松姫トンネル】の入口。
さてさて、どんなものかな? とちょいと興奮気味に入ってみたが、ゴメン・・・、私が悪かった・・・(ーー;)
およそ3kmのトンネルはずっとこんな感じで、本っ当に面白くない・・・(T_T)
圏央道もトンネルばかりではあったが、新しい道らしいオーラをまとっていた。でも、ココには新たな道のオーラどころか、ただまっすぐと山をくりぬいただけの、鄙びた人知れない山道の雰囲気しか感じられない・・・。あ、R411の花魁淵~一之瀬にできたトンネルもこんな雰囲気だったな・・・。
もっとも、わずか数分?長くて10分弱ほどでトンネルを抜けて、峠を見事にショートカットしてきたのにはちょいと驚きはしたけどね。この時間短縮は、圏央道のときよりも強く実感する。
トンネルができたことにより、国道が脇道のような扱いとはひどいんじゃない? まぁ、バイパスは【国道】で峠を越えないていいように作られたのだから、知らない人にはまっすぐトンネルを抜けて小菅に行ってくれないと困るのだろう。
さぁ、ココまで来たら、今度は国道で峠を越えて小菅へと戻っていく。
ココには、険しい山肌で一気に高度を稼ぐべく、ループトンネルをくぐっていく。
どう見ても、こっちの古い【白草トンネル】のほうがイイ味持っているよね~(^_^;)
トンネルを抜ければ、ホラ、こんな絶景があるんだよ♪
あんなに下に松姫トンネルの入口が見え、山肌には松姫峠を目指す道の線形が十重二十重に見てとれる。
晩秋らしい紅葉の終わりかけた道の姿も、秋晴れの光を浴びて癒しに溢れる。
こんな日に、トンネルをくぐって時間だけ稼いでいくのは勿体ないことこの上ない。
見事に色づいたもみじが綺麗(*^_^*)
来た道を振り返れば、ここも絶景!
あぁ~、トンネルでペッチャンコにつぶれたテンションが、一気に回復してくるのが自分で分かるな~。
引き続き峠を目指せば、今度はシェードの姿。
シェードの上に木々が生えているってことは、もうずいぶんと前からしっかりとその役目を果たしている証拠なのかな?
もう少し高さを稼げば、さすがに紅葉の姿はなくなり、冬枯れした木々とすっきりした姿を見せる道の線形。
気持ちイイ清々しさだね~♪ 奥多摩とはまた違った癒しがココにはある(*^_^*)
路肩に積もった落ち葉と、背後の山肌に走る道と、我がミニとでパチリ♪
誰もいない道、完全に寝っ転がって、クルマの周りをゴロゴロと転げまわりながらフォトを撮るおっさんとなれば、怪しさ抜群!といったところだろうか・・・。
つづら折れを回り込み、枯れ枝の向こうに見える道と山並み。
すでに周りの山々を見下ろせるほどに、道は高き場所を走っている。
そして、この道一番の絶景ポイント\(◎o◎)/!
深い畝を形作る山々と、眼下に見える道の筋。ちょいと霞んでしまったが、ナマで見れば抜けるような雲ひとつない秋晴れの青空・・・。もうしぶんないほどの絶景である。
その昔、松姫もココを自らの足で峠を越えていったのだろうか?
そして辿りついた【松姫峠】
峠の脇にはこんな注意書きの看板の姿。
【県外車転落事故多し】の文字が、この道の険しさを物語る。私と我がミニ、このブログを呼んでくれる方にはこの上ない癒しの【酷道】だと思うけど、一般車にとってはあの実用一点張りのトンネルも意味があるということか・・・。
峠を越えて、小菅側に入ると山の北斜面となり、道は日影の中でちょいと寂しい雰囲気。
でも木漏れ日があれば、ちゃんと癒しの姿を見せてくれる。
私好みの、シルエットの木々の向こうに色づく山肌の姿。
そして、小菅側の新道の姿が見えれば、トンネルくぐって、峠を回ってお山を一周したということ。
ハイドラの軌跡を見れば、見事なまでにトンネルと国道の線形が描かれる。
電波が途切れるとハイドラの軌跡は直線になるけど、【松姫トンネル】はほぼこの通り。見事に峠道をショートカットしている様子がよくわかる。
とにもかくにも、新たなる道を走り、癒しの峠道を越えてきたことには満足。
さぁ、お家に帰ろうか、となるが、どこから帰るか? 県道を戻るのもなんだし、残り時間も少ないし、今回も周遊道路からかな?
奥多摩側の料金所跡には、ロープウエイの廃物件。道の両側に索道を支える鉄塔と、駅への階段がある。
観光道路だけあり、陽ざしを浴びる道は走りやすく、眺めもイイ。
奥多摩湖を眼下にみる、おなじみのポイント♪
夏場とはまったく違う趣きを見せてくれる奥多摩の姿。うん、やっぱりホームコース?となれば落ち着くな~。
さぁ、こんどこそ寄り道しないでお家に帰ろう。
久しぶりの秋晴れのお日様、テンションをつぶしてくれるほどの新しいトンネル、やはり癒しに満ちていた酷道、我がホームの奥多摩、そして50,000km走破の我がミニ・・・。
思い返してみれば、かなりボリュームのあるふらふらでした(*^_^*)