ちょいと来なかった間に、ずいぶんと味わいのある(?)姿になった起点の標識。
出だしはキャンプ村へのアクセスのためか、少々林道の癒しとは程遠いけど、キャンプ村を過ぎてしまえば沢に沿ってなかなかいい感じの道が目の前を伸びていく。
お日様がどっかにいっちゃってるのが残念だけど、舗装とはいえ沢沿いの道ってなんかイイね!
そのまま沢に沿った道を進んでいくと、橋と隧道に出合う。
ちょいとひなびた風合いと、堅牢な石造り(コンクリだけど)に萌え~な私(*^。^*)
【海沢隧道】と銘板もイイ感じで掲げられているね。
そう、トンネルではなく【隧道】。この響きだけで素晴らしいものになってしまうのはなぜなんだろうか。
橋の上から沢の流れを見てみれば、何とも言えぬほどに透き通った水の美しさに感嘆の息が漏れてくる。
見て!iPhoneで撮っただけでもこの透き通った水の美しさ!
隧道に入っていけば、洞内には素掘りの姿がお出迎え♪
この姿を拝むためだけでも、私には【海沢線】に来る価値は十分にある(^^♪
隧道を抜ければ、今度は青看板がお出迎えしてくれる【林道 海沢線】
素朴な田舎道というような感じに癒される。
すっきりと、そしてまっすぐに伸びる木々の間を伸びる道。
丁寧に手入れがなされているのが奥多摩の道。お日様の光があれば、極上の木漏れ日が道を照らしてくれるのである。
ようやく奥多摩にも春の訪れが来た感じのする、芽生えたばかりの木々新緑がちらほらと見える道の姿。
まだ木立越しに先へと伸びる道の線形が、私の琴線に触れてくる。
沢筋との高低差が大きくなり、路肩の駒止めが連なる姿にパチリ♪としてみる。
舗装林道とはいえ、こういう時を経た味わいのある道の癒しが奥多摩の魅力♪
ちょいと沢を見降ろしてみれば、山桜(かな?)の向こう側に流れ落ちる滝筋がイイ感じ。
まさに冬から春へと姿を変えつつある【林道 海沢線】なのである。
切り通しが出てくれば、我がミニを置いて1枚パチリ♪
苔むした駒止めと切り通し、我がミニの向こう側にのぞく海沢のお山。
ん~、実にイイね!と自画自賛(*^^)v
ちょっとした広場のようなつづら折れのトコが【三ツ窯の滝】への入り口。
ココにクルマを置いて、少し歩けば滝も堪能できるのね。
でも、熊さんもしっかりいるようでしね。
奥多摩ビジターセンターの熊情報を見ると、2018年は11月にも海沢で目撃されているらしい。冬眠から目の覚めた頃合いに、冬眠間近の頃合いと、どちらも熊さんのお腹が減っていそうな時だな(・・;)
この道にも、奥多摩名物の山葵が栽培されている。
そりゃ~、↑のフォトのようにあれだけ清らかな水があれば、ココの山葵もイイものができるんだろうな~。
目の前から一度壁の向こうに消えた道が、山肌に沿って視界を横切っていく【海沢線】
ココ、好きなんだよね~♪
ちょいとした隙間からの眺めは、隣のお山がとっても近い道。
我がミニの走る道は、お山の中であんまり見晴しというものがないので、こんな感じでも解放感を感じる私だったりする。
数年前に舗装になってしまった道。
みんカラ始めた頃は、まだダートだったな、ココも・・・。まぁ、路肩がガードレールでないだけマシなのかもしれない。
そして、前回来た時にはココからがダートだったのだけれど・・・
20170903
無粋なガードレール付の、まっさらな舗装が敷かれてしまっていた・・・(ーー;)
あぁ、ついにココまで舗装となってしまって、あとはドコまで舗装が伸びちゃったのかな?
【海沢線】はもともと道幅も十分な道ゆえなのか、舗装となると単なる山道にしか見えなくなってしまうのが悲しいかも。
ホント、面白味も癒しもないな・・・。
ドコまで舗装が続くのかな~と思いながら進んでいくと、なんと【海沢線】の終点まで、きれいに舗装となってしまっていた(;_:)
かつてはちょいとした広場みたいになっていたので、舗装となると林道らしさが微塵もなくなってしまった・・・。
↓のフォトと比べるとどう思うかな?
20170903
フォト右手の盛り土の向こう側には、ほんのちょっと廃道らしき道筋もあるので、舗装も右側までしっかりされているってことは、そのうち新しい道でも延伸されるのかな~。
【林道 海沢線】の奥に延びるのは【林道 大楢線】
以前はこんなに立派な青看板なんてなかったので、私はずっとこの先も【海沢線】だと思っていたのよ。
幸いにも【大楢線】は、まだダートの素朴な癒しの姿で残っている。
きれいに伸びる木々と石垣の間を抜けていく道。あぁ、ほっとする感じ。
目の前を弧を描きながら、壁の向こうに消えていく道の線形が好き♪
いかにも林道らしい姿だな~って思うのね(^^♪
我がミニの先へと伸びる道をパチリ♪
フラットな路面ながらも、やはりそこはダート路。かすかに伝わるガタゴト感が実に心地よく感じる林道の癒し。
虎柄のウマに掲げられた【落石注意】
ウマの向こう側には、落ちてきた石?岩?がまとめられていたりもする。
ん?こんなトコに石垣なんてあったかな?
石垣が苔むしているところをみると、かなり以前からこうのような状態だったはず。見た感じ、落石を積み上げて石垣を作り、土止めにしてるような気がする。
私としたことが、こんな素晴らしい癒しの姿を見逃していたとはね。林道は、いつ来ても新しい発見があったりするので、何回でも通ってしまうのよ(*^。^*)
トコトコと進んでいくと、私のお気に入りスポットにやってきた。
プチ崩落の跡を乗り越えて先へと進む道。
そこで我がミニをパチリ♪
たまには我がミニのお顔からもパチリ♪
ウム、やはりココはいつもイイ感じのフォトが取れるな(*^^)v
まだまだ冬の装いを残す【大楢線】
やはりちょいとしたお山でも、登ってくればそれなりに涼しげな感じ。
登山道?ハイキング道?と出合えば【林道 大楢線】の終点。
でも、この道、実は【都道】だったりするのよ\(◎o◎)/!
数年前に、ぽっきりと根元から折れてしまった大きな倒木。
フォトからは外れてしまっているけど、左手の崖側にはしっかりと倒木の先まで転がっている。
道にしつらえられたベンチから我がミニを眺めながらの一服(^。^)y-.。o○
この一時が至福の瞬間♪
お山を下りて奥多摩湖までくれば、湖畔でお約束のフォトをパチリ♪
ちょいと時間が押しているので、カツカレーはパス。
湖畔をぐるっと回って、奥多摩周遊道路から家路につく。
ココはちょうど桜が満開で、久しぶりの奥多摩ふらふらをねぎらってくれているかのよう。
途中の月夜見駐車場から奥多摩湖を見下ろせば、そこは我がミニの定点観測所。
よくあるステレオタイプなフォトだけど、だからこそ奥多摩を象徴するような感じがして好きなんだな~。
午後からの奥多摩行きだったので、わずかに1本だったふらふら。
しかも癒しの【林道 海沢線】が、あのような全線舗装となった悲劇を目の当たりにして、ちょいと物足りない感じ。だけど【林道 大楢線】がダートを残してくれて、お気に入りのポイントも無事だったことが、今回のふらふらを癒しのあるものにしてくれたかな。
これがもしかしたら平成最後の道かもしれないけど、令和となった奥多摩はどんな姿で出迎えてくれるのだろうか。