~燃料フィルター交換~2021年DIYメンテナンス納め。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2021年のメンテナンス納めということで、デリカの燃料フィルターの交換をいたしました。
燃料フィルターって、燃料タンクからエンジンに送られてくる燃料から、不純物などを取り除き、キレイにしてエンジンへ送る部分です。
デリカのクリーンディーゼルエンジンは、コモンレール式という燃料噴射というか燃料圧送方式となっていますが、コレが意外とデリケートなんです。
で、燃料フィルターもメーカーの推奨では3万キロごとの交換となっておりますが、オイラのデリカはすでに7.5万キロ超。
一度も交換してませんでした。
というのも、燃料フィルターの交換って、部品代だけなら3英世くらいなんですが、ディーラーで交換をすると工賃込みで2~3諭吉ぐらいになるという話も聞こえて来ており、今まで放っておいてしまったのでした。
でも、長く乗るつもりのデリカですし、今年の夏頃から、山道の上り坂で低速ギアで引っ張るときに時々息つきをするようあ感じがありまして、ここへ来て思い切ってDIYで交換する決意をしたのでした。
少し風があり寒いですが、気温もかろうじて+であり、雪もまだ降ってこなそうなので、早速作業に。
ですが、作業の前に用事があり約50kmほど走って来たのでエンジンは熱くなってます。
でも、エンジンルーム内が暖かいので、プラスチック部品が硬くなってないので、割れる心配は低くなってます。
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一番最初の作業はここのクリップを抜くこと。
デリカD:5の燃料フィルターはエンジンルームの一番奥にあるので、エアクリーナーボックスを一式外す必要があるので、一番手前から順に外していきます。
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エアクリーナーボックスへのダクトが外れました。
これからエアクリーナーボックスの取り外しにかかります。
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奥に見えるホースバンドを緩めないとですが、狭い場所にあるので、ドライバーでも回しづらい。
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そこで、このインパクトドライバー用のフレキシブルシャフトが役に立ちます。
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ベルトを緩めて、エアフローセンサーのコネクターを・・・抜けない。
で、-ドライバーでこじってコネクターを抜いたのですが、手を滑らせて、ドライバーをエンジンルーム内に落としてしまいました。
んで、今度は、インテークパイプからボックスのフタが抜けません。
スペースが狭いので、少しだけ回したり揺らしたりながら全部外すのに約20分を費やし、アンダーカバーを外してドライバーを救出するのに約10分を費やしてしまいました。
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で、ようやく燃料フィルターアッシーとご対面。
○の部分が燃料フィルターアッシーです。右側に見えるナット2個と、インテークパイプの奥に1個の3カ所で固定されてます。
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アップにしてみた。
アッシーにはコネクターが2個つながっていて、そこへのケーブルを固定するクリップが1個付いていて、それらを外すのにも一苦労。
なんせ、エンジンルームの一番奥なので、手を伸ばしきっての作業だし、そういう姿勢ので、エンジンルームを覗きながらの作業はできない。なので、目でみた光景で位置や向きなどを覚えて、あとは手探りでの作業となります。
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で、なんとか燃料フィルターアッシーが出てきました。
ここで、色つきのタイラップで、燃料ホースと差し込みが判らなくならないように色分けをしておきました。
で、ウォーターポンププライヤーで摘みながらホースを抜いて、ようやく燃料フィルターアッシーの摘出完了。
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コレが燃料フィルターアッシーです。
軽油が漏れて来ます。
軽油は、燃料だけどガソリンよりも、灯油に近いので、灯油みたいな臭いとヌルヌル感があり、なおかつアスファルトと溶かす性質も持ち合わせてるので、結構やっかいです。
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燃料フィルターの下に付いるフロートセンサーをウォーターポンププライヤーで回して外しますと・・・
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中からドバッと軽油が出てきます。
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次に燃料フィルター自体をアッシーから外すため、ラバーベルトレンチを使ってフィルター自体を回します。
で、これが以外とすんなり外れてくれたのですが、外れた瞬間、フィルター内に空気が入ったため、残ってた軽油がドバッと駐車場のアスファルト上にぶちかまれてしまいました。
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なんか黒ずんだ軽油です。やっぱり汚れていたようです。
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ここで、新品フィルターの登場。
純正品ではありませんが、G-PARTSのLF-43Kです。
純正互換品で、ランクルやデリカ、パジェロなど、幅広いディーゼルエンジンに対応しています。
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新旧揃い踏み。
純正品よりLF-43Kの方が少し長いですね。
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純正フィルターの中身です。もともとこういう色なのか汚れているのか判りませんが、オイラのデリカの走行距離が7.5万キロちょっと。平均燃費が10km/lとして、単純計算でこのフィルターを7500リットルの軽油が通ったことになりますね。
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こっちが新品のフィルター内。
色だけでの判断はできませんが、次回の交換の時にどうに変化しているかの判定用証拠写真です。
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で、パッキン類にエンジンオイルなどを塗り塗りしながら、バラしたときと逆手順で組み付けて、アッシーができあがり。
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コレをまた、手探り作業で車体に組み付けますが・・・・
ここでトラブル発生。
ナットを1個。エンジンルーム内に落としてしまいました。
アンダーカバーを外すのも面倒だし、別のM8ナットで代用しちゃおうかな・・・なんて思いつつ。車体の下から、棒でアンダーカバーを叩いてみたら、泥の塊などと一緒にナットが落ちてきた。
ラッキーです。
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で、抜くとき抜けづらかったくせに、差し込む時も中々差し込めなかったエアクリーナーボックスのフタとボックスを着けて、吸気ダクトを着ければ、交換作業自体は完了です。
しかし、ここからが問題。
イグニッションを入れて燃料ポンプが作動した際に燃料漏れなどが起きたら、また全部バラして組み付け直しとなります。
また、もしエンジンがかからなかったら、あるいはエンジンがかかってもメーターパネルエラー表示がでたら・・・
どきどきしながらエンジン始動です。
当然、新品の燃料フィルター内は空っぽなのですぐにエンジンはかかりません。
昔のディーゼルエンジンは、燃料フィルターのところに手動ポンプがついてて、フィルター交換やガス欠にしたときは、手でポンプをシュコシュコと押して、燃料を行き渡らせないとエンジンがかからなかったのですが、コモンレール式はクランキング(セルモーターを回す)だけでいいようです。
で、約10秒のクランキング・・・・
クランキングでエンジンがすぐにかからないと、徐々に車体全体がガタガタと震えだすので少しドキドキしますが・・・
で、長いクランキングは、セルモーターにもバッテリーにも負担がかかるため、1回で約10秒ぐらいまでにします。
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んで、10秒クランキング×3セットほどで4N41型2267ccコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンが始動しました。
しばらくアイドリングさせましたが、心配した燃料漏れも無いようだし、メーターパネルのエラー表示も出ないので、40キロほど試運転して作業のすべてを完了としました。
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取り付け終わって工具を片付けてるときから、空から大粒の白い天使が舞い降りてきてしまいましたので、洗車ができませんでした。
なので、必然的に、来る2022年のメンテナンス初めは洗車からとなりました。
最後に雪が降る中ですが、一夜飾りにならないようにお正月飾りもつけました。
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