
タッチスクリーンのトラブルで大規模なリコールとなったテスラがリコールは認めたものの「タッチスクリーンの寿命は5、6年」と主張しているらしいですね?
どんなものにも寿命があるのは確かですが…その責任がユーザーにあるのかメーカーにあるのかという判断はいつもながら難しいと思います。
クルマの寿命って一昔前までは10万キロと言われていた時代がありましたが、今時のクルマは性能が上がり20万キロ程度は楽に走るイメージがあります。
そして距離だけではなく年数にしても耐用年数(廃車になる迄の)が延びてきている事実もあります。
ただしこれとてちゃんとしたメンテナンス(オイル交換やタイヤ交換などの消耗品に限らずタイミングベルトなどの定期的な交換)があってのことで…この辺はユーザーに委ねられていると言わざるを得ません。
メーカーはどこまで面倒をみなくてはいけないのだろうか?
例えば家電製品には耐用年数が記載されており、整備部品の保持期間すら明記されているけど…実はそれを越えても「自主回収(自然発火により火災の可能性)」などが発生しているのは事実です。←これとてユーザーの使いたかが問題の場合も少なくない?
今回のテスラの場合、安全面(運転支援システム)に問題(すべての機能が一つに集約されているがゆえですけどね?)があるためリコールになった訳ですが…普通ならメーカー補償修理(これは年数の問題)や自己負担修理で終わるところなのかと思うのですよね。
だとすれば…例えば今回もタッチスクリーンを「定期交換部品」として指定していればメーカー側が負担しなくても良かったのかもしれませんね。
クルマが内燃機関から電動化していくのに伴い部品は激減するしメンテナンスフリー化(一般ユーザーにとってはありがたい)がより進むのは間違いない事実ですけど…ユーザーはますます無頓着になるのかなぁと自分的には不安に思うのです。
自分はクルマを性能ではなくデザインで選ぶし、ドライブを楽しむよりも整備やメンテナンスが好きな「変態」なので…クルマの電動化やユーザーの管理が悪いことでメーカー側が補償しなければならないという問題は嫌悪感を抱きます。
今回のテスラのリコールはけしてユーザーの取扱い不良が原因ではないし、メーカー側も認めてリコール対応している訳で問題はないのですが…工業製品に対するメーカーの責任について改めて色々と考えさせられるニュースでした。
そうそう、テスラと言えば…ビットコインを大量買いしたらしいですね。
巨大企業の動きはちょっとしたことでも大きな変動をもたらします。
面白いようで恐ろしくも感じる出来事?
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2021/02/09 12:45:19