
札幌の西区で立て続けに発生した走行中の脱輪事故は何の偶然かまたしてもジムニー。
特に平和で発生した事故は離脱したタイヤによって被害者が発生し運転手が逮捕されて全国ニュースにまで発展しました。
報道は…違法改造車であることを厳しく追及しているように受け取れるが、単なる整備不良(ホイールナットの締め忘れ)が原因ではないかと思います。
けして違法改造を擁護するつもりはないが、今回の事故の直接的な因果関連は低いのではないかと考えています。
更に言えば、「車検に通っている」という表現は意味がわからないわけで…車検直後にヘッドライトが切れたり、エンジンがかからなくなることは普通に考えられるということを知らない奴らに語って欲しくはない。
タイヤのはみ出しは危険であるし、軽自動車規格をはみ出したサイズはある意味で脱税ですから…警察が取り締まらなくてはなりません。
そして今回の事故の逮捕者は「運転手」でした。車両の持ち主ではなく整備を担当していた者が点検中に発生した事故らしく、あくまでも「運転する者の責任」が重いことを物語っていますね。
スタッドレスタイヤに交換が必要な地域ではこの手の事故はこの時季に集中していることから、ナットの締め忘れ(または締めすぎによるボルト破断?)が主原因だと思われます。
これらの事故を受けて一般人はますますオーバートルクで締めすぎになること(一般的に十字レンチだとほぼ締めすぎが多いです!)が不安になりますね?
実は走行中の脱輪事故は経験があり、他人事ではないのですが…タイヤ交換後に異音発生し何度も停車して確認したのにも関わらずナットの緩みを発見できませんでした。
それ以来、クルマ2周の締め付け確認を怠りませんし数日後の増し締めも…。
そして…気になることがもうひとつ。出張タイヤ交換を請け負ったスズキパレットのホイールナット締め付けトルクが85Nmという非常に弱いことだ。
ほとんどの車種で100Nm程度のトルクを指定しているなかでスズキの軽自動車はかなりシビアなトルク指定をしているなと感じました。
大丈夫なのかな…依頼者には増し締めの実施を促しています!

一方で札幌東区では整備中に車両の下敷きになり死亡した事故も発生しました。
報道映像を見る限りではミニバン(マツダMPV)の両側後輪がガレージジャッキで持ち上げられて両側のタイヤが外されていた模様ですが、作業状況からして単純にタイヤ交換ではなくどうやらサスペンション関係の整備だったのではないかと思いますが…我々素人が見ても「あれはしないよね?」という状態です。
実際にジャッキアップしたクルマの下に潜る作業はかなり慎重になるべきですよね?ジャッキマウント掛けても「地震がきても大丈夫です!」位に安定している状態を確認し、なおかつタイヤを横置きにしてサイドシルに掛かる位置に設置するなどの安全対策が欲しい。
タイヤ交換では二輪同時に外すなんてあり得ない。
ということで、今回は…ここ最近、頻発するタイヤ交換にまつわる事故についての紹介と素人なりの見解をブログにしてみましたが、みなさんはどんな考えをお持ちでしょうか?
タイヤ交換くらいは自分でやっておきたいけど…ニュースをみたら怖くなった!という人もいるのではと思います。
迷うなら業者任せですね…札幌市内の方なら是非とも「出張型整備工場garage223」をご利用ください!(笑)←営業広告です?
※追伸:本日も南区石山で脱輪事故…事故後の現場、警察が交通整理しているところを通りすぎました。まさかこんな事故とは思っていませんでした!怖いですね…
Posted at 2023/11/29 16:40:51 | |
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