<これは1年前に私が書いていたブログです、色々と思う所あり下書きにしていたのですが、昨今の自転車悪玉論、特にママチャリ悪玉論に対する反論と、私なりの日本に置ける理想の自転車環境を構築する一要因になり得る物だという想いから、今回公開します。勿論ママチャリなんて興味ないって人は無視して構いませんし、私個人の考えに過ぎません(^_^;)。が、しかし、年間数十万人の人達がこの未来のママチャリの可能性を感じ、購入していると言う事実は大きいことだと思います。自転車専用道や自転車レーン等、闇雲にインフラ整備に走るのではなく、今ある資源や技術や設備をトコトン活かす方向で活用できる方法論を考える方が、社会的な軋轢も低く、実現性も高い上に社会経済的にも良い方向に向くと私は考えています。>
私は電動アシスト自転車の信者です。
ええ、大好きです。
世界最高の自転車は日本のママチャリ型電動アシスト自転車だと思ってます。
ええ、
ママチャリ大好きですよ、私は。
日本発祥独自のママチャリ型電動アシスト自転車には
誇らしさすら感じます。
ところが、
電動アシスト自転車は「自転車趣味」の人や
「エコ自転車運動」等の
「自転車の活用」を
メディアで声高に
推進している人には滅茶苦茶評判が悪く、
やれ重いだの
やれ値段が高いだの
やれ電池が切れればダメダメだの
・・・と、
さんざんネガティブ・キャンペーンされてきました。
年間50万台も売れている商品に対して、
何故か後ろ向きな事ばかりしか言われていなかったのです。
私は何時も、
悔しい思いをしていたし、自転車を利用している
「物言わぬ大多数」の電動アシスト自転車最高!と思っていた人達も、余り
良い評価をされないことに対して
忸怩たる思いが有ったと思います。
そうゆう人間にとって、
今回のテレビ東京の放送は本当に痛快でした!!!
いやぁ素晴らしかった!
もうべた褒めです!
その番組とは
未来世紀ジパング~沸騰現場の経済学~
と言う番組です。
その中でザ・買い時と言うコーナーの僅か
15分ばかりの紹介でしたが、
電動アシスト自転車に対する偏見を払拭する、実に的確に正確な報道がなされていました。
私は放送を見ながら本当に拍手してました!!!
( >Д<ノノ☆パチパチパチパチ
*注意*--此処から先は電動アシスト自転車マンセーの記述になります。--*注意*
以前から
私も言いたかった
電動アシスト自転車はこんなにも素晴らしい!
!!(>_<)!!
どう素晴らしいのか!?
1)今の電動アシスト自転車は軽い!
モデル兼司会の
SHELLYさん(女性)が実際に現在の
電動アシスト自転車をバッテリー装着の状態で持ち上げてみせるシーンがありました!
実に軽々と、あたかも
普通の自転車のように持ち上げてみせたのです!
これは本当で、電動アシスト自転車が出来てから20年近く、私が購入するようになってから15年近く経ちますが、
現在の電動アシスト自転車は本当に軽いんです。
実際に、人が扱う場合の
重量感覚は一般のママチャリと見分けがつきません。
その事自体は、
私も自身のブログで言及しています。
テレビ東京さんは、
この事実を実際に女性に持ち上げさせるという映像で証明しました。
実に素晴らしいことだと思います!
2)坂道に強い
当たり前じゃんって言われそうですが、
今回のテレビ東京さんの実験場所が素晴らしかった!!!
彼女のカレラ13巻でも搭乗する
都内屈指の急坂で
電動アシスト自転車と普通のママチャリとの比較実験を行ったんです!
漫画を持ってる人なら知ってるでしょうけど、この坂、
マニュアル自動車だと本当に途中で止まったら坂道発進が不安になるような急坂で、東京都内にこんな坂があるのか・・・と言う程の坂だそうなんですが・・・この坂を
普段着の女性が電動アシスト自転車でラクラクと登り、
「凄い!全然平気でした!」
と感想を述べてましたが、
方や普通のママチャリで挑んだ健康そうな若い男性は坂の
途中でリタイア・・・
どんな地形でも楽に移動出来る事を映像で証明しました!
電動アシスト自転車は
田舎から都市部まで、正に日本の道路状況にうってつけなんです!
3)電動アシスト自転車でダイエット!
電動アシスト自転車だと健康増進や
運動不足解消にならないのではないか?と言う偏見を持ってる人が
とても多いのです。
更に、
声の大きな自転車促進運動家の脳筋連中が
「あれじゃ運動にならない」とか
「ギア付きスポーツサイクルの方が有酸素運動に適している」とか、
散々こき下ろして来ました(^_^;)。
実はこれも私は常々思う所がありまして、電動アシスト自転車は
乗れば解りますが
踏力の変動がとても少なくて、乗れば乗るほど
「一定負荷の適度な運動」になるんじゃないかと感じていました。
今回、テレ東のこの番組では
国立スポーツ科学センターのスポーツドクター、
中村格子先生という人が私が常に
思っていた事を断言してくれました!
電動アシスト自転車にはダイエット効果有り。
やはり私が
思っていた通り!乗れば乗るほど運動効果も上がるという
事例を紹介してくれたのには
本当に大拍手でした!!
ギア付きスポーツサイクルでも同じじゃないか!?って思う人もいるかも知れないけど
それは違うんです。
何しろ、
電動アシスト自転車は人間がギアチェンジして
運動負荷を一定に保とうとする行動を、自転車側がコンピューターで感知して、自動的に踏力を一定にしてくれるんですから!!!
知らず知らずのうちに、自転車のマニアじゃない何の運動知識もない
普通の人でも効果的な有酸素運動が出来るんですよね。
しかも、
殆どの人はアスリートになりたいわけじゃないんです。
要するに
適度な運動をして健康を保持したいという欲求があるだけなので、
美脚効果がある程度の運動で十分なんですよ。
足がムキムキになんてなりたくないわけです(^_^;)。
これを
自動でやってくれるんですよ!
なんと素晴らしい!!(笑)。
4)高品質でメイドインジャパンの安心感。
電動アシスト自転車は管理された高品質だという事を言ってくれました!
法律で仕様が決まっているので、海外メーカーが参入できない・・・
って言う事は
裏を返すとどういう事か?
道路交通法できちんと管理されている交通手段だということですよ!
時々、電動アシスト自転車の事を
「あっという間に加速して暴走する激速の無法者!」
と、思い込んでる人がいますが、
それは違います!!
道路交通法で最高速度やアシスト比が決められているので、
暴走したり最高速で継続的に突っ走ったりは出来ない構造になっているんです。
大体10km/h前後で巡航して快適な走行が出来るようになってます。
最高速度は24Kmですが、その時点では
アシストが殆ど掛かりません、ですから
最高速度を出す場合は純粋に人間の足の力だけ=人間がわざとやらないと出ないと言う仕組みになってます。
普通の人はハァハァ言いながら常に全力疾走なんてしませんよね?(^_^;)。
要するに
構造的に上手にスピードが日本の道路事情に合わせて調整されている安全安心な自転車なのです。
それは
メーカー側も徹底していて、以前
マウンテンバイクタイプの電動アシスト自転車が出た時に、多段ギアが付いていることを良いことに、その
ギアを交換してしまうという改造が横行しました。
ギア比を変更すれば、販売状態で幾ら24kmまでしか出ないような設計になっていても、
幾らでも最高速度を上げることが出来てしまいます。
ところが、自転車部品を
製造しているシマノが、この自転車に合う汎用のギアを
改造防止のために販売停止にしてしまったんですね(笑)。
お陰で、ギアセットが某オークションで高騰し、高値で取引されるという騒動まで起きましたが・・・
その位厳しく管理されているって事なんです。
また、
メイドインジャパンの製品なので、非常に部品の品質が高く、
故障や破損等に対して非常に強いです。
見た目では解らないのですが、自転車屋さんに言わせると、
一般的な自転車と比べて
「チェーン等も2ランクくらい上の部品を使っている」
そうで、その他の細かい部品に関しても、
アルミやステンレスなどがふんだんに使われていて錆びに強く、強度の高い部品を使っています。
この
理由は
値段に見合った高機能高性能が求められていると言う部分もありますが、やはり幾ら軽くなったとは言え、
物理的にバッテリー等を積んでいる上にアシストという負荷を機械全体としてかけるので、頑丈にできていると言う事ができます。
そして、
日本製なので、その
真面目な頑丈さは過剰品質と思えるほど徹底しているんです(^_^;)。
私の
現在も愛用している
ホンダの電動アシスト自転車などは、
購入当初から「ノーパンクタイヤ」と言う特殊なタイヤを使い、ハンドルなども
サビに強いアルミパーツを使い、タイヤ
バルブも乗用車の物でした。
更に
バックミラーも標準装備しているし、重い車体(12年近く前の頃は本当に重かった)を立たせるために、
テコの原理を使ったスタンドが標準で付いていたほどです。
ともかく
全部が高品質で実に快適な自転車でした。
5)20年経っても変わらない価値
ヤマハが
世界初の電動アシスト自転車を発売した頃、
15万円だったそうですが、10年以上前の
ラクーンでも充電器込で10万円、
現在でも我が家のViViくんなどは
10万円しました。
これを
高いと思ってしまうのは有る意味当たり前の反応なんですが・・・・
逆に20年経っても変わらない価値を持ち続け、
売れ続けているという事も言えるのです。
しかも
普通の商品は段々飽和して販売数は右肩下がりになるのが常識ですが、
日本の電動アシスト自転車の場合は値段が変わらないのに販売数は右肩上がり(^_^;)。
勿論、
震災以前から右肩上がりです!!<ここ重要
遂にオートバイ全体の販売数でも逆転し、更に
海外進出まで果たして伸び続けてます。
<ちなみに、2012年の販売実績は2011年より24%もアップ!>
これは既に
生活必需品として受け入れられて、更に我が家のように
「リピーター」まで獲得しているという証明です(^_^;)。
<私もリピーターの一人です(^_^;)>
6)とっても安全。
前述の
品質管理による速度制限の部分と重なる話でも有るのですが・・・
自転車が一番不安定な瞬間は何時か?
それは発進時です。
自転車は車輪が回転するジャイロ効果によって安定走行する二輪車ですが、
発進時はジャイロ効果も殆ど期待できず、運転者の
バランス感覚だけで最初の1~2mを進まざる終えません。
小学校低学年の自転車初心者の頃の我が娘などを見ていると、
自転車の転倒が一番多いのは何と言っても発進時ですし、最も
蛇行して危険な状態になるのも発進して数メートルの間です。
この
フラつきによる事故というのも統計的に非常に高い確率で発生し、お年寄りなど、
運動能力の低い人達が犠牲になっています。
この瞬間は
自転車にとっても魔の瞬間といえます。
ところが、
電動アシスト自転車はこの「魔の瞬間」を限りなくゼロにすることができます(^_^;)。
発進時に一番アシストが効くんですから当然なんですよね、直ぐに
安定した速度域に達してジャイロ効果でスムーズな運転が出来る状態に持ち込めるんです。
ところが、直ぐに
安定速度になるといっても、10km前後の事でしかなく、実は
ママチャリ構造の自転車は非常に速度が出し辛い自転車なのです。
速度が上がれば上がるほど
危険度が4倍増になりますから、
速度面から言っても、構造的にとても安全であると断言できます。
時々、
「自転車道や自転車レーンを作って自転車の平均速度を上げ、効率的に自転車を運用しよう!エコだし!」とか言うお馬鹿がいますが(笑)、
ママチャリが9割以上を占めている日本では
自転車の高速化なんて誰にも!ぜんっぜん求められて居ないんですよ
( ゚д゚)、ペッ(笑)。
おっと脱線(笑)、更に
電動アシスト自転車の高安全性は続きます。
発進加速が楽と言うことはどうゆうことか?
それは
再加速が苦にならないって事です。
再加速が苦にならないとどうなるか?
積極的に一時停止するようになるんですね。
自歩道での徐行運転・一時停止も徹底して行うことができますし、
体力と心の余裕がありますので、
弱者にやさしい運転が自然に出来るようになります。
当然、
再加速が苦にならないので、
信号無視とかも激減します、常識で考えて、
面倒くささや体力的な辛さが無いので無理したり綱渡りしたりする必要がないのです。
また、
無灯火が皆無になります(^_^;)。
当然です、
バッテリーからライトの電源を取るんですから、ダイナモを回してヒイヒイ言う必要もなく、
スイッチ一つでより安全になるのに無灯火なんて阿呆らしくて出来ません(笑)、
夜中に車のライトを消して走る人が居ないのと同じ理屈です。
12年前の
ホンダラクーンですらバッテリーライトでしたが、ハロゲンライトだったので電池の消耗が心配って言う面はありました。
しかし、
現在はライトもLED化して、省エネが進んでいます。
その上、
何倍も明るい!
体の負荷が一定化するというだけで、物凄く安全になるのです。
7)増える利用頻度、使える本当のエコ。
先ほど、番組内で
ダイエットにも効果的みたいな話をしていた事を紹介しましたが、一般的にこう言った道具って言うのは
ダイエットとか運動効果とかは色々と但し書きが付くのが普通です(^_^;)。
しかし、
電動アシスト自転車の場合便利過ぎて利用頻度がとても上がるのは間違い有りません。
生活行動の中で継続的に運動できるんですから、先の
美脚ダイエット(^_^;)もあながち宣伝文句ってだけじゃない部分もある訳です。
今まで
自動車で行っていたスーパーやコンビニ、レンタルビデオ屋、病院等に
ドンドン自転車で行きたくなります。
別に修行僧じゃないので、天候(気温含む)が悪いのに
無理して電動アシスト自転車で行く必要はありませんし、そうゆうときは車使うべきだと思いますが、
TPOによって凄く使い分けるようになります。
つまり、車での移動が本当に必要だと自分で判断した時以外は
電動アシスト自転車を積極的に使うようになるんです。
これが驚きの便利さで、
荷物も沢山積めるし、
駐車場にも困らない、駐車場に困らないから
色々なお店や用事を彼方此方で済ませることが出来る、しかも
5km圏内なら実は
移動時間も車より短くて済む、結果として
生活の中での自動車の頻度が減り、エコって事に繋がりやすいんですね。
長距離が不安って思う人も多いんですが、実は
ママチャリ自体、長距離を移動するような構造になってませんので(^_^;)、
ママチャリタイプの自転車を選択してる時点で
潜在的に「5km圏内の自転車利用」を想定しているんです。
更に冷静に考えると本当に
電動アシスト自転車は20km位はアシストが効いた状態で移動出来ます。
平均速度が10kmとして、
20km移動するには2時間かかります。
2時間も自転車乗る機会、一般的な生活行動で有りますか?(^_^;)
日本の自転車ニーズは9割以上がママチャリです。
何十キロも長距離を移動する事なんて、実は殆ど無いんです、つまり
電池の容量は十分に確保されていて、不満が出ないよう考えられているのです。
毎日長距離を走る
業務用の自転車にすら電動アシスト自転車が使われる位ですし、
一般のニーズでは普通の電動アシスト自転車の性能なら十分満足する距離を走ることが出来ます。
長距離走行を謳った電動アシスト自転車も有りますけど、使ってみた実感としては、事実上は「充電頻度の軽減」のメリットが受けられると言う状況になってますね。
距離を不安視する前に自分の生活行動を見直して安心して欲しいですね。
8)欠点は本体価格と電池コスト。
やはり欠点もあって、
価格が高いって言うのが最大の不満要素です。
しかし、先にも書きましたが、これは
品質とトレードオフの部分も無きにしもあらずなので
闇雲に安ければ良いというのは違うような気がしますね。
現状で
7万円位からのラインナップになってますが、これがコストダウンと価格競争で
半額程度になったら・・・
需要が大爆発すると思います(^_^;)。
ママチャリでも25000円程度のモノはザラにありますから、
35000円とかで電動アシスト自転車が買えるようになれば、その地位は揺るぎないものになるでしょうね。
是非メーカー各社さんには頑張って欲しいものです!
また、
私自身も何度か電池(バッテリー)を交換していますが、
バッテリーの使用・経年劣化による買い換えコストも馬鹿になりません。
充放電で500回と言われていますが、駅までの通勤で
毎日使えば大概3年程度で寿命となる感触ですね。
実際に
ラクーンは10年で3回、バッテリーを単体購入しています。
費用は
2万円~3万円程度なので確かに高いのですが、
利便性を考えれば十二分にペイできると思っています。
街ではEVが実際に走り出し、HVがとても売れていますが、
エコカーって言うモノに関しては「本当にエコなのか?」って議論も含めて、色々と首を傾げたくなる部分も多いんじゃないかと思います。
電動アシスト自転車は、
技術・電池容量・コスト・エコ・実用性が非常に高い次元でバランスされていて、実はとても使い勝手が良い物です。
人間の要求に対して、
高度に制御判断し、移動を補助する
忠実な「ロボット」で、
賢さに思わず愛着が湧きます。
更に、
こんなブログでも書きましたけど、
電池や充電機器も常に進歩しているのです。
この放送がきっかけになって、更に
電動アシスト自転車が売れてくれると信者としては嬉しい限りです(笑)。
<実際に物凄く売れてるようです(^_^;)、チョット贅沢かとも思いますが、最近では高校等の
通学で電動アシスト自転車と言うニーズも有るみたいですね。>
また、
電動アシスト自転車がドンドン売れてママチャリに優しい街作りが進むと、
ますます安全で便利になるでしょうね。
また、この
番組の最後に、
「では、電動アシスト自転車は買いか?待ちか?」
って言うパネラーへのアンケートが有りましたが、
司会を含む5人中4人が「買い」。
1人だけ「待ち」になってました。
1人だけ
「待ち」の男性の理由は、
「どうせならガッチリダイエットしたい」
と言うモノで、
それなら「スポーツ」用品を買ってスポーツしてください(^_^;)って言う
ツッコミ入れたくなりました(笑)。
スポーツしたい人はスポーツ用品買うべきで、
当然の事ながらその目的であれば専用の道具のほうが絶対に効率高いですしね。
継続して実行できるかは別の話ですが(笑)。
個人的にはこの手の
スポーツ用品の楽しさも素晴らしいものだと思いますので、
スポーツして汗を流したい人は是非ともスポーツサイクル買って、楽しんで欲しいと思います。
電動アシスト自転車に代表され、独自の進化を続ける日本独特のママチャリ。
ママチャリ好きとしては、これからもメイドインジャパンの代表として頑張って欲しい!!です。
<これが僕らの「道」アイアム・ア・ジャパニーズ一般人>
Posted at 2013/01/27 02:21:18 | |
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日本は自転車先進国 | 日記