AK4137 サンプリングレートコンバーター
なんてものを買ってみた。
青い基盤の小さいほう。
PCMをDSDに変換したり、
サンプリングレートを変換したりできるもの。
スマホの
HFPLAYERの「リアルタイムDSD変換」での再生を、
ハードウエア上でやってくれるやつですね。
ちなみに、このサンプリングレートコンバーター、かなり入手が困難です。
元々商品が少なく、あの、ヤフオクやAmazonにすらありません。
あっても、小さなチップ部品をはんだ付けする
組み立てキットだったり、
非常に敷居が高い。
それが完成品として、AliExpressに売ってたので買ってみました。
購入するとベンダーからどの製品にするか質問が来ます。
私が買ったのは下記のもの。
(1)Standard crystal oscillator configuration 22.5792M 24.576M
買った結果として、こちらもなかなか敷居が高い。
キットよりはましですが、素人にはお勧めできない製品です。
だって、マニュアルなし、HPの情報なし。商品のページしか情報有りません。
あと、ラズパイのI2Sでは使えません。
MCLKはいらないけど、DSD判定信号(DSD Enable)が必要なので。
(DSD判定ピンがオープンではPCM信号を認識できません。
ということはGNDに落とせばPCMを認識するのかしら)
私は、
XMOS USB変換基盤を使ってます。
出力ピンをはんだ付けする手間はありますが、Amazonで買うより安い
入力ピンのピン配置は下記の通り
5番ピン以外はすべて接続必要です。
1:DSD Enable
2:GND
3:DATA
4:BCK
5:N/C
6:LRCK
出力ピンのピン配置は下記の通り
1:DSD Enable
2:GND
3:PCM:DATA / DSD:DSDL
4:PCM:BCK / DSD:DCLK
5:MCLK
6:PCM:LRCK / DSD:DSDR
ジャンパピンは音出すだけなら取り敢えずオープンでいいみたい。
電源は12Vを7805で5Vに落として供給。
ヒートシンクはちょっと熱いかな?って感じでずっと触ってられます。
これで十分そうです。
DSDとPCMで出力信号の形式が変わりますので、
ES9038等、入力信号でDSD/PCMを自動判定するDACか、
DSD Enable信号をもとに入力信号を組み替える回路が必要です。
・・・といっても、出力は設定によって入力信号の形式に関係なくDSD/PCMのどちらかになるんで
決め打ちでもいいかもしれませんが。
自分が使った
ES9038 DACは、DSD信号が入っているか、
信号にロックしたかのインジケータを持っているので、とても助かりました。
あと、注意点として自動翻訳だと5VとGNDを入れ替えるようにという感じの記載がありますが、
「翻訳ミス」です。間違えたりACを入れると基盤にダメージを与えますよ。って原文には書いてあります。
基盤の記載の通りに接続してください。
念のためにテスターで確認してね。
あとは、Button1とButton2で設定です。
なるまでにどう操作したかは、正直、自分もよくわかってないですがw
商品のページを見ながら、長押し、短く押したり、
色々弄ってたら取り敢えず鳴ったんでそのままwww
さらに、液晶のコントラスト部分の調整がなく、標準では表示が読めません。
こちらは、液晶のデータシートをもとに調整用の回路を作る必要があります。
バックライトの明るさ調整もありません。
試聴はLXA-OT1改に、秋月300円スピーカーInセリエ エンクロという超ライトシステム。
これでも、一皮むけたように感じますよ。
フルレンジの聴きやすさの中に一本芯がある。
定位も安定している。
でもPCMをDSDに変換したものと、元々のDSDを両方聞き比べてみると、
やっぱりDSDの方が深みがあるんですよね。
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Posted at
2018/09/30 00:02:52