妄想とD鐶の膨らみ

昨日届いたカメラホルスターをリュックのハーネスに固定出来る様にすべく、継ぎ手のサイズを調べたりしてました。
ハーネスにＤカンを縫い付けて、そこへ短いストラップで固定。綺麗なステンレスのカラビナを使ってもおもしろいな、
なんて妄想が膨らむ。
















Dカンを見て、直線部分が微妙に真っ直ぐではない事に気がつく。
















手触りでも真っ直ぐでないのが分かる。
中央に行くにしたがって断面の肉厚が増えてるだけじゃなく、全体が内側から外側へわずかに膨らんでいた。
曲がったいい加減なパーツだな、なんてその時は思ったんですが。

同様の樹脂Dカンをアマゾンで買おうと探していて知りました。この膨らみは意図的に作ってあるんですね。
通したベルトの偏りを防ぐ為にこうなっている。Dカンだけじゃなくて、ベルトを通す樹脂パーツには微妙に外へ
弧を描いているもの、内側へ弧を描いているもの両方が散見される。



昔、農家で見た農作業を思い出します。
動力源となる農業発動機が回り、その向こうに脱穀などの作業をさせる機械が動いている。コチラからアチラへ、
長くて平たいベルトで動力が伝わってる。。ちょっと弛んだままグルグル回っているのに、ツバもないプーリーから
なんでベルトが外れないのか？

プーリーのベルトが掛かっている部分が微妙な凸面なんですね。だから回せば勝手にセンターが出て外れない。
ちょっとだけど大事な膨らみが、世の中の様々なところにあるのでしょう！！


それとDカンのカンという漢字。「環」だと思っていたら「鐶」だったのも知りました。
環状の金属製部品の総称が「鐶」だそうですが、今の時代は樹脂でも「○○カン」ですね。

鐶 - Wikipedia