
正月休みを暇シテル人に読み物でも。
ボディチューン(剛性UP)に興味がある走り屋は多いでしょう。しかし、殆どの人は謳い文句に騙されていたり、気の所為なのを実際の効果と思っている人が多いのでは?と思います。
ココで私が考えるボディーチューン。と言っても経験値が高い訳では無いので、戯言と思って貰ってイイです。
世の中には色々なボディチューンが有りますね。それぞれについての私なりの評価?みたいな物を記載してみます。。
ちなみにボディチューンってのは、一言で言えば”接点を増やす事”だと思ってます。ソレを踏まえると考えやすいと思います。
1 ストラットタワーバー
どーいうモノかの説明は不要ですね。スポーツカーなんかだと純正で付いてる事も多いパーツです。
さて、コレで上がる剛性は非常に僅かで、よほど緩いボディで無ければ体感は出来ないと思います。町乗りで体感したって言う人は、余程正確無比に同じ走り方が出来るプロレベルの人でしょう(笑)
更に深く考えてみましょう。
実際に剛性は上がるでしょう。体感の有無は関係無く。しかしタワーバーは素材や形状にカナリ種類があります。良く考えて選びましょう。
タワー(取り付け位置)の形状一つ取ってみても様々だし、バーの形状も曲がりが有るものや多点式の物と様々です。素材はアルミと鉄が一般的ですが、断面形状や厚みも様々です。プリロードを調整出来る物も有ります。
タワーとバーのつなぎ方も溶接とボルト留めが有ります。
タワーバー1つでこんなに深く考えられます。どちらにしても微々たる補強ですが、どーセならしっかりしたモノを付けたいですね。プリロード調整出来るモノはビンビンに張って付けるとイイですよ。
ちなみにシビックには付けてますが、トゥデイには付けてません。理由としては、バルクヘッドが近距離だから効果が望めないと思ったからです。ましてや町乗り用の車ですからね。
2 ロアアームバー
タワーバーと似たような物です。考え方も同じでイイと思います。
しかし、これタワーバーより効果は低いと思います。クロスメンバーやサブフレームやらで下回りはガッチリしてる車が多く、こんな所にアルミの棒付けて剛性上がるとはとても思えません。タイムにすれば効果あるのかもしれないですが、素人では誤差の範囲でしょうね。
昔シビックに付けてましたが、体感する変化はなく、しかもロアアームと共締めのため、ボルトが緩み易くなりました。今は付けてません。
3 ピラーバー
ハッチバック車リア開口部の補強ですね。これもタワーバーなど同様、形状や材質に種類が有ります。
ただ、これも飾りの様な気がします・・・。本気で剛性上げるならあんな細い棒付けても意味無いと思うんですよねぇ・・・。
シビックの内装バラシて感じましたが、ハッチゲートの周りはピラーみたいに補強されてるんですよね。これも余程緩い車じゃないと殆ど効果無いのは?と思いつつ、試しに付けてみようかなぁ・・・くらいには思ってますww
4 サイドインナーブレース
フロントフェンダー内に付ける補強バーです。この部分は”クラッシュブルストラクチャー”なので、ある程度潰れ易い設計になってます。インサイドパネルと固いAピラー下部との接点を増やし、特に接合部の捻じれを抑制するモノです。私も付けてますが、やはり体感は出来ませんでした・・・orz
少し前に現行86のを見る機会が有ったんですが、この辺、しっかりと補強されてました。
この部分とサイドメンバーは足回りが付く重要な部分なので、しっかりしてる車は足やタイヤのセッティングがし易いと思います。
5 ロールバー
代名詞?でしょうか。これにはかなり様々な考え方が有ります。どーすれば効果的に剛性が上がるか・・・。
まず材質ですが、アルミは駄目です。飾りにしかならないそーです。鉄かクロモリを選びましょう。
固定方法の初歩はフロアボルト留めですね。まぁこれじゃ事故った時安心な程度で剛性は殆ど上がりません。ピラーなどと接点を増やしていく必要がありますね。(あ~Aピラーと固定したい~><)
最終的にはプレートで多面積を溶接し、完全にモノコックの一部にしちゃいますね。バルクヘッド貫通ロールバーとか、やってみたいw
派生というか、エンジンルームやフロアなどに、似たような感じでバーやプレートを溶接したりする補強もありますね。
6 スポット増し
一番カネと手間掛かる補強ですね。開口部にやると効果高いんだそーな。接点を増やすと言う点で言えば、一番面白いと思います。ヤり方次第でかなり色々出来ますよね?増やす数、場所によって、逃がしやわざと捻じれを残したり・・・。一度やってみたいと思ってます。っていうかコレやりたいが為にボディ屋になったんですよねー。
いつか自宅で車バラバラにしてフルスポット増し!考えただけでワクワクしますよねー♪
7 ウレタン補強
これはかなり賛否両論あるヤツです。サイドシルが一般的ですが、他にも空洞がある部分、ピラーなどにもやったりするヨーです。
これは接点を増やすのとは違いますね。こんなんじゃ捻じれ剛性が上がらないと言う人も居れば、一番簡単かつ確実に剛性上がると言う人も居ます。
やる場合には、あまり発泡しないモノを選び、先の方にまでしっかり充填出来ないと意味がありません。ちゃんとやろうと思うと難易度高いそーです。
またサビの原因になる事があり、可燃性であるが故、切り貼り修理が出来なくなる等の問題も出るそーな。基本的にレース車両などではやらないらしいので、デメリットの方が多いのかも?
8 その他
リジカラ。接点を増やすのではなく、より強固にするって感じですね。
強化ブッシュ・ピロ・リジット等。エンジンマウントなんかはこれらの補強をする事で構造部品とさせる事が出来、フロント周りの剛性があげられるらしい。ただし、エンジンの振動が伝わり易くなるので、エンジン回すだけでもダメージが発生するそーな。
最後に、どうしてボディを固くするのかですが、サスと一緒だと考えます。サス同様にボディもロールする訳で・・・。必要以上のロールはレスポンスやタイヤの接地性を損なう訳ですね。逆に言えばタイヤやパワーのレベル、平均速度が高く無ければあまり必要の無い改造です。
車とステージに合ったロールが有ると思うので、その辺も考えて弄りましょう。とりあえずロールしない固いのがよく曲がる脚だと思ってる人も多いですが、違いますよ~♪
んー
もっと経験積んで目指せ最強クラスのプライベーターww