
起きて欲しくない「もしもの時」の
映像を記録するドライブレコーダー。
幸いまだそんな「もしもの時」には
遭遇していませんが。
もしそんな事態に遭遇したら。
ドライブレコーダーの効用と影響を
考えてみました。
参考情報
(1) 全国交通事故遺族の会
車載監視カメラ(自動車版フライトレコーダー)
(2) 読売新聞記事
ドライブレコーダー映像記録、事故証拠に...改ざんの危惧も
(3) 交通事故総合分析センター
交通事故例調査への EDR データ活用検討
(4) 国交省
イベントデータレコーダーの概要 J-EDRの技術要件
(5) マツダ
GJアテンザ取扱書 P.93 EDR ( イベントデータレコーダー ) について
ここまでは調べたこと、出所が明らかな情報です。
で、
以下は私の妄想あるいはフィクションです。どうか鵜呑みにしませんよーに。^^
ドラレコ設置の動機は、事故に巻き込まれた際に自分の主張を客観的に裏付けるため。
裁判で事故状況を裏付ける証拠として採用した事例(2)もあるそうで。
ドラレコ映像を客観的情報として提示することになったら。
その瞬間を捉えたファイル単体ではなく、その記録媒体(micro-SDカード)
まるごとの提出を求められるでしょう。
記録媒体を検証するとしたら…
事故の瞬間その前後だけでなく、過去の運転状況も見るだろなあ。
普段の運転傾向を知ろうとして。例えば常習的に違反していないか、とかね。
→ 怪しげな運転してると、いざという時に提示をためらうことに
なりかねないなー。
普段から行儀の良い運転を心掛けよう。^^
映像改竄の可能性はチェックするでしょう。
映像ファイルそのもの(属性情報や映像の内容)と記録媒体の管理情報。
不審な点があれば削除されたファイルを復元してでも調べるんだろなあ。
最近のドラレコはmp4(H.264)形式で映像記録する。
改竄するには編集可能な形式に変換して再度mp4(H.264)にエンコードするはず。
ドラレコのH/Wエンコーダと編集後の再エンコードでファイル容量(ビットレート)
などが違ってくるだろう。
たとえ映像ファイルを巧みに偽装しても、元ファイルを上書きすれば、
SDカードなどフラッシュメモリはなるべく同一セルを重複使用しない制御を
してるので、消されたファイルから元ファイルが復元されるかも。
真っ新な媒体に複製してそれを提出すれば、消したファイルや上書きファイルの
オリジナルが発覚することは無いが、見られたくないオリジナル媒体を隠蔽する
意図を疑われかねない。
→
姑息な改竄・偽装を謀っても痕跡は残る。隠そうとすればその意図を探られる。
今のところドラレコ映像やEDRデータは任意で提示する扱いらしい。
まだ強制的に提出を命じるには至ってないような。将来的に、ドラレコ装着すると
保険料を割り引くなど優遇と引き換えに、事故時は提出義務を課すなどするかも?
また事故関係者や第三者が主張の裏付けとしてドラレコ映像を提示する可能性も
ありそう。それが自分の主張と合わない場合、偽装の可能性を疑うでしょうね。
例えば上述したような姑息な改竄・偽装はそれなりに調べれば分かること。
あるいは、対象車がその現場にいたことを示す別の客観的情報と整合するか。
警察ならNシステムの通過情報と整合するかをチェックできそう。
現場付近に監視カメラがあればその映像と整合するか。
事故の瞬間の運転操作、アクセルまたはブレーキを踏んでいたか、も重要な情報。
自車ならEDRデータの任意提出が出来るのかな? メーカーに要請するなどして。
事故関係車のデータは証拠保全を要求できるのかな? 裁判所を通すなどして。
大きな事故なら警察が証拠品として押収して調査するんだろうけど。
民事で争うようなレベルだとそこまでやってないんだろなあ。やってるの?
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Posted at
2013/12/23 00:33:09