この記事は、
比較チャート 加速編の解説(笑)について書いています。
G-Bowlグラフ表示では、加速度をiPhone内蔵Gセンサーから得ていますが、速度はA-GPSから得ていて、精度やG変動との同期がいまいち怪しいです。大まかな目安と見るのが良さそう。
ちなみに車載ナビはGPS信号の他に、マップマッチングやジャイロによる補正を掛けるので、けっこうピタリと合いますね。
iPhoneのGセンサーにしても、置き方や振動による影響を受けて、あまり精度が良いとは思えず、加速度から速度を求めるよりは、A-GPSから得る方がまだましなのでしょう。一番信頼できるのはクルマの車速センサーから得る。スマホアプリでは叶わない。^^;
そんな訳で、G-Bowlグラフ表示の加速度と速度の関係がしっくり来ないので、本来の関係を整理してみます。
まずは単純に、一定加速度を維持した場合。例えばこんな状況で。
1G=9.8m/s^2 として 0.2G=1.96m/s^2=(7.06km/h)/s
つまり 0.2Gの加速度とは1秒当たり約7km/hの速度変化に相当します。
50km/hから0.2Gの加速を7秒間続けると約100km/hに達することになります。
計算すると、その間の走行距離は145mになります。
では、発進加速の場合は? 例えばこんな状況を想定します。
停止から一定割合で加速して 0G → 0.2Gへ加速 → 0.2Gを維持 → 0G 加速終了
どこかで見たようなグラフですね。タッチさんの加速パターンを参考に、
理想的なパターンを想定してみました。(かなり単純化してますが)
ここで速度は加速度変化から計算してます。
0 〜 4秒 加速度は一定割合で増加、速度は下に凸の尻上がりなカーブ
たぶん4秒付近で青点灯が始まるでしょう。
4 〜 8秒 加速度は一定、速度は一定割合で増加
8 〜12秒 加速度は一定割合で減少、速度は上に凸の山なりのカーブ
計算すると12秒で56km/hまで加速する間の走行距離は93mになります。
本来、加速度と速度の関係はこんな感じになります。
えーさんの速度カーブにも同じ傾向が見られますね。
加速度の滑らかな増加、減少傾向が躍動感(速度変化のうねり)になるわけです。
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G-Bowl | クルマ
Posted at
2014/05/26 22:31:32