この記事は、
比較チャート 減速編の解説(笑)について書いています。
前回の加速編に続いて、減速編での加速度と速度の関係を見てみます。
一定加速度で減速した場合は… 言うまでも無いでしょう。割愛します。^^
加速編と同様、-0.2Gの加速(つまり減速)は1秒当たり約7km/hの速度変化です。
減速停止の場合を想定してみます。
巡航から一定割合で減速して 0G → -0.2Gの減速 → -0.2Gを維持 → 0G 減速終了・停止
ご覧の通り、前回の加速編グラフの時間軸を逆向きにしただけです。^^
減速は負の加速度なので、縦軸方向にグラフエリアが大きくなります。
iPhoneの小さな画面を有効活用するため、G-Bowlのグラフ表示では
加速度は絶対値表示として、加速は赤、減速は青に色分けして区別してます。
G-Bowlグラフでは上記グラフの加速度を上下反転してこのように表示します。
0 〜 4秒 加速度は一定割合で増加、速度は上に凸の山なりのカーブ
たぶん4秒付近で青点灯が始まるでしょう。*1
4 〜 8秒 加速度は一定、速度は一定割合で減少
8 〜12秒 加速度は一定割合で減少、速度は下に凸で速度0へ緩やかに収束
この減速パターンで計算すると、巡航から停止までの走行距離は93mになります。
*1 いわゆる走行タイプ1の青点灯を想定。
i-DM判定マップで、この時のG変化率 0.2G/4秒 がsmart(青)だと仮定して。わりと緩やかな変化率なので、smart(青)か mild(緑)か、どちらか自信がありません。^^;
0G → 0.2G でG変化率がsmart判定なら走行タイプ1青点灯で始まり、
0.2G維持でも青点灯が継続し(走行タイプ2の青点灯)
0.2G → 0G でG変化率がsmart判定なら走行タイプ1青点灯のまま停止するでしょう。
異なる減速Gパターンごとに体感を考えてみます。
A 理想的な減速 加速度Ga 速度Va
0 〜 T1 一定のG変化率で速やかに目的の加速度へ
T1〜 T2 加速度を維持
T2〜 T3 一定のG変化率で加速度0へ収束
体感はT1〜 T2にかけて一定の慣性力を感じ続ける安定感が安心。^^
B 現実的な減速 加速度Gb 速度Vb
0 〜 T1 一定のG変化率で速やかに目的の加速度へ でもちょっと大きめ
T1〜 T2 加速度を維持すると狙いより手前で停まりそう 加速度を小さく調整
T2〜 T3 一定のG変化率で加速度0へ収束
体感は0 〜 T1で少し強めに感じるが、T1〜T2でスーッと弱まるので安心。^^
C ヒヤッと恐い減速 加速度Gc 速度Vc
0 〜 T2 一定のG変化率でゆるゆると加速度を増す 探りながら踏み込む感じ
T2〜 T3 一定のG変化率で加速度0へ収束
体感は0 〜 T2は徐々に前のめり。T2ピークでは「と、停まるの?!」恐い。>_<
ギューッと前へつんのめる感じ。T2後のG変化率が高くなり青点灯し易いでしょう。
これが「強めのブレーキで青点灯するけど、恐いから嫌」だと思います。
とまあ、こんな感じでしょうか。
同じ巡航速度からでも、ブレーキングの仕方は様々。前車との車間も影響します。
目標はA 。微調整するならBで。ダラダラ踏み増して狙いを合わせるCは避けよう。
[補足]
前回、今回と加速度のグラフをパキパキ折れ線で描いてますが、簡略化してます。
実際はこれじゃダメ。角は滑らかカーブで繋がないとビシバシ白点灯するでしょう。
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G-Bowl | クルマ
Posted at
2014/05/27 23:39:03