前回の
加速編 の続きです。
前回は加速度をX(横方向:緑)Y(前後方向:赤、青)方向に分けたグラフで見てました。
今回は G-Bowl表示と、XY合成加速度グラフとの関係を整理してみます。
① 〜 ④ で ボール位置とグラフの対応を示しています。
XY合成加速度グラフが示す値は、ボール方向への加速度ベクトルGの大きさです。
加速度ベクトルGの向きは色で表現してます。これは面白いアイデア。^^
上(前)向き:青 左/右向き:緑 下(後)向き:赤 中間はグラデーションで。
ところで加速度Gは、横方向の加速度Gs と 前後方向の加速度Ga を合成してます。
前回の加速度グラフは、横方向:緑= Gs 前後方向:赤・青= Ga を示してました。
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ちょこっと余談。
ここで、「えっ、上下(前後)・左右が逆じゃない?」と気付いた方は鋭い! ^^
上(前)向きの加速度とは加速、つまりスピードアップのはず。
右向きの加速度とはクルマが右へ曲がって行くはず。
でも、G-Bowl表示はボールの転がりで表すので、方向が逆になっちゃいます。^^
確か、
えーさんのAndroidアプリでも、上向きが減速 / 下向きが加速でしたね。
G-Bowlと同じ発想で、物理的オブジェクトが動くと見た方が直感的なのでしょう。
マツダ技報の
Gダイアグラムとアプリの上下(進行方向の前後)関係が逆なので
揃えて欲しい、なんてリクエストがありましたね。^^
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XY合成加速度のグラフは、主に加速度の大きさがギクシャク凸凹に変化してないかを
チェックする目的で、特に旋回中の凸凹はブレーキ/アクセル操作とハンドル操作が
巧く連携してなくて、ボールの軌跡が円(楕円)から外れて揺れることになります。
つまりボールの軌跡が円(楕円)のように凹みがなければ、グラフはフラットまたは
緩やかな山形の変化、軌跡がやせた三角形や十字になると、グラフは深いギザギザに。
今回、事例にした画面キャプチャは
G-BowlアプリのHPから引用したもので、深いS字か
クランク状のコーナーを走ったらしい。ボールが滑らかに転がっていてお見事です。^^
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G-Bowl | クルマ
Posted at
2014/05/29 23:30:30