最近G-Bowlログの2次利用としてGPSデータをGoogle Earthに取り込んで3Dツアー化にはまってます。3Dツアーとログを合成動画にすると、運転状況は見ない単なる3Dマップなので、倍速で素早くチェックできる。例えばこれは近所の練習コースのログから作成。
ところで気になるのがGPSの測位精度。G-Bowlログの記録頻度は1/10秒、3Dツアーは1秒ごとの座標を利用したが、マイカーの動きがカクカクする。これは仕方がないのかな。でもよく道路に乗って大きく逸れることはあまり無い。
実は最初に作った
いろは坂のログでは3箇所ほど30〜50メートル逸れた。そのポイントだけピョコーンと。気になるので前後の座標から計算して直接座標値を書き換えた。
カーナビの自車位置はマップマッチングなどの補正で道路から逸れないけど、そんな補正はしてないiPhoneの位置情報はこれでも案外正確なのかも。以前ドラレコのログ(GPS)から作った3Dツアーは練習コースと同一エリアだがしばしば道路から逸れてしまった。たまたま衛星の居所が悪いのかA-GPSとの差異なのか。
そこでiPhoneのA-GPSについて調べてみた。
携帯電話など通信機能を持つモバイル端末のGPS機能は、通信経由でGPS衛星の軌道情報を取得するA-GPSを活用するので測位が速いです。さらにiPhoneの場合はWi-Fiも利用して、手近にあるWi-FiAPの位置情報から測位する仕組みもある。速さ手軽さから順位付けすると Wi-FiAP > A-GPS > GPSのみ の順になるかな。でもアプリからはどの手段で測位したかは分からないようになってる。
測位精度を求めるならWi-FiAPはあまり当てにならない気がするけど、Appleのポリシーはどこでも手軽に利用できる機会を増やすことが優先らしい。だから測位精度に拘るならやはり専用のGPSロガーが良いのでしょう。
調べて驚いたのはiPhoneを経由したAppleの情報収集。Wi-FiAPや携帯基地局の情報を収集していたのは知っていたけど移動中は移動速度まで収集するとは。道路交通情報データベースの拡充に役立てるそうな。そこまでやっていたとは。
参考情報
iOS 8 および iOS 9 のプライバシーと位置情報サービスについて:Apple
補助GPS(Assisted GPS, A-GPS, aGPS):Wiki
GPS神話 その2 GPS神話 その3+iPhone:FLAMA技術Blog
【2/22追記】
Wi-Fiだけでも現在地を測定できる仕組みとは?:APppBank
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Tech | クルマ
Posted at
2016/02/18 20:19:00