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いよいよｶｰﾄﾚｰｽも終盤戦に突入！ということで「KLS第4戦」が地元香川で行なわれました。



ただ今回のﾚｰｽは僕にとってそれ以上の意味を成す重要なﾚｰｽとなりました。
というのも・・・
実は先週の10月11日にYUKIちゃんとの間に小さな命が誕生しました・・そして、まだ未だ傷の癒えないこの時期に快くﾚｰｽの参加を許してくれたYUKIちゃんの為にも長女誕生と共に忘れられないｴﾋﾟｿｰﾄﾞの一つとして記憶される最高のﾚｰｽそして結果を誓っての出場となりました。
しかし、そんな「僕の特別な思い」とは裏腹に参加台数は今年ﾜｰｽﾄの6台で争われる事に（涙）
ただ参加ﾘｽﾄに目をやると・・・
現在KLSｼﾘｰｽﾞﾗﾝｷﾝｸﾞﾄｯﾌﾟのOｻﾝ、それを猛追する2位のDｻﾝ・・このDｻﾝはｱｲﾗﾝﾄﾞｼﾘｰｽﾞ、愛媛ｼﾘｰｽﾞ各ﾗﾝｷﾝｸﾞﾄｯﾌﾟなんだよねっ！そして3位のT君・・今年速さが光るﾌﾞｯｷｰ･･等なかなか強豪揃いと相手にとって不足は無さそう・・というかﾚﾍﾞﾙはあまり変わらなさそう！
そんな嬉しいような悲しいような・・複雑な心境も何処へやら・・



10分間の「ﾌﾘｰ走行」が始まり、いざｺｰｽｲﾝ！
前日の天気予報では今朝雨との情報から前日に新品ﾀｲﾔの皮むきを済ませている事もあり走行数を抑え軽く路面ﾁｪｯｸ、ｷｬﾌﾞｾｯﾄとｳｫｰﾐﾝｸﾞｱｯﾌﾟをしてﾋﾟｯﾄｲﾝ！
ﾍﾞｽﾄﾀｲﾑ33秒60をﾏｰｸ！・・・前日のﾍﾞｽﾄからは0.3秒下回るもまずまずの出だし！？かに見えたのも束の間・・「ｴﾝｼﾞﾝﾍｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄが折れとる！！！」と、はやいねｻﾝ。ｶﾞｰﾝ！！！（汗）
どおりで後半34秒が切れなかった訳ね！ってことで仕方なく「ﾀｲﾄﾗ」はｽﾍﾟｱｴﾝｼﾞﾝでｱﾀｯｸへ・・
交換したｽﾍﾟｱｴﾝｼﾞﾝのｸﾗﾝｸｹｰｽ内の生ｶﾞｽが上手く抜けていなかったのが原因か！？かぶり気味で結局「4番手」と失望のｽﾀｰﾄとなりました。
そして「予選①ﾋｰﾄ目」。



ﾛｰﾘﾝｸﾞｽﾀｰﾄは良くも悪くも無い平凡な物でﾎﾟｼﾞｼｮﾝｷｰﾌﾟ。その後、数周を周回して2ｺｰﾅｰで前車のﾌﾞｯｷｰの若干ﾐｽを突いてｲﾝ側へ（3ｺｰﾅｰｱｳﾄ側へ）ｻｲﾄﾞﾊﾞｲｻｲﾄﾞで3ｺｰﾅｰのｱｳﾄ側の僕とｲﾝ側のﾌﾞｯｷｰと接触押し出される格好でなんとか立て直した直後、後続のDｻﾝが僕を交わし切れず接触してﾉｲｽﾞﾎﾟｯｸｽが取れ敢え無くｴﾝｼﾞﾝｽﾄｯﾌﾟ。その後応急で何とかﾋﾟｯﾄに辿り着くもﾀｲﾔｾｰﾌﾞの為ﾘﾀｲﾔへ。
（KENTのNｻﾝ、ついあの時は感情的になって御免なさい。大人の対応してくれたお陰で冷静になれました。）
失望の6番手ｽﾀｰﾄで迎えた「予選②ﾋｰﾄ目」。
これまたﾛｰﾘﾝｸﾞは平凡ではあったものの、ﾌﾞｯｷｰがｴﾝｼﾞﾝかぶらせたりとﾗｯｷｰが後押しした事も手伝って②ﾋｰﾄの接触から何時も以上に慎重に周回しながらｵｰﾊﾞｰﾃｨｸそして気が付けば3番手へ。後続からDｻﾝ、Oｻﾝのﾗﾝｷﾝｸﾞﾄｯﾌﾟ争いをS席で観戦しながらのﾁｬﾝｽ待ち。流石に②ﾋｰﾄ目ということでDｻﾝも決勝に備えた情報収集止まりって感じでそのままｺﾞｰﾙ。
そして「決勝」。
決勝のﾛｰﾘﾝｸﾞは若干良かったものの、4番手と偶数の不利なｱｳﾄ側ということもあり無理をせず3番手のｽﾘｯﾌﾟ＆ﾎﾟｼﾞｼｮﾝｷｰﾌﾟで周回して4ｺｰﾅｰでｲﾝを付き3番手へ。
その後、またS席でﾄｯﾌﾟOｻﾝとそれを追うDｻﾝとのﾊﾞﾄﾙを観戦！そして遂にDｻﾝがﾄｯﾌﾟへ。



そして、そのままDｻﾝは単独走行となり今度は僕とOｻﾝとのﾊﾞﾄﾙに！！
各ｺｰﾅｰのｲﾝを閉めてのOｻﾝ、特に最終ｺｰﾅｰは閉めると立ち上がりが苦しくｽﾄﾚｰﾄでﾃｰﾙﾂｰﾉｰｽﾞ状態に持ってはいけるものの抜けそうで抜けない状況が続く事に。
何度か最終ｺｰﾅｰのｲﾝを付きｵｰﾊﾞｰﾃｰｸを試みるもﾌﾞﾛｯｸされたり、抜いたり抜き返されたりが続き残り4周位で最終ｺｰﾅｰでｲﾝを捕らえ何とか前に出ることができ、１周、1周、祈る気持ちで、これ迄に無い長い長い4周を逃げ切り2番手でｺﾞｰﾙ！
何とか今年初となる表彰台を掴むことが出来ました。

前日から沢山ｱﾄﾞﾊﾞｲｽをくれた「なむる君」、毎回嫌な顔一つせず香川でﾒｶﾆｯｸをしてくれている「Sｻﾝ」、6番手で失望している僕を励ましてくれた高知の「Uｻﾝ」、そして応援に来てくれた仲間他多くの方々の協力のお陰で本当に良い結果を出す事が出来ました。有り難うございました。
冒頭に書いた通り、将来子供に誕生のｴﾋﾟｿｰﾄﾞの一つとして今日の事を話てやりたいと思っています。
それが影響してｶｰﾄが好きな女の子になってくれたら・・・なんて今から夢見てたりしています（笑）

先日、「ｱｲﾗﾝﾄﾞｼﾘｰｽﾞ第5戦」に出場する為、愛媛県にある瀬戸内海ｻｰｷｯﾄに行ってきました。



この「瀬戸内海ｻｰｷｯﾄ」はこのﾌﾞﾛｸﾞを覗かれている皆さんの知っての通り！？僕がこのｼﾘｰｽﾞで最も苦手とする言わば難攻不落のｻｰｷｯﾄ。
ｼﾘｰｽﾞ第2戦の時も確か･･･
決勝ﾛｰﾘﾝｸﾞｽﾀｰﾄを決め一気に9番手まで順位を上げたものの四国一を目指す同志一人ひとりにﾊﾞﾄﾙ挨拶しながら順位を落とし結局17番手ｺﾞｰﾙと振るわなかったっけ・・
そんな辛い思い出を頭に過ぎらせながら軽ﾄﾗでいざ愛媛県入り！
「ムムム・・・？？？」「ひょっとして雨・・！」
天気予報的中・・・苦手な上にこのｺｰｽで経験の無い雨でのﾚｰｽ？
そんな込上げる不安をよそにｺｰｽに到着。
「止まないかなぁ・・・」なんて都合の良い展開を期待しながら準備を進めるも止む所か益々酷くなる天候。
徳島、愛媛ﾗｳﾝﾄﾞは午前中がﾌﾘｰ走行というのが唯一の救いとばかりに、ｶｯﾊﾟも着ずに一番にｺｰｽｲﾝ！（徳島以来ｶｯﾊﾟ着るのがもう怖くって・・）
開き直って空気圧、ﾄﾚｯﾄﾞ等を中心にｾｯﾄｱｯﾌﾟしながら走行では水溜りの場所や他車の走行ﾗｲﾝを参考に悪足掻き・・。
そして、あっという間に正午となりﾄﾞﾗｲﾊﾞｰｽﾞﾐｰﾃｨﾝｸﾞを兼ねるｱﾅｳﾝｽに耳をやると反響して聞き取りにくいが確かに僕のｾﾞｯｹﾝﾅﾝﾊﾞｰの呼び出しが・・。
ｺﾝﾄﾛｰﾙﾀﾜｰに行くとそこでようやく呼び出された理由に納得。
なんでもｼﾞｬﾝｹﾝで負けた側のｾﾞｯｹﾝ順から「ﾀｲﾄﾗ」出走。ﾌﾑﾌﾑ・・
「こりゃ、せめて勝って前走者からの恩恵を受けなければ♪・・・」
そして遂に「ﾀｲﾄﾗ」ｾｯｼｮﾝが始まり「PRDEXｸﾗｽ」のｱﾀｯｸ開始へ。
雨は確かに正午から止んでいますよ。今の所ですが・・
ﾄﾎﾎ・・
そう上記のｼﾞｬﾝｹﾝに負けちゃいました。何もここで一番にならなくてもねん。
ここでまず「問題」になったのがﾉｲｽﾞﾎﾞｯｸｽのﾚｲﾝｶﾊﾞｰ。「全走ｸﾗｽ」迄を見るからにﾉｲｽﾞﾎﾞｯｸｽのﾚｲﾝｶﾊﾞｰが全車付いてました。「なんで？？？｝
普通止んでいれば不必要なのですが以前このﾌﾞﾛｸﾞでこのｺｰｽﾚｲｱｳﾄについて触れたようにｺｰｽが四輪のﾄﾞﾘﾌﾄで凸凹荒れており、その事から水溜りが多く若干の迷いがあったのでした。
結局、自分を信じﾉｲｽﾞﾎﾞｯｸｽのｶﾊﾞｰを外してのﾀｲﾑｱﾀｯｸ！ひとｺｰﾅｰで若干ﾐｽしたものの午前中のﾌﾘｰ走行でのﾍﾞｽﾄﾀｲﾑから約0.2秒落ちの「40秒54」で「7番手」からと、まずまずのｽﾀｰﾄを切ることになりました。
そして「予選①ﾋｰﾄ目」。



奇数列からのｽﾀｰﾄとﾀｲﾄﾗと同じく前11、後ろ94のやや大きめのｽﾌﾟﾛｹｾｯﾄが手伝ってﾛｰﾘﾝｸﾞｽﾀｰﾄも上手くいき4番手へ。しかし、路面が次第に乾き始めた影響が出始め直線ｽﾋﾟｰﾄﾞが延びず苦しい展開へ・・結局、首の皮一枚で6番手でなんとかｺﾞｰﾙ。
その後、ﾋﾟｯﾄで予選②ﾋｰﾄ目のｽﾌﾟﾛｹを見直しをしている時、目にしたものは！！！
そう、「ﾄﾗﾌﾞﾙ」。
なんとﾌﾞﾚｰｷｷｬﾘﾊﾟｰの右ﾋﾟｽﾄﾝが出っ放しでﾌﾞﾚｰｷが利きっ放しの状態。
ｷｬﾘﾊﾟｰを外して見ると直接的な因果関係はハッキリしないものの、ﾊﾟｯﾄﾞを引き寄せる為のﾏｸﾞﾈｯﾄがなんとﾊﾞﾗﾊﾞﾗ。当然予備も無く結局、ﾋﾟｽﾄﾝさえ出入りしてくれれば問題無しということでｴｱ抜き等でｷﾞﾘｷﾞﾘなんとか予選②ﾋｰﾄ目に出走出来る事に。
ﾀｲﾔ選択に気を回す間もなく、慌ててｸﾞﾘｯﾄに着き1ｺｰﾅｰへ。（ｽﾄﾚｰﾄはかなり乾いていたもののｺｰﾅｰはやはり水溜りが多い事から因みに全車ﾚｲﾝﾀｲﾔでした。）
まず一番にﾄﾗﾌﾞっていたﾌﾞﾚｰｷのﾌｨｰﾘﾝｸﾞを確かめようとﾌﾞﾚｰｷを踏むと・・・
全くﾌﾞﾚｰｷが効かない！！！結局1周もする事無くﾋﾟｯﾄへ。ﾘﾀｲﾔする事に。
ﾋﾟｯﾄで再度ﾌﾞﾚｰｷのｴｱ抜き等をﾁｬﾚﾝｼﾞして見るも上手く行かず、第②ﾋｰﾄのﾁｪｯｶｰが出る頃にようやく原因が判明。
ﾌﾞﾚｰｷｷｬﾘﾊﾟｰが原因では無く、ﾌﾞﾚｰｷﾏｽﾀｰの中のﾋﾟｽﾄﾝが押された状態でﾛｯｸされており、踏んだ時にﾛｯﾄﾞは押しているかのように傍目では見えるがそうでないという事が原因でした。そして、多くの方々の協力で決勝ｸﾞﾘｯﾄへ無事並ぶことが出来ました。
（高知、徳島の参加者の皆さん、それぞれのﾚｰｽが有りながら貴重な時間そして部品等ご提供頂き迷惑お掛けしました。有り難うございました。）
そして「決勝」。



「決勝」は予選②ﾋｰﾄでのﾘﾀｲﾔにより10番手からのｽﾀｰﾄとなりました。
路面の状況はﾗｲﾝにより未だｳｴｯﾄの部分は残るものの全車ﾄﾞﾗｲﾀｲﾔに履き替えての出走。
ほぼﾄﾞﾗｲに近い路面状況ではあるものの、ここでも他車に比べ（恐らく）僕はｽﾌﾟﾛｹ92を選択。
ｽﾀｰﾄでは偶数列ではあるものの、ｽﾌﾟﾛｹが手伝って奇数列への潜入に成功し若干順位を上げるもﾍﾟｰｽを上げられず結局10番手でｺﾞｰﾙ。
当初、自分自身で掲げていた6番手以上でｺﾞｰﾙを大きく下回る結果に終わってしまいました。
ただ、今回のﾚｰｽで自分に一番腹立たしく思っている所は多くの方々に助けられｸﾞﾘｯﾄに着く事が出来ながら心の何処かで「それだけで満足していた自分」があって、それは既にﾚｰｽを放棄していたわけでﾚｰｽの内容がどう・・とか・・結果がどう・・とかというﾚﾍﾞﾙのお話ではないので自分が本当に情けなく思いました。
凄く恥ずかしいです。
遠征ﾚｰｽも終わり今年のﾚｰｽも残すところあと3戦全てﾎｰﾑｺｰｽ香川。手を抜くことなく結果を恐れず全力でﾚｰｽをしますので見捨てず見守って頂ければと思っています。