先日、地元香川で行なわれたKLSシリーズ第3戦のKTクラスに参加して来ました。
前回の奇跡の初優勝から早1ヵ月以上が経ち日中の最高気温も日々更新される程の真夏日和と全く前回と異なった条件からくる不安と連続優勝という期待感が入り混じっての参加となりました。
その上、聞くところによると今回のレースがKLS現行レイアウトでの(今年!?)最後の開催との事。何時も以上に気合いが入ります。
「前日」
レース当日はかなり暑くなる事が予想され、前日はまさにそれに限り無く近い絶好のコンディション(最高気温約34度位!?)での走行となり、かなりの収穫を得る事ができました。
「レース当日」
噂は聞いていましたが・・・
このブログで御馴染みのKF-1ドライバー「俊君」も何と今回はKTクラスへ参加!
当然、僕も含めPONYKART君そしてKTクラスの参加者皆にとって嬉しいサプライズとなりました(笑)
地元レースも大事にしてくれている俊君には本当に感謝です。
ステップアップ等あまり先の無い御当地おっさんカーターにとって「もっと上手くなりたい」、「少しでも近づきたい」の原動力となります~
俊君のそんな気持ちにとにかく持てる力を出し切り良いレースで応える事を心に誓い臨みます。
当日のコンディションはというと予想に反して朝1番のフリー走行は曇り。ただ気温は高そう。タイトラに向けたタイヤの空気圧を設定しグリップ感を確かめつつ若干のタイムアタック。
昨日の中古タイヤと気温から出したタイムから言うと条件的に見て少し期待外れと言った所。
「タイトラ」
今回は前回エンジン不調だったライバルの「PONYKART君」のリベンジ戦でもあり絶対負けられないところ。
エンジン的にも僕とPONYKART君が優勢なのは誰の目にも明らか。フリー走行でのタイムからフレームセットを変更して積極的に連続ポールを狙っていきます。
そしてセッション開始される頃にはコンディションも強い陽射しが射し込み混乱の幕開けを予感させます。
今回は特に進行が何時も以上にスムーズで緊張する間もなくタイムアタック。
僕的には「行った感」があったんだけど、大ハズレの結果は3番手。
そしてポールポジションは「PONYKART君」。昨年のこのクラスのチャンピオンの意地を魅せます。2番手はエンジンハンデを撥ね退け「俊君」が続きます。二人ともさすが・・です(汗)
「予選①ヒート」
ポールを完全に逃がした分ある意味プレッシャーから開放されてのローリング。前方には何時もの「俊君」の黄色いヘルメットという見慣れた景色の妙な安堵感。
ローリング自体は絶妙とは程通りスタートではあったもののポジションキープでオープニングラップは1番手「PONYKART君」、2番手「俊君」と3台並んでの攻防。
2、3周目、3コーナーの「PONYKART君」の若干のミスをついて「俊君」が4コーナーでオーバーテイク!僕もそれに便乗する形でオーバーテイクし2番手にポジションアップ。
1番手の「俊君」に引き離されまいとその後、頑張るも後半、見る見る放され遂に戦意喪失。それでも何とか2番手でセッションを終えることに。
「予選②ヒート」
それ程悪くは無いローリングだったにも関わらず、1コーナー進入で後続車とサイドバイサイド。
その時既に3番手スタートの「PONYKART君」はその後続車にパスされていた事でもフライングは明らか。こんな場合・・アウト側のフロントロースタートって損だよねっ!
何とか2番手を死守し「俊君」を猛追。
セットアップ変更の甲斐あってか1ヒートよりかはペースは良かったものの追いきれずそのままゴール。
「決勝」
遂に最終ラウンド。他クラスの大クラッシュの影響から決勝は普段より5周少ない15周で争う事に。
決勝のローリングは今日1番の出来ではあったものの相手は「俊君」。
ノーアクションで大人しくテールに付き、後続車の気配を背中で感じつつ各車のポジションがある程度落ち着くのを待ちます。
とにかく「俊君」に付いて行こう・・行けるところまで・・精一杯。
冒頭で書いていたようにエンジンはこちらの方が明らかに速い。それでもインフィールド区間は「俊君」にとても追い付けない現実。
刻々と無くなっていく残り周回数・・このままポジションキープ!?
思い起こせば・・・
当初このクラスへの参加理由が頭を過ぎる・・・
シリーズポイントに縛られず「攻めの100かゼロのレース」でこのクラスを盛り上げるんじゃ・・
「俊君」に良いレースをして応えるんじゃ・・無かったっけ!?
前回の優勝で何処かでランキングに縛られている自分にふと気付く。
「よし!残り周回数やれるだけやろう!」
チャンスは2コーナーのみ。
優位なエンジンパワーでメインストレート「俊君」のスリップへ。2コーナーでインを捕らえるも立ち上がり若干アウト側へ膨らみ、また差し返され、インフィールド区間で引き離されること4回。
その度に失われる後続とのアドバンテージとタイヤグリップ。
そして・・・
結局、エンジンパワーを活かし切れず「俊君」を抜く事が出来ないまま2番手でゴール。
連続優勝の夢はことごとく潰えてしまいました。
「レースを終えて」
またも自分自身の技術の未熟さに痛感させられるレースとなりました。
・・が・・
今回はそれ以上に「なむる君」をはじめ愛媛の「チャンピオンN君」そして今回の「俊君」等四国を代表するドライバーの参加が大きな後押しとなり昨年までのような1クラスへの隔たりが無く「どのクラスのレースも参加しがいのある」「そして見応えのあるもの」に成りつつあるように感じました。
改めて僕も早くそういったドライバーの仲間入りがしたいとも思いました。
それには・・・
もっと練習や経験を積んで・・
「自分の見たいレースを見せられる技術を身に付けなければ・・」
最後になりますが、今回も猛暑の中お力添え頂いた皆さん有り難うございました。
そしてこれからも宜しくねん♪