カービューより
ルノー・ジャポンは5月27日、新型クロスオーバー“コレオス”を発表、同日販売を開始した。
基本コンポーネントや4WDシステムはエクストレイル譲りのオールモード4x4-iを採用しているため、高い走破性や走行安定性や信頼性が期待できそう。
ボディサイズは全長4525mm×全幅1855mm×全高1695mm~1710mmでホイールベースは2690mm。
アピールポイントは、“フレンチタッチな乗り心地”。フランス車に期待されるマイルドでかつ路面をしっかり捉える快適な乗り心地が備わっているという。
エンジンは、日産製2.5リッター直列4気筒で最高出力170ps/最大トルク23.1kg-mを発生。これにエクストロニックCVTが組み合わされる。
特徴的な装備として上下2分割開閉式テールゲート、持ち歩くだけで簡単にエンジンの自動やドアの解錠・施錠ができるハンズフリーカード、運転席・助手席に加え後席の風量も調整できる2ゾーンオートエアコンディショナーなど。
価格
コレオス:319万8000円
コレオスプレミアム:349万8000円
コレオスプレミアムグラスルーフ:359万8000円。
※全車4WD・右ハンドル仕様。
・・・いやぁ~コレは完全に寝耳に水でしたねw
というのも日本にはデュアリスやエクストレイル(=ペケトレ)がある上、ルノージャポンの台所事情を考えると「わざわざグループ同士を同じ土俵(=日本)で戦わせる必要もないだろうし、販売面で厳しいのでは?」と思っていたからです。
同時に、とかく日本人は同じ性能を有するのであれば買い得なほうを選びがちなので尚更そう思えるわけです。
とはいえ、個人的にコレオスの正規輸入は凄く迎合したいとは思っています。
選択肢が広がるという理由もさることながら、それ以上にこのモデルがフランス産ではなくルノージャポン取り扱い車初の韓国産(ルノーサムスン釜山工場製)であるという”萌え材料”が含まれているからです。
すでにご存知の方もおられるかと思いますが、コレオスは「ルノー・日産アライアンス」の思想にルノー傘下のルノーサムスンの生産/輸出力が加わった初のコラボモデルでして、韓国では
ルノーサムスンQM5として発売され評判も上々です。
韓国以外では
ルノーコレオスとして2008年より欧州やロシア市場をメインに輸出されていて、その数はすでに5万台オーバーなのだそうです。
思えば2006年、SM3(G10シルフィのルノーサムスン版)がロシアなどにアルメーラクラシックとして輸出されたのがその始まりなわけですが、まさかルノーサムスンで生産された”ある意味日産車”が日産の生まれ故郷である日本に逆導入される日が来るとは思ってもいませんでした・・・
ただ、裏を返せば韓国最後発の自動車メーカーが(三星自動車時代を含め)創業10余年でここまでワールドワイドな展開を見せているのはルノーサムスンを応援している自分としては非常に嬉しいことではあります。
さてさて、肝心の中身ですが・・・
全グレードが300万円台で収まっているので、正直言ってフランスで買うよりも全っ然安いです!!!
まぁ欲を言えば2WDを4WD比-30万円で出して欲しいとも思いますが、そこは目を瞑りましょうか(笑
(ちなみにフランスだと約400万円~500万円半ば)
スタイリングはQM5ともども好き嫌いがはっきり分かれそうですが、「すんごくカッコいい!」という印象はありません。
しかし、個人的には適度なモッサリ感というかルノー(サムスン)特有の垢が抜けきれていないところが逆に好印象だったりします。
それはインテリアも然りで、日本車のような緻密さはないものの、遊び心と快適さがうまく同居したデザインであることがSUVらしさに拍車をかけているような気がします。
(※いずれもQM5を生で見たときの印象です)
エンジンに関しては韓国やフランスではdCi(いわゆるクリーンディーゼルですね)の設定もあるのですが、日本に関しては現時点でQR25DE(ベース)しか設定がありません。
ペケトレGTに配慮してなのか、はたまたATもラインナップしたいが現状の日本のPM・NOx法をパスさせてまで販売する必要がないと判断されてのことなのかはわかりませんが、これは少々残念です。
このボディにdCiの走りは結構強烈かつスムースでしたので・・・
(※韓国でQM5の試乗車を走らせたときの印象です)
とにもかくにも、細々とでもいいから日本で売り続けて欲しい1台ですねぇ・・・
(比較的QM5仕様にしやすいですしねww)
どうでもいい話ですが・・・
ルノージャポンHP中の4WDの機能説明が
「ALL MODE 4x4-1(ワン)」となってますよ?(爆
ブログ一覧 |
新車 | クルマ
Posted at
2009/05/29 09:46:00