msnより
ホンダは19日、小型のスポーツ用多目的車(SUV)「ヴェゼル」を20日に発売すると発表した。ガソリン車とハイブリッド車(HV)があり、HVのガソリン1リットル当たりの燃費性能は27.0キロ。
価格は187万~268万円で、月4000台の販売を計画している。
荷室や室内のスペースを広く設けたほか、運転席は、スポーツクーペで用いられる操縦席のような独立した空間を確保した。
主力小型車の「フィット」と次期「シティ」と同じ車台(プラットフォーム)を活用して開発することで、コストを削減。
デザイン開発などに振り分けた。
3車種合わせて世界で年160万台販売する最量販車種との位置づけで、同日会見した伊東孝紳社長は「2クラス上の装備、質感を持った車だ」と自信を示した。
開発責任者の板井義春主任研究員は、「フィットよりもヴェゼルが売れる地域もある。補完していきたい」と話した。
競合車種には同じSUVの日産自動車「ジューク」などを想定するが、国内においては、トヨタ自動車のHV「プリウス」からの乗り換えを最も狙っている。
主力の購買層は50代がメーンという。
・・・個人的にはこの車、「アリ」だと思いますね。
東モで見たときも感じたのですが、フィットと比べると質感が2ランクぐらい向上していますし、全長4.295mmx全幅1.770mmx全高1.605mmは大きすぎず小さすぎずの程良いサイズになっています。
国内では最大のライバルになるであろうジューク(F15)と比較すると、リアヘッドクリアランスには雲泥の差があります。
とにかく、大人2人が後ろに座っても余裕があるって感じ。
ジュークは唯一無二なスタイリングが災いし、圧迫感があってすぐにでも降りたくなるんです。
でも、ヴェゼルにはそれが無い。
後出しの功とはいえ、この点だけでも非常に大きなアドバンテージではないでしょうか。
エクステリアは奇をてらわず、比較的オーソドックスな仕上がりだと思います。
最近のホンダデザインである「エキサイティングH」を具現化した躍動感あるデザインで、老若男女に受け入れられやすいデザインだと思います。
リヤドアハンドルはジューク同様、ヒドゥンタイプを採用することで、パッと見、3ドアに見せています。
(コレは世界的流行なんでしょうかね・・・)
リヤコンビはなんとなくシトロエンC3にも似てなくはないですが・・・ま、許せる範囲です(笑
インテリアに目を移すと、これも同様に「エキサイティングH」に基づいた有機系の匂いがする都会的なデザインであります。
クラスを越え、CR-Vに肉迫するかのようなデザインとクオリティです。
特に、ジャズブラウンインテリアの「Z」系は完全にラグジュアリーカーの趣さえ感じます。
よく見ると、アコードですら装備されない電動式パーキングブレーキが全車に備わりますし、多くのグレードでパドルシフトも備わります。
もはや、コンパクトSUVにとどめておくのがもったいないぐらい(笑
メカニズムに関しては、ジュークと大きく性格が異なるので単純に比較しづらいのですが、1.5L・FF同士で見た場合はそこまで大きな差はないと思います。
しかし、ジュークにはハイパワーな1.6L直噴ターボ、ヴェゼルにはスポーツハイブリッド・・・と大きく方向性の違うメカを用意しています。
純粋に走りに徹したいのであれば迷わずジュークのGT(出来ればNISMO)でしょうけど、燃費と軽快さを両立したいのであれば断然ヴェゼルが優勢です。
しかも、ヴェゼルにはハイブリッド+デュアルポンプ4WD+i-DCDという飛び道具まであります。
その点、ジュークは全車エクストロニックCVTのみ・・・
せめて、直噴ターボぐらいはSM5 TCEやルーテシアR.S.と同じゲトラグのDCTを奢ってもらいたいものです。
ナンダカンダと色々書きましたが、コレは世界的に見ても台風の目になりそうな予感!!
Posted at 2013/12/19 19:55:45 | |
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