
去る12月13日に既報通りトヨタのWRC参戦体制の発表がありましたね。
トヨタとしては17年ぶりスバルとスズキが撤退したのが08年ですから日本勢としても9シーズンぶりのWRC復帰となるんですね。もうあれからそんなに経つんですね…光陰矢の如し。
ここ数年はスバルが参戦していたころと違ってネット等で結果を確認する程度で、熱心に観戦したり情報を集めたりはしていませんでした。原因には日本勢が出ていないという事やVW+オジェのあまりの強さも一つのファクターだとは思うのですが…

参戦車両のヤリスWRC(NSP131)です。パリサロンの時より更に空力付加物が盛大になっています。
リアヴューなんかはすごい迫力です。ちょっとみGr.B(゜o゜)
これのベースがヴィッツだと頭では分かっていても感覚的には理解しがたいそんな凄まじいボディワークです。ケルンのTMGも大忙しだったでしょう…他チームの新規定マシンも多かれ少なかれ凄いことになっています。
あのフィンの類は何にどのように効いているのか私には理解するのは難しそうです…
この頃は難しいのは億劫で…年は取りたくありませんね(-_-)
出典ウィキペディア
F1もこの頃の方が好きだったりします。ウイングカーだったら全て分からなくとも分かった気ぐらいには、なりましたが…この頃のF1の空力はもはやちんぷんかんぷんでお手上げです(^^;
そういう意味でWRCで私が一番親しみを感じているのはグループA時代かもしれません。
もちろんGr.B時代のハチャメチャぶりも大好きなんですがあれは好きと言うよりスーパーカー等に抱く憧憬でしょうか。
出典ウィキペディア
さすがに片田舎の街中で037ラリーやプジョー205T16、MGメトロなどは見かける事はできませんが、グループAになってセリカGT-fourやインプレッサ、ランサー、ジェミニ、ファミリア、パルサーGTI-Rなどラリーベースのマシンが街にあふれた80~90年代は一気にWRCが身近になりました。

中身は別物と分かってはいてもボディシェルも基本コンポーネンツも市販車と同一、市販車の基本性能がラリーカーの戦闘力に直結するという構図やのちに市販時に様々なアイデイアを埋め込むという過剰な開発競争は今考えても『熱かった』ですよね。

趣味を反映してコレクションという名の不良在庫?のGr.Aキットが自宅には積んであります…どれも懐かしいなぁ。
レガシィが苦心惨憺して熟成したメカニズムをよりコンパクトな車体に詰め込む、生まれながらの戦闘機、インプレッサ555。ほんとはそんなに単純じゃないけど…そのくらい単純明快に速くて強かった!
ボックスアートの中でもお気に入りの555インプレッサ(RACラリー)。『ミッキーマウス・ステージ』かな?を駆けるインプ。DVDを流しっぱなしにしてボクサー音をBGMにするくらい好きですね♪

デルタもかっこ良かったなぁ。近所で初めて遭遇した個体は真っ赤なインテグラ―レで今思うと16Vかな…ホワイトのO.Zにウイングが付いてて「本物の赤マルティニが日本にいた!」って思いました。
必殺バンパーずらしで冷却とかGr.Aは人間味?がありました。FRのBMW M3も出てましたし…まだ天啓という名のひらめきや思いこみとか人間の感性が入り込むスキのある時代でした。
見る方も自分の物差しのその先にはWRCが有ると信じられる楽しい季節でした(^O^)
おまけ

あれ、エボⅢのキットもあったのに行方知れずだなぁ(^^;ランサーももちろん好きですよ。最後は特認の嵐だったとはいえGr.Aの理念を一身に背負って戦ったんだから。

いろいろ書きましたが私にとって来年のWRCがここ数年で最も胸の高鳴るシーズンであることには違いがありません。リストリクターの緩和とアクティブセンターデフ!の復活で新規定WRカーの走りは今年より必ず迫力あるものになるでしょう♪(FIAの目論見通りですね(^^;)パワーステージ中継もショーとして単純に面白いですしね。
そして何より国産メーカーの復帰がこれほどドキドキするとは思ってもみませんでした。願わくばあの『熱い季節』が戻り一人でも多くのラリーファンが増えますように!
Posted at 2016/12/18 12:13:28 | |
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