
2017年のWRC(世界ラリー選手権)の開幕戦、ラリーモンテカルロが閉幕しました。
今年のモンテカルロもさすがモンテ❕というようなドラマチックな展開になりましたね。(また残念な悲しい事故もありました)
私としてはトヨタの復帰もあり、しばらくぶりに動向をチェックしながらの観戦となりましたが昨今はいい時代になりました。Jスポーツによる放送に加えてネットによるLIVE中継やSNS、動画のアップもありとどめに地上波による中継もありました♪まさか報○ステーションでWRカーを見るとは…こんな時代が来るとは思いもよらなかったです。
結果は皆さんご存知の通りMスポーツの王者オジェが優勝、2位がトヨタのラトバラ、3位がMスポーツのオットー・タナクとなりました。
出典:Toyota
今大会の一番のサプライズはトヨタでしょう。皆さんはトヨタのモンテカルロをどのように予想していましたか❔私は恥ずかしながら「表彰台を狙おう!」なんて周りには話していましたが、本心ではどちらか一台が4日間走り切ってゴールできれば上出来かな…ぐらいに思ってました。
やっぱり初年度でマイナートラブルは出るだろうし、ヤリスが鈍重だとウワサになっていた動画を見るとたしかに動きが鈍く感じる(私も車は全然詳しくないのに困ったものです…)それに加えてラトバラ(^^;悪い病気が出なければいいんだけど…とそんな心配ばかりでした。路面が荒れていればまだしもドライターマックでは相対的には、ずいぶん見劣りするだろうなぁ。と考えていました。
これが蓋をあけてみればなかなかの速さ(^o^)サバイバルを生き抜いて2位で終えたのはこれ以上望めない結果だったのではないでしょうか。すごいよヤリマティありがとう(*^^)v
確かに運も相当ありましたしマイナートラブルもやっぱりありました。単純に『速さ』だけでは、まだまだ他チームとは差があるのも事実(とくにターマックでは)ですがこれからを期待させる最高のスタートだったと思います。そうそうハンニネンのパワーステージ3位奪取も素晴らしかったですね。
出典:Hyundai
ヒュンダイのティエリー・ヌーヴィルの速さも印象的でした!DAY3まで真っ向勝負でオジェとやり合ってラリーを支配していました。オジェも同様にちょこっとコースをオーバーしているんですが片方はそのまま走り切り、片方はサスペンションを壊す…運もありますね。それにオジェのプレッシャーもあったのかな?DAY1のパッドンの不幸な事故もあってヒュンダイは今回は運が無かった感じでしょうか。車はかなりよさそうですね。
しかしヌーヴィルの走りはオジェ1強の時代に一石を投じるような素晴らしい走りでしたね。
出典:M-Sport
そしてMスポーツで印象的だったのがオットー・タナク。一発の速さもありますし度重なるトラブルの中でもコンスタントにタイムを刻んでいました。今回はMスポーツ陣営のトラブルを一人で引き受けた感じでしたが今シーズンの台風の目になりそうな活躍でした。去年のポーランドでもそうでしたがなかなかドラマチック❔な展開が多くてこれは華のあるドライバーになりそうです(^^それにしてもマルコムウィルソンは良いドライバーを揃えましたよ。
出典:CITROEN
シトロエン陣営はヒュンダイ以上に運がなかったですね。初日はタイムも出ていましたがやはりミークひとり頼みでは…ですが老練なイブ・マトンのことです、このままでは済まないでしょう。まったく関係ないですが前衛的なマシンのデザインは一番好きかも。
この他にもミケルセンがWRC2で格の違いを見せる快走を見せていましたね。どうして彼がR5をドライブしているんでしょう❔はやく2017スペックのWRカーをドライブする彼を見てみたい!
モンテカルロという特殊性のあるイベントでオジェの力が物を言い結果的には例年同様の結果なんですが…逆説的にはモンテカルロ以外ではどうなるんでしょう?私は去年と違い各チームの総合力は拮抗してきているようにも感じました。
タナクやヌーヴィルが伸びてトヨタが絡む!そしてミークも本領を発揮してオジェに挑む。そんな展開になれば益々今シーズンは盛り上がると思います。これは今年のWRCは面白いですよ♪
Posted at 2017/01/24 21:31:22 | |
トラックバック(0) |
WRC | スポーツ