
先日とある重要会議?出席のため十勝に向かいました。道程はいつも通りの狩勝山経由で峠越えです。

今年は降雪が少なく3月ですが頂上付近でも雪はほとんど見られませんでした。

問題は散々食べて笑って楽しい時間を過ごした後です。
帰りは当然夜間の走行になりました。狩勝峠を降りて長い山道の直線部分を走行中、前方を大きな影が左手から左車線中央まで飛び出して来ました。ブレーキをかけますが丁度路面は一部凍結して片輪だけアイスパッチにのっていました。かなりシビアなタイミングでABSが作動する程でしたが鹿さんが右手に渡り切るまでの時間は稼ぐ事が出来て衝突は回避できました。しかしこっちをみて止まるパターンや戻ってくるパターン、2頭目が続くパターンもよくあるのでまあ控えめに言ってもついていました。鹿さんが現れそうな場所や回避が難しい林と車道が近いポイントなど警戒が必要な場所は大分わかるとは言え凍結路や後続車がいる時は急に減速するのは難しいですしカーブ直後や見通しの悪い場所では初見がもう目の前というパターンも珍しくありません。そもそも頼りのセンサーであるアイボールが年齢による能力低下で夜間は特に信頼がおけません💦

実は前回の十勝会合の時も今回と同じく帰りに鹿さんと急接近しています。その時は勾配があって見通しが悪い場所で気づいた時にはこちらの左側面の数メートルまできていました。車線に渡り始めれば衝突は回避不可能なタイミングでした。
こう鹿さんとの邂逅が続くとこれは単に確率論かなと思ったりします。昔なんかで読んだ航空戦における確率論のくだりを思い出します。

被撃墜なんて一定回数の出撃を行った後にその者に順番が回ってくるというだけの事。指を折ってその順番が来るのを数える事ができる。確率論が否応なしに示すのはある者にとってその順番は早いかそれが遅いかというだけのこと。うろ覚えですが…
大戦中、当初R.A.Fはドイツ行きの戦略爆撃機の損失率を3%程と見積もっていました。しかし時期にもよりますが実際はもっと厳しい戦いになっていきます。30回の出撃をこなすのは相当な幸運が必要でした。ましてや運悪く尾部銃座担当にでもなれば4回程出撃を重ねるのも難しかったらしい💦優勢な装備で昼間爆撃を選択したアメリカさんですら似たり寄ったりの状況でした。まさに非情な確率論です。
うーん…鹿さんとの遭遇は今まで幸運が続いていたんだからこれからも続くのか?それともただの生存者バイアスなのか?

どうにかならないものでしょうかね。これではこちらも撃墜の憂き目に遭遇するのも時間の問題かも。冬の峠越えは寝袋積んだ方がいいかも。あとは鹿ソニック装着か?💦
Posted at 2024/03/24 11:21:39 | |
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