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野分の藤蔵のブログ一覧

2014年10月10日 イイね!

区民会議で提案してみる

区民会議で提案してみる昨日、おらが街の区民会議があったので出席した。
小生、来年の3月まは区民会議委員なのである。
区民会議委員とは、区長から委嘱された無給のボランティアのこと。
で、肝心かなめの仕事の内容をスパイ大作戦風に述べるなら、


「そこで君達の使命だが、区長から提案された地域の様々な課題について協議し、一冊の提言書をつくりあげることにある。リーダーやメンバーが捕えられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。なおこのテープは自動的に消滅する。」
(※毎度古ネタで恐縮)

・・・ということに相成る。

メンバーは20名で、地元の商工会議所、農業団体、自治会連合会、社会福祉協議会、民生委員協議会、中央青年会議所、PTA連合会など団体推薦の方々15名と、小生のような一般公募5名からなっている。
それから、一切合切関知して下さる当局(=事務局)は、市役所の職員さんたちである。


一応会議なので、薄汚いヒゲを整えつつ、愛車Nutron  R51LXP号にて9時35分自宅を出発。


9時55分、会場にトウチャコである。


会議冒頭はまずスケジュール確認から


今年度は過去3回会議が開催され、話し合われてきた内容を踏まえて、ほぼ提言テーマは固まった。

即ち、
「誰もが住み続けたい・住んでみたいまちをつくる」
である。

誰もが・・・だから、

シニア世代にとっては、
地域の人と繋がりを持ち、気軽に集まり交流し、支え合えるまち

子育て世代にとっては、
より良い環境の中で、安心して子育てできるまち

子どもにとっては、
大いに学べて、大いに遊べるまち

といったところではないだろうか。


問題は、こうした魅力ある住みやすいまちをつくるための
仕掛け」と「仕組み」だ。

つまり、お題目だを提言書に記しても、実効性が伴わなければ何にもならない。

実現性のない、机上の空論に等しい提言書をつくるということは、
「区民会議を通じて、住民の意見はちゃんと聞いてますよ」
そんな役所のアリバイ作りにひと役買っただけ・・・と受け取られても仕方ない行為だと思う。

そこで小生、前回の会議あたりから温めていた案を思い切って披瀝してみた。
即ち、既存の公園を有効活用し、子どもたちが自分の責任で自由に遊べるプレイパークを設置してはどうか・・・という提案である。


今の子どもは気の毒だ
どこの公園もキャッチボールはダメ。サッカーもダメ。泥んこ遊びは汚れるし、木登りも危険。たき火などはもってのほか。
これじゃまるで、何のための公園かわからないどころか、外で遊ぶなと言っているようなもの。

ちなみにプレイパークは、1940年以降にヨーロッパで広がりをみせたらしい。
モットーは自分の責任で自由に遊ぶ・・・ということ。

子どもは遊びを通して数多くのことを学ぶ。
他者とのコミュニケーション然り、社会的ルール然り、想像力(創造力)もまた然り。
そのような貴重な体験を重ねることによって、はじめて自主性なり主体性が確立され、個として生きていくための必要な力が備わってくるのだと思う。

小生があたりをつけている市立公園は、子ども用のアスレチック設備もあり、立地条件も最適だ。それに既存施設の有効活用だから、新たな設備投資もいらない
しかし、プレイパーク設置には解決しなければならない課題も多い

まず、見守って下さる常駐者が必要だ。いくら自主性を重んじるといっても、安全管理を疎かにすることはできない。当然報酬も必要である。

2番目には何といっても近隣の了解だ。
場所を限定するとはいえ、たき火も可能ということになれば消防法等もクリアしなければならない。

3番目は、事故を極端に恐れる傾向が強い役所が、果たしてOKを出すかという問題だ。

実施主体のことも含め、課題は山積みだが、先進的に行っている世田谷区の例もある。
世田谷区ができてさいたま市ができないとなると、よほど自治力に差があるということになる。
これは役所を説得する上での最後の殺し文句である。

という訳で、視察先は世田谷区のプレイパークを要望しておいた。

11時50分、区民会議終了。


1階のフロアに新しくできた日高屋でラーメンをかきこみ、いつもの総合病院に行く。
また右足甲の血行障害がひどくなったのだ。

受付時間ギリギリの12時30分、皮膚科にトウチャコ。
どうやら75番目の客のようである。


待ち時間がたっぷりだったおかげで、プレイパークの実施案を具体的に紙に落としてみる


15時20分、診療終了。
先生はこれから昼食だろうから、さぞかしお腹が空いたことだろう。

外の薬局で薬を貰うのに25分待ちだった。
待ち時間の間にテレビを見る。
雅子様のドレスの色がド派手なので、少々驚く。

薬局を出た後、床屋に行く。
今日は髪を洗って貰いたかったので、いつもの3Qカットではなく別の店である。
ここも3人待ちであった。
与太話をしながら店を出たら、あたりは薄暗くなっていた。

17時15分、帰宅。

下宿のオバサンが晩酌用の豚キムチを炒めてくれていた。





(追伸):プレイパークも好きですけど、プレイガールはもっと好きですヨ、ご同輩!
Posted at 2014/10/10 22:43:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2014年10月08日 イイね!

今朝の男体山

今朝の男体山ノーベル物理学賞受賞報道で沸き返っている我が国だが、何といってもへそ曲がりな小生の関心事は、北海道大学の学生がイスラム国の戦闘員になろうとして、警視庁公安部から事情聴取を受けている一件だ。




ちなみに公安当局の捜査根拠は、刑法第93条だそうである。

即ち、
外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、3月以上5年以下の禁錮に処する。ただし、自首した者は、その刑を免除する。


法律にも極めて不勉強かつ無知な小生だが、それにしてもこんな条文があったとは初めて知った。
還暦も近いのに、やはり恥ずべきことだろう・・・。

さて、イスラム国といえば、現在トップのアブー・バクル・アル=バグダーディーという人は、自らをカリフ(イスラム共同体の最高指導者)と名乗っているらしい。

つまり、我こそは本物の反米勢力
洞窟にコソコソと隠れているアルカイーダなんぞとは一緒にしないでくれ・・・ということなのだろう。

イスラム国の主義主張は、現状改革の上で初期イスラムの時代(サラフ)を模範とし、それに回帰すべきという思想から成り立っていると聞く。
勿論ジハード主義だから、テロ活動をはじめとする武力攻撃によるイスラム統一が目的だ。

評論家の大宅映子氏は、「テロリスト集団の名前にイスラム国はふさわしくない。メディアはイスラム国という名称を使うべきではない。」
と発言していたが、この意見には違和感がある。

というのも、イスラム国が支配している地域では、税を徴収し、サダム・フセインの息のかかった者たちを再雇用し官僚組織を立ち上げ、命綱である油田を管理しているばかりか、郵便局まであるそうだからだ。

世界は国家とは認めていないものの、彼らにしてみれば、少なくとも国としてのは整えているつもりなのだろう。

ただし、勤務地:シリアなどと日本やヨーロッパ各国、あるいはオーストラリアなどの若者たちにリクルート作戦を仕掛けてきても、イスラム国の前途は暗い。

アメリカも、これまでのようにイラク中央政府に対して指導者を送りこむだけ・・・といった大甘な外交政策はとらないはずだ。
石油の利権のこともあるから、バグダッドやエルビルは何としても死守するだろうし、誤爆の多い空爆より、地上からレーダーを使用するべきという意見にオバマも抗しきれまい。
なぜなら、中間選挙が控えているから。

一方、ロシアと仲がよくない各国も、歩調を合わせることが考えられる。

つまり、町内自治会の世話役アメリカさんが、回覧板を持って来て、
「赤い羽根お願いしますね!」
と言われたら、
「仕方ないからお付き合いするか・・・
ということに普通はなる。

赤い羽根ならカネで済むのだが、問題は
消防訓練も当番制で頼むね!!」
と来た時である。
結局、我が国も他人事(ひとごと)ではないのだ。



お話最初に戻って、件の北大生。
新聞記事によれば、

「この学生は、複数の知人に自殺願望とともに「シリアで死ぬつもりだ」などと明かしていた。公安部は、学生が就職活動の失敗などから孤立感を深めていったことが事件の背景にあるとみている。

 公安部は6、7の両日、学生が出入りしていた東京都杉並区のシェアハウスのほか、調査などで「イスラム国」の支配地域に入ったことがある元大学教授の都内の自宅など関係先3カ所を捜索。捜査関係者によると、シェアハウスからは学生が所持していたイスラム教関係の書籍数冊を押収したという。

 「勤務地:シリア」と書いた求人広告を出していた東京・秋葉原の古書店関係者の話では、学生とは数年前、ツイッターを通じて知り合い、今年4月ごろ、「シリアに行きたい」と相談を受けた。学生は7月ごろに北海道から上京。古書店関係者が所有するこのシェアハウスに泊まった際に「本当は九州で死ぬつもりだった」と話したという。」

とのこと・・・。

小生、子どもはいないが、もしいたとしたらちょうどこの学生さん位の年齢かもしれない。

なので、親御さんの気持ちを想うと何とも切なくなる。

まだ26歳。
人生は長い。
ゆっくりと焦らずに、まずはいい友だちを見つけてほしいものだ。



さて、今さら就職活動しても、どこも雇ってくれそうもない小生は、今日もまたリハビリテーションと称いろは坂に向かったのである。

5時55分、自宅を出発。
ホンダバモスの背後に迫る不気味な影・・・。


朝陽が眩しい日光口PAで、トイレ休憩&水分補給


7時50分、黒髪平にトウチャコ












明智平にトウチャコ

某大国の若者たちが楽しそうに写真撮影していた




男体山は少しモヤっていた



そこで恒例の下手な一句。

男体山  女体はハッキリ  エルイーディー


10時25分、帰宅。

マンネリもたいがいにしろヨ・・・と出迎えてくれる。

Posted at 2014/10/08 20:45:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2014年09月29日 イイね!

またまたまたまたまたいろは坂に行く

またまたまたまたまたいろは坂に行く競艇やオートレースはいざ知らず、こと競馬に関しては、10レースのうち1レース当たれば大成功だと思っている。
なぜならサラブレッドは、自然が生んだ生き物だからだ。

生き物である以上、今日は気分が乗らないなァ~・・・という日もあるはず。


同じレースを走ってるメス馬に恋してしまうことだって大いに考えられる。

だから競馬なんて、95%は偶然の結果で、残りの5%が確率に裏付けられた世界なのだと覚悟している。

10レース中1レース当てることの難しさ・・・。
下手の横好きの言い訳を、ご理解頂ければありがたい。

確率で思い出したのだが、確率的に予測できる危険のことを英語ではリスクと呼ぶらしい。
一方、確率などでは到底予測不能な危険のことはクライシス

御嶽山の噴火に伴う今回の事故は、紛れもなくクライシスだろう。
もっとも、後から考えれば・・・である。

広島の土石流事故然り。
東日本大震災もまた然り。

しかし、次々に起こるこれらの不幸な災害によって、私たちの意識は変わったのだろうか。
自然現象は科学技術によって予測可能である・・・と信じ込まされている多くの人たちの意識のことだ。

技術文明が進めば進むほど、その土台や外側や未来は、リスクではなくクライシスに覆い包まれていくに違いない。

オリンピックを誘致したいがため、福島原発は完璧にコントロールされていると大見得をきった我が国に、深く静かに近づいている種々のクライシスの存在を見抜けるとはとても思えないのである。

なぜなら、技術文明を批評するべき立場の精神文化が、荒廃の一途をたどっているからだ。

いずれやってくるであろう危機に備えるためにも、最低限身体は動けるようにしておかねばならぬ。
身体障害者とはいえ、周囲の方ご厚情に甘えてばかりでは申し訳が立たない。

そこで昨日、S4号でリハビリテーションに出掛けてみた。
場所はいつものいろは坂。

オヤジまさか、いろは坂の番人のつもりじゃないだろうね・・・とタロウが見送ってくれる


9時50分、自宅を出発。

三菱ふそうトラックの背後に迫る不気味な影・・・


日光口PAでトイレ休憩と水分補給


黒髪平はカメラを持った人たちで一杯だった


11時35分、明智平にトウチャコ。
持参した軽食を摂る


紅葉はまだまだ


ロープウェイは賑わっていた


今日の男体山


自称俵万智先生の門下生なれば、短歌を詠んでみる。


男体山  女体を見ても  愚息目覚めず
千人斬りも  夢の  また夢


こんな腑抜けな歌を詠んでいては、やがて来るクライシスに翻弄される我が姿が見えるようだ。

自宅近くのGSで給油・洗車してもらい、15時15分帰宅。

10日~2週間後には、いろは坂は大混雑となるだろう。
Posted at 2014/09/30 18:00:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2014年09月17日 イイね!

富弘美術館に行ってみる

富弘美術館に行ってみる「金曜の午後になると、おたくは妙にソワソワするわねぇ」
とは、下宿のオバサンの弁である。
心当たりがない訳でもない。
というのも、午後4時にはコンビニの店先にズラリと競馬新聞が並ぶのだが、それが妙に待ち遠しいのだ。

競馬は勝負事だから、負けるのは当たり前。
とは言え、ここのところ負けっぱなしである。
それならいっそのこと止めてしまえばいいのだが、そんなことができるくらいなら苦労はしない

もし当たったなら、下宿のオバサンにあれを買ってやろう・・・
タロウには最高級の缶詰をおごってやろう・・・
などと夢想するのは、結構楽しいものだ。

そして何より、競馬新聞を見ながら予想するときのワクワク感がたまらない。

レース展開・血統・調教・コース形態・騎手との相性・枠順・天候・その他諸々のデータをもとに推理し、自分の信じる結論を導き出すプロセスこそが、楽しさの全てといっても過言ではない。

それにしても、人間はつくづく罪深い生き物だと断言できる。
なぜなら、馬の尻を思い切りムチで叩き、競争させ、それにカネを賭けているのだから・・・。

そして、こんなことに30年以上も夢中になっている小生は、自宅の壁に馬鹿オヤジと落書きされても仕方ないとさえ思う。

落書きといえば、例の騒動のおかげでママ友カーストという言葉を初めて知った。

Wikipediaによれば、
母親であることを共通とした友達付き合いにおいて見られる序列のことを、身分制度になぞらえて呼んだ表現・・・。
のことだそうだ。

これも受売りだが、この序列化の要素には、自身が身につけている服やバッグ等に加えて、子どもの学力、習い事の進歩の度合い、子どもの外見(男子の場合は背丈)や夫の学歴・職業・収入などがあるらしい。

さらには、引っ越してきた家庭があると、そこに子どもを遊びに行かせ、どのような家庭環境で職業は何かを調べ、仲間に入れるべきでないと判断したなら、グループから排除するということが行われている由。

白河桃子氏の分析によれば、現代は不況であり、自身が下流に転落するという危機感を常に抱いている。そこで、他の家庭と比較することで、自身はまだ中流にいるという安心感を得たいがため行為・・・と見ているようだ。

何かの本で読んだのだが、児童虐待の過半数は実母によるものらしい。
その動機となるのは、子育て不安が最も多いとのこと。

昔はと同居する家庭がほとんどだったから、子育てでわからないことも聞けただろうが、核家族化の現代ではあり得ない話。

だからこそ姑に代わる存在として、お互いの立場がよくわかり、子育ての悩みなども相談しやすいママ友が貴重になる訳だが、そこが罪深い生き物である人間の悲しさ。
こんなところにも、しっかりと序列があることを知る。

無知蒙昧な小生などが言うまでもなく、児童虐待は大人によって引き起こされる。
そして、虐待を受けた子どもが負う心理的ダメージは、とてつもなく深く大きい。

ママ友カースト制が存在する限り、地域の保育士や教師、保健師、児童相談所の職員など、子どもたちを取り巻く職業に就かれておられる方のご苦労はまだまだ続くに違いない。

そんな知ったかぶりなことを言っている小生の母親は、時に優しく、時に厳しく接してくれた。
障害者と母親の関係性は、とてもひと口で説明できるものではないが、子どもの頃はまさに小生に付きっきりだったから、5歳上の兄は母を独占され、さぞかし不満だったろう。

障害者と母親といえば、事故で手足の自由を失い、口に筆をくわえて絵を描く星野富弘も、たいそう関係性が深かったと本で読んだことがある。

脇腹の痛みもほとんどなくなったので、そこで昨日、富弘美術館に行ってみた。
8時45分、自宅を出発。

スズキMRワゴンWITの背後に迫る不気味な影・・・。


東北道から北関東自動車道を経て、楽しい峠道の122号に出る。


途中、童謡「うさぎとかめ」の音楽が聞こえてくる。
メロディラインと呼ばれていて、道路に溝が掘ってあり、走行音でメロディが奏でられるしくみらしい。

10時35分、トウチャコである。
富弘美術館は草木ダムの湖畔にあった。


身障者用駐車スペースに止めさせて頂く。


美術館の周辺は、自然を模した前庭と湖面の景色を楽しめるよう整備されている。






エントランス


リーフレットに基き、星野富弘氏のプロフィールを紹介しておく。

1946年  群馬県勢多郡東村に生まれる

1970年  群馬大学卒業後、中学校の教諭になるが、クラブ活動の指導中に頸      
       椎を損傷し手足の自由を失う

1972年  群馬大学病院入院中、口に筆をくわえ文字や絵を書き始める

1974年  病室でキリスト教の洗礼を受ける

1979年  入院中、前橋で最初の作品展を開催。退院

1981年  結婚。雑誌や新聞に詩画作品やエッセイを連載

1982年  高崎で「花の詩画展」。以後全国各地で開催

1991年  群馬県勢多郡東村に村立富弘美術館開館
       ブラジルの各都市で「花の詩画展」、現在も継続中

1994年  ニューヨークで「花の詩画展」

1997~2000年  ホノルルで「花の詩画展」

2001年  サンフランシスコ、ロスアンゼルスで「花の詩画展」

2004年  ワルシャワ国立博物館「バリアフリーアート展」に招待出品

2005年  4月、富弘美術館新館開館

2006年  5月、熊本県芦北町に芦北町立星野富弘美術館開館
       6月、群馬県名誉県民となる

2010年  富弘美術館入館者600万人を超える

2011年  第1回群馬大学特別栄誉賞受賞
       現在も詩画やエッセイの創作活動を継続中

   



エントランスから館内に入場すると、そのユニークなつくりにまず驚く。
ロビーをはじめ展示室や各コーナーが、全て円の形で統一されているのだ。
柱もなければ廊下もない。

作品が展示されている部屋は、小部屋を含め6室で構成されている。
ロビー前室から、東京競馬場と同じ左回りサークルを回っていく。

すると、展示室1→展示室2→小展示室1→展示室3→展示室4→小展示室2といった具合に、全部の作品が流れるように楽しめる趣向である。

まさに、円と円との連続が、縁に繋がっているようだ。

作品それ自体は、真摯な眼差しで見た故郷の自然を通した星野氏の哲学そのものである。

しかも、恐ろしく静かであり、どこにも力が入っていない。
しかし、力が入っていないのに、なぜか力強い。
何よりも、絵の優しいタッチと、素朴だが哲学的な詩との調和が絶妙である。

洒落を題材にした、ユーモアあふれる作品も数点あったし、事故に遭ったときに履いていたシューズも展示されていた。
これらもきっと、星野氏の人生観からくるものだろうと思った。

そして、最も気になっていた母をテーマにした作品にも出会えた。

星野氏を絶望の淵から救ったのは、ある時は信仰の力であり、ある時は詩人の言葉であった訳だが、母親の献身的な介護と愛情なくしては今日の作品は成立し得ない・・・。
そのことを確信した瞬間だった。


確信した途端、空腹に襲われた。
いわゆる孤独のグルメ状態に陥ったので、カフェに入ってみる。


くるみ入りライ麦パンとコーヒーのセットを頂く。自家製のパンが温かく美味である。


ミュージアムショップで土産を買い、13時40分、富弘美術館をあとにする。

下りも楽しみにしていたメロディラインだったが、とうとう音楽は聞こえず・・・。
どうやら、上りだけのようである。


15時30分、帰宅。

土産の有田焼を下宿のオバサンに贈呈する。


僕にはないの・・・?  と面白くなさそうである。


タロウよ、次の競馬開催日を楽しみに待っておれ。
Posted at 2014/09/18 21:32:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2014年09月09日 イイね!

病院のハシゴ&ヤナセに行く

病院のハシゴ&ヤナセに行くヒゲのない男とするキスは、塩をかけないゆで卵と同じくらい味気ない・・・とはフランスの古い諺らしい。
なので小生は、この諺を知った11年前より、鼻の下に薄汚いヒゲをたくわえている。

今ひとつは3か月ごとに歯医者に通い、歯垢を取り除いてもらっている訳だが、ヒゲといい歯科通院といい、これ全て、妙齢の女性からいつキスをせがまれてもよいように、男のたしなみとして怠りなく準備しているだけの話である。

キスといえば、橋本聖子議員がセクハラ騒動の渦中の人となり、心労が重なって激ヤセしたと報道されていた。
ソチ五輪の打上げパーティーで、高橋大輔選手にキスを強要した行為は、明らかにセクハラにあたるという週刊誌報道が事の発端だ。

自称セクハラ評論家の小生の感想は、
「住みにくい世の中になったなァ~・・・」
である。

森元総理がその社会的地位を利用し、浅田真央選手に無理矢理キスを迫った・・・というのならともかく、今回の事例をセクハラと認定すると、おかしなことが起きる。

即ち、
「女に生理休暇が認められているのだから、男にソープ手当を支給しろ」

という理屈を認めるのと一緒だということだ。

性差別は絶対に許されるべきではない。
しかし、性差は可能な範囲において尊重され、認められるべきである。

誰にリークされたかなどはどうでもいいことで、聖子議員はまず身体を治すことが先決のようだ。
老婆心ながら、ついでに酒癖もね・・・。

そういったことを前提に(?)、10時15分、電動車椅子Nutron  R51LXP号でいつもの歯科医に出掛ける。


10時30分、トウチャコである。


15分ほどで治療終了。
歯垢を取るだけなので、痛みは全くない。

返す刀で、総合病院の整形外科に出発。
裏道の住宅街で発見。思わずシャッターを切る。


途中のコンビニではこんな光景。
店内の飼い主を今や遅しと待っている様子なので、暇人の小生もご両者につきあう。


そうこうするうち11時25分、総合病院の整形外科にトウチャコ。


右わき腹の状態があまり改善しないことを伝える。
主治医の話によれば、肋軟骨の打撲は3週間経たないと痛みが和らがないという。
痛み止めを処方してもらう。

13時50分、帰宅。
遅い昼食の後、S4号でブラつくことにした。

14時45分、出発。

ホンダステップワゴン スパーダの背後に迫る不気味な影・・・。


半年ぶりに、17号沿いのヤナセに入ってみる。

15時30分、トウチャコ。




試乗車だろうか?


店内に入ると、またまた笑顔がステキな小林麻耶似のスタッフが出迎えてくれる。

写真OK、ブログOKとのことに、例によって下手な写真を撮る。






















客が小生だけだったのをいいことに、小林麻耶譲と世間話する。

歯医者の帰りだとは伝えたが、その目的が、男のたしなみであるところの緊急時におけるキスの準備・・・であることはさすがに図々しい小生にも言い出せなかった。

小林麻耶譲の幸せに乾杯!


17時20分、帰宅。


いい歳して何やってんの・・・とタロウが呆れながら出迎えてくれた。


Posted at 2014/09/10 01:37:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

野分の藤蔵と申します。 還暦+4歳の偏屈オヤジです。 家族は下宿のオバサンと二人暮らし。他人様に言えない稼業で、何とか糊口を凌いでおります。 趣味...
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