
昨晩のうちに
留守電が入っていたことを今朝知る。
昭和57年同期入社のT氏からであった。
再生してみると、何やら
「
コルディア買った時の営業の人が、
浦和レッズの社長になってるよ・・・」と聞こえてくる。
話は
31年ほど前に遡る。
つまり、藤蔵26歳、T氏24歳の時のことだ。
T氏が新車を買いたいというので、仕事が終わってから2人でよくディーラー巡りをした。
当時の愛車であるカローラ1300SEハードトップの助手席にT氏が乗り、週2~3回は行っていたと思う。
トヨタ、日産、ホンダ・・・。そして、最後に行ったのが三菱である。
その三菱のディーラーは環状線沿いにあるのだが、道路から一番目立つ所に
真っ赤なコルディアが輝きを放っていたのだった。
1800ccのターボ車。後輪のタイヤハウス部分が
シトロエンを彷彿とさせる感じで、真っ先に小生が気に入ってしまったのである。
「かなり点数高いんじゃない?」(藤蔵)
「うん・・・」(T氏)
「値引きは俺が頑張るよ」(藤蔵)
このような具合に話が進んでいったのだと思う。
この後、3~4回三菱詣でを行い、小生が主に値引き交渉に臨んだ。
そして、その交渉相手が何と、昨日
謝罪会見した淵田敬三社長(浦和レッズのホームページ等に経歴が紹介されているので実名を出させて頂きます)だったとT氏は小生の携帯電話に残したのである。
念のため、昼過ぎにT氏に電話すると、
「あの顔は間違いない。それに名前もよく覚えているよ。たぶん家の中を探せば名刺も出てくると思う。」
と
自信満々であった。
同期の中でも記憶力抜群のT氏のことである。よもや間違いはあるまい。
一方、自慢じゃないが小生は他人の顔と名前を覚えるのが大の苦手である。
もし仮に事件に巻き込まれ、後で警察から
「モンタージュ写真作成にご協力願います!」
などと言われたらどうしようと、年中ビクビクしながら暮らしているのである。
したがって、小生は淵田さんの若い頃のお顔も覚えていないし、ましてや名前などとんでもない話である。
しかし、小生と同年代の営業マンと互いに
丁々発止やらかした・・・のは覚えている。
それどころか、
「あなたといくら話してても
埒が空かないので、所長さんをお呼び願います」
などと小生意気なことを言い、その所長さんとも
言い争いになった・・・こともよく覚えているのである。
結局、オプションをおまけしてもらい、無事に契約と相成った。
それにしても、若気の至りとはあまりに都合のいい言葉だ。
今考えれば、まさに顔から火。お恥ずかしい限りである。
そんなこんなで、
半ば発作的に三菱のクルマに会いたくなる。
13時ジャストに自宅を出発。
ダイハツムーブの背後に迫る不気味な影・・・。

13時55分、隣町の三菱のディーラーに
トウチャコである。
身障者用駐車場に駐車すると、すぐに営業の方が案内して下さる。
店内には、ピンクと黒の
eKスペースが2台展示してある。
なお、店内の車両の写真撮影は差支えないが、ブログのアップは
NGとのことであった。
思うに、この措置は
至極当然である。
会社にはその会社なりの
社風があり、決められたルールが存在する。
客とはいえど、自由にはおのずから制限があって然るべきだ。
むしろ、ナァナァにならず相互に
節度を保った関係を維持した方が、客もはっきりものを言えるという意味でメリットがあるかもしれない。
その点で、この店の接遇が頼もしく感じたのである。
なお、営業の方から、特殊改造の
ミニキャブであれば電動車椅子ごと乗降が可能ではとアドバイスを頂く。
いずれ松葉杖での歩行が難しくなった場合の
選択肢として、頭の片隅に入れておかねばなるまい。
その他にも、多摩地区にハンディキャップ用車両の展示場があると教えて下さる。
有益な情報提供に感謝。
14時45分、三菱のディーラーを出発。
帰宅途中、
横断幕の聖地を初めて見てみる。
ところで、今回の件に関しても、テレビのコメンテイターなどは差別というものの
本質を知ろうともせずに、ただその場限りの大騒ぎを繰り返すのみである。
民族間の対立がどのような背景で不可避的に発生しているのか、1930年代のナチズムやファシズムはなぜ台頭し滅んでいったのか、横断幕の件といじめの問題はどこが同じでどこが違うのか・・・コメンテイターを名乗るのだったら、せめてこの程度のことは調べ、
頭の中を整理してから喋ってほしいものである。
PS:
淵田さん、ご無沙汰しております。その節は大変失礼しました。
今回のこと、何かとご苦労も多いとは存じますが、お身体にはご自愛下さい。
陰ながら応援しております。
Posted at 2014/03/14 23:42:43 | |
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