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野分の藤蔵のブログ一覧

2014年07月29日 イイね!

世田谷美術館に行く

世田谷美術館に行く若い男性にとって、初デートの場所をどこにするのかという問題は熟慮を要する
35年も前の私事で恐縮だが、小生の場合は東京タワーにした。理由は、
①お相手の方が九州から出てきて間もなくで、東京の名所をあまり知らなかった
②高いところが好きそう
ということで、比較的すんなりと決定したのだった。

小さい声で言うのだが、下宿のオバサンは埼玉出身なので当然別人の話である。

そして勿論初デートだったから、東京タワー周辺の実地踏査は当時の愛車である初代シビック号で念入りに行った。

さて、これもどうでもいいことなのだが、
2回目のデートは自宅。
3回目は相模湖。
4回目は大洗海岸。
5回目は新宿三井ビルのスカイレストラン(たぶん今はもうないはず)。
だったのである。

しかし今思えば、5回目のデートは何としても美術館にすべきだった。

「博物館は哲学研究の工場であり、その所蔵品は原料に過ぎないのです」
こう述べたのは、フランス国立ギメ博物館にその名を残す、エミール・エチエンヌ・ギメである。

仮に博物館を美術館と言い換えることができるとしよう。

即ちあの日あの時、恋愛を哲学するために
(もっと下世話に言えば、スカイレストランでいきなり直球勝負なんかせず、美術館という非日常的な空間で敢えてボール球を投げ、相手の出方を窺うという戦術上の意味も含め)、三井ビルに行かず何処ぞの美術館に行っていたとしたら、小生の人生も180度変わっていたかもしれないと考える今日この頃なのである。

そこで本日のリハビリテーションは、世田谷美術館に決定する。

日本の伝統文化をこよなく愛し、広くフランス国内に紹介してくれたギメにちなむかのような、「華麗なるジャポニスム展」が開催されているのだ。

何でも、ボストン美術館が誇る絵画をはじめとする名品150点が展示されているらしい。


土曜日に大嫌いなシャンプーとカットが待ち構えているとは知る由もないタロウが、上機嫌で見送ってくれる。


朝食を済ませ、9時15分自宅を出発。
スズキアルト ラパンの背後に迫る不気味な影・・・。


10時55分、トウ~


チャコ!(マンネリゆえパターンを変えてみた)

2台分の身障者用駐車スペースは満員御礼の垂れ幕が下がっていたため、業務用の専用スペースに止めさせて頂いた。ご配慮感謝申し上げます。

正面玄関を目指しリハビリ開始。






入り口に辿り着く。


予想通り混んでいるようだ。


ところで、フランス語のjaponismeという言葉は、日本という国名を表すjaponにismeをくっ付けた造語らしい。

名詞の後ろにismeを付け新語を造るのは、どうやらフランス人の得意技のようである。

例えば毛沢東を表すMaoにismeを付け、maoismeという新語を造っている。
当然毛沢東主義という意味である。

浅田真央と一緒に3回転してみたい・・・という意味では決してない。

このjaponismeは、日本趣味と訳されるらしいが、具体的には日本の美術品に対する愛好という意味だそうである。

そんなうんちく話を頭の片隅に置きつつ、1階の展示場内に入ってみる。

場内は思ったより暗く涼しい。
絵に光と暑さは禁物ということなのだろう。

歌麿や北斎の浮世絵と対比する形で、印象派の巨匠たちの名画が並ぶ。

それにしても、極端に陰影を付け遠近法で描いてきた伝統ある技法を敢えて捨て去り、極東に位置する神秘のベールに包まれた国の、しかもどこの馬の骨だかよくわからない浮世絵師の手法を取り入れるとは、随分と思い切ったことをするものだ。

素人の小生にわかるはずもないが、その背景にどういった意味が隠されているのか実に興味深い。

さて、1階場内には絵画の他にも、皿、漆器、着物等が展示されていたのだが、その奥のブースに、本企画展の目玉であるモネの大作「ラ・ジャポネーズ」が飾られていた。

考えていたよりずっと大きい・・・が第一印象である。
10分程じっと観賞してみる。

モデルはモネの妻であるカミーユ。

15本のうちわをバックに、金糸の刺繍をあしらったド派手な赤い着物をまとっている。
和服と言うより、どてらに近いようにも見える。

にっこりした見返り美人さながらのポーズに、こちらも思わず知らず微笑みを返したくなるが、実はカミーユからみて左側に花魁のうちわがあり、さながら日仏美女対決の様相を呈しているのである。

というのも、カミーユが持っている扇は赤白青とまさに三色旗の配合。

モネが扇を持たせたに違いないから、即ち国の威信をかけた美人コンテストを裏モチーフとしたのではないか・・・あの世でモネに会ったら一度聞いてみたいものだ。

そんな妄想はともかく、近くに女性の学芸員の方がいらしたので図々しく尋ねてみた。
「随分と大きいですが、何号ですか?

学芸員の方曰く、
「この絵は継ぎはぎ(註:表現は正確ではないかもしれないが、多分そういう意味だと思う・・・)なので、何号とは言いません。強いて言えばエム155ですね(と聞こえた・・・)」

小生余計にわからなくなったので、どなたか詳しい方ご教示頂ければ幸いである・・・。

閑話休題。

エレベーターで2階にあがってみる。
風景をテーマとした絵画・版画・写真が主であり、地味ながら落ち着いた趣きがある作品が多かった。

あっという間に13時が過ぎ、空腹感に襲われたので、1階のフランチレストランであるル・ジャルダンに行くが、1時間半待ち言われ退散。

地下のSeTaBi  Cafe(セタビカフェ)に行く。
10分ほど並んで、ランチにありつく。


腹の虫も落ち着いたので、外に出てみる。

夏休みで子供も多いが、砧公園には楽しそうなカップルも数組いた。

そういえば、展示場内にも外国人をはじめ、明らかに恋人同士とわかる若者たちが熱心に絵を観ていた。

海も山も映画も、そしてディズニーランドもデートの場所には悪くはないが、恋愛を哲学するならやはり美術館に限ると小生は本日再認識した。

14時ちょうど世田谷美術館を出発。
首都高は渋滞もなく、15時5分帰宅する。

さて若人よ。
ル・ジャルダンにこそ行けなかったが、君たちに代わって実地踏査は済ませてある
この夏こそ彼女を連れ、胸を張って世田谷美術館に行くべし!
Posted at 2014/07/29 23:47:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2014年07月24日 イイね!

1年点検に行ってみる

1年点検に行ってみる先日ラジオを聴いていたら、トヨタとパナソニックが共同開発したシステムで、車載ナビから自宅のエアコンを操作することが可能になったと報道していた。

つまり、冬の寒い夜(夏の暑い日中)にあと15分で我が家にトウチャコするので、予め愛車のナビを使って部屋を暖めて(冷やして)おこう・・・という独身者もしくはダブルインカム・ノーキッズ夫婦のための便利な道具のつもりなのだろう。

小生はこのシステムに何ら魅力を感じないし、そのために車両価格が高くなるのは本末転倒だと思うのだが、どうやら世の中全体のような流れになっているらしい。

確かに、手足に重い障害をもつ小生にとってウォシュレットほど有難いものはないし、人が眠っている間に掃除を済ませてくれるルンバは中々どうして憎いヤツである。

したがってどう考えても、小生が子どもの頃に比べれば現在の身の回りは便利な物であふれ返っていて、その恩恵に大いにあずかっているのもまた紛れもない事実だ。

しかし、人間にはもっと便利な物が欲しいという宿業のようなものがある。
だからこそメルセデスを筆頭に、世界の自動車会社が本気で自動運転システムの開発に躍起になっているのだろう。

自動運転といえばその昔、ナイトライダーというドラマがあった。

アメリカ版の沖雅也みたいな顔の俳優が活躍する他愛のない特撮ものなのだが、もう一人の主役が「ナイト2000」という名前のドリームカー(黒いトランザムだったと思う)。

このナイト2000(別名キット)は人工知能が搭載されていて、車体にマシンガンを撃ち込まれても傷ひとつ残らない頑丈さだ。

さらにペラペラと人間顔負けの言葉を喋り自らの意思で現場にトウチャコ。
圧倒的な計算能力を駆使し、主役がピンチになると必ず助けにやって来て事件を解決しまうという、まるで風車の弥七のような役どころである。
ことほどさようにかなり強引なドラマなのだが、いかにもアメリカらしく単純でバカバカしくて好きだった。

だから、ペーパードライバー歴ウン十年の下宿のオバサンは今でも、
「キットみたいなクルマがあったらなぁ~」
などと言っている。

恐らくその後に来る言葉は、
「アタシだって乗るよなぁ~・・・」
という台詞が省略されているに違いないのだ。

そう言われてみれば、キットなら冥途の土産に小生だって乗ってみたい。
しかし、各社が開発真っ只中の自動運転車両には乗りたいとは思わない

何故なら過度な利便性の追求は、人間の知恵やら感受性やら創造力を喪失させることに他ならないような気がするからである。

物質文明・技術文明の組みの中にすっぽり収められた、機械に依存する人間が、あたかもくたびれた機械のように錆びついていくという皮肉・・・。
あまりに笑えないブラック・ユーモアである。

ユーモアついでに言わせて貰うなら、このまま利便性が極限まで追求されれば、必ずや自動トイレが誕生するはずである・・・というのが小生の持論だ。

に関する限り、蓋が空き→便座が温まり→温水で洗浄し→温風で乾かし→起立後に汚物が流れる・・・というこの一連の動作は寸分の隙がなく、既に完成形の域に達していると言えよう。

問題はの方である。
今のままでは、あまりに利便性に欠ける
そこで小生は、小の方の未来予想図を以下のように考える。
即ち、

便器の前に立つ→便器横から柔らかな手が出てくる→優しくズボンのチャックを開ける→しくイチ●ツをつまみ出す→「出していいのよ」と音声が流れる→放尿→センサーで放尿完了を感知したのち優しくイチ●ツを振る→優しくイチ●ツをしまう→優しくズボンのチャックを閉める→「またいらしてね」と音声が流れる

ちなみに、便器周辺には好みのタレントの実物大の水着バーチャル映像が映し出されるオプションも用意されているのである。

そんな高尚な話はともかく、オートクルーズとバックカメラが標準装備された程良い自動運転の我がS4号が、1年点検だというのでアウディに行ってみることにした。

左ひじを掛け、社長座りのタロウが見送ってくれる。


早目に昼食を摂り、12時ちょうどに自宅を出発。
(たぶん)ホンダN-BOXの背後に迫る不気味な影・・・。


5分遅刻の13時5分、アウディにトウチャコ


とりわけ美形の女性スタッフの方から珈琲とラスクを頂く


本日の点検の内容は、エンジンと足回りが主とメカニックの方から説明があった。

エンジンオイル、フィルターエレメント、ワイパーブレードは交換である。

点検に3時間程度はみてほしいとのこと。

お世話になっている営業のNさんと30分ほどクルマの話をする。


お忙しいNさんを独占するわけにもいかないので、とるものもとりあえず下手な写真を撮ることにした。























20分ほど写真を撮ったので、残りの時間は読書である
中々に興味深かった


2時間半ほどで点検は終了。

3センチ近く車高調整しているので何か言われるかと思ったが、杞憂に終わった

A●系のディーラーなら恐らくこうはいくまい思いつつ、アウディをあとにする。

やや渋滞にはまり、17時15分帰宅。

本日も生ビールのことしか頭にない、熱中症予備軍の困ったオヤジである。
Posted at 2014/07/24 01:22:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2014年07月19日 イイね!

全くと言っていいほど意味のない1日

全くと言っていいほど意味のない1日今でこそ池袋あたりのお水の尾根遺産から

ナマなぎら健壱かと思っちゃった・・・!」

などというおぞましい暴言を甘んじて受ける小生だが、

これでも二十歳(はたち)の頃は、

「見る角度によっては近藤正臣に似てなくもないような気がしないでもない・・・」

などと言われたものである。


時はいつの日にも親切な友達、過ぎてゆく昨日を物語に変える・・・とはユーミンの詩の世界だけの話で、時間の経過とは実に残酷である。

ところで、ある人に言わせれば人間一人の細胞は60兆個あり、毎日3000億個が死んでいくらしい。

無論若いうちは、その分とほぼ同数の細胞が誕生し、生体の恒常性が保たれていくのだろうが、小生ほどの歳になればどう考えても「日々自然減」は明らかである。

だから、同級生や元同僚やたらと老けたり、昔好きだった女優の美貌が急激に衰たりするのを見ると少しホッとする。
そればかりか、何とも言えない共感というか、ある種の連帯感といったものからくる「愛おしさ」が胸一杯に迫ってくるのだ。

若返りの特効薬と目されていたSTAP細胞の研究も頓挫した今、経年劣化を粛々と受け入れる覚悟・・・(それは取りも直さず、痛みや痺れといった「二次的障害」とうまく付き合っていく方法に他ならないのだが)が、何よりも小生には必要なのである。

さて、経年劣化と言えば、我がS4号のヘッドライト下のラッピングがこのように情けない状態になったのは前回お知らせした次第。


右目もグニャリンコと怪しくなってきた・・・


そこで、本日施工を予約したオートウェーブ美女木店に行ってみる。
10時10分、自宅を出発。
トヨタ ヴァンガードの背後に迫る不気味な影・・・。


10時50分、トウチャコ。


ラッピングという作業はなかなかに手ごわいらしく、オートウェーブ美女木店で施工できる人はいないとのことで、外注である。

11月に作業をお願いした方が、わざわざ障害者用駐車スペースのところで小生の到着を待っていて下さった。

挨拶を済ませ、早速作戦会議
結論としては、剥がしづらくなるというデメリットはあるが、より接着力の強い素材を使い当面様子を見よう・・・ということになる。

2階の待合室で待つこと40分。


作業完了でこうなった




なお、業者の方の話では、昨年11月に小生のS4号にアイラインを入れて以来、立て続けに6台同様の注文があったのだが、うち3台がアウディで、残りの3台はヴェルファイアとのことである。

下宿のオバサンはもとより、友人からも概ね不評なアイラインラッピングだが、小生のような変態もそこそこ存在するのだ・・・と認識を新たにした。

そんなお気楽な小生をよそに、
「残りの6台もこんな感じで見事に剥がれっちゃってるのかなぁ・・・?
と、真面目そうな業者の方たいそう心配しておられた。
お礼を述べて、オートウェーブを後にする。

12時25分、帰宅。
区役所に野暮用があったので、電動車椅子のNutron  R51LXPに乗り出掛ける。
野暮用は30分程で済んだ。

地下のスーパーに行き、タロウのおやつやら自分の食べたいものなどを購入。

今日は比較的過ごしやすいとは言え、意識して水分を摂取しなければそれこそ干乾びたジジイになってしまう。

なので、久しぶりにうどん屋に行ってみる。

うどん屋の通り道には、事故や駐車禁止等でレッカー移動された車の車両置き場がある。
この脇を通る時は、少々胸が痛む。
と同時に、(事故に遭遇した方には申し訳ないが)自らを戒める機会にもなっているのである。


14時45分、うどん屋にトウチャコ。

体調を管理する上で最も肝要なのは、何といっても予防である。
病気に罹ってからでは遅いのだ。
そこで、熱中症予防剤を積極的に摂取することにした。


勿論、良質のたんぱく質も忘れてはならない。


15時25分、帰宅。

下宿のオバサンに、
「陽に焼けたわねぇ~・・・」
嫌味を言われる。

夜は夜で、オールスターゲームを観ながら、地下のスーパーで買ってきた枝豆をつまみにまたビールを飲み、それが終わるとネットで将棋を指し、そしてそれが終わると下らないブログを書き、ついでに恥までかく・・・

最近特に思うことがある。
齢(よわい)六十も間近な小生は、日一日と死もまた近づいている。

然るに、社会的生産労働に従事するでもなし、他人(ひと)様のお役に立つでもなし、ただ本能の赴くままにダラダラと、全くと言っていいほど意味のない日々を送り続けることにどれほどの価値があるのだろうと・・・。

きっと臨終間近の床の中で思うに違いない。
「平成26年7月18日もまた、随分と無駄な1日だったなぁ~♪」
Posted at 2014/07/19 01:03:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2014年07月15日 イイね!

またまたまたいろは坂に行く

またまたまたいろは坂に行く相も変わらず言いたい放題の下宿のオバサンは、昨日もこう宣ふのである。

「貴方が特養ホームに入所したら、間違いなく生づめ剥がされるわネ・・・

老人福祉施設関係者の方がご覧になっていないことを祈るのみなのだが、要するに小生があまりに口うるさい頑固者だから、いずれは相応の報い受けるだろうと彼女は言っているのだ。

口うるさいついでに言わせてもらうなら、ここ数年テレビを見ていて非常に耳障り言葉がある。

その癇に障る言葉こそ、「本当に」の多用である。

予め断っておくが、小生は授業の中で現代国語が最も嫌いだった。
その程度の人間であるから、したがって、通常使用している日本語だって大いに怪しい

そんな小生ですら、これはいくら何でも酷すぎるんじゃない?・・・と思わずにはいられないのが「本当に」の多用、乱用

しかも、始末の悪いことに、この「本当に連発症候群」という病気は感染力が極めて強く、野球解説者やスポーツ選手のヒーローインタビューだけならまだしも、最近では一般文化人といわれる評論家から学識経験者まで広く蔓延しているという点を考えれば、まさに只ならぬ事態に陥っていると言えよう。

実は、元阪神の盗塁王解説者があまりに多用するので、暇にまかせて先月、巨人戦一試合の実況中継の中で何回「本当に」を言うかカウントしてみた。

カウントといっても大袈裟なことではなく、G+で試合開始から観戦し、「本当に」を言うたびに「正」ちゃんマークをメモ用紙に記入していくという原始的な方法である。

その日は試合時間がとても長く、4時間48分にも及んだのだが、驚くべきことに計88回も「本当」にを使用していたのである。

ちなみに、彼は「本当に」の他にも、「そういう意味では」という常套句も得意にしており、こちらは計31回使用していた。

もう一人の「本当に」の代表的な使い手だったのが、現在は北海道で監督業を営んでいる方。

この人も解説者時代には元阪神の盗塁王に優るとも劣らない使用頻度の高さだったのだが、監督インタビューを聞く限りでは、「本当に連発症候群」を無事克服した形跡も見受けられ、そうだとすれば喜ばしい限りだ。しかし、念のため経過観察が必要であろう。

二氏に共通している特徴は、おおまかに分類すると二つあると思う。

「本当に大きなプレイでした」

といった、いわゆる文頭にもってくるパターンがひとつ目。

このパターンは、単に

「大きなプレイでした」

と「本当に」を省略しても差し支えない、敢えて強調したいのなら、「実に」あるいは「非常に」などと言い換えることができそうである。

しかし、同じく「本当に」を文頭にもってくるパターンでも、

「本当に阿部選手には早く復帰してもらいたいですね」

という場合には、「実に」や「非常に」と言い換えることはできない。

敢えて言い換えれば、

「心底思うのですが」

という表現になるのだろうが、「阿部選手には早く復帰してもらいたいですね」で十分意味は通じるのである。 

二つ目は、「バントをファールしたのでヒッティングに替えてゲッツーになった。本当にバント練習は大事なんです」

といった文節の間にあるパターン。

この場合は、「本当に」を「非常に」や「実に」の他に、「だから」などという接続詞に言い換えても意味が通じそうだ。

小生の極めて貧弱な日本語の文法知識をも省みずつらつら考えるに、野球解説だけでなく、テレビに出ているコメンテイター連中の「本当に」という副詞ほとんど意味なく使用されており、省略されても全く差し支えないばかりか、敢えて表現したい場合は、状況に応じ「非常に」、「実に」、「だから」などの適切な副詞、接続詞等に言い換えるべきという結論に相成ったのである

しかし、英国王のスピーチのように、「本当に」を文頭にもってくると次の言葉が出やすいということも考えられなくはない。

となると、念のため言語療法士のいる医療機関で診てもらわなきゃならないコメンテイターは、両手の指だけじゃ足りなそうである。

いずれにせよ、もう少しまともな母国語を聴きたいものだ。

さて、診てもらわなきゃならないといえば、S4号のヘッドライト下のラッピングがこのように情けないことになってしまった。


 なのでオートウェーブに行くことにした。
9時35分、自宅を出発。
ホンダフリードの背後に迫る不気味な影・・・。

 10時10分、トウチャコ。


ラッピングは外注のため、調整のうえ明日施工日の連絡を貰うこととなった。

このまま帰るのも勿体無い気がしたので、懲りずにいろは坂に行ってみる。

例によって日光口でトイレ休憩。


本日のコーヒーのお供はこれ


13時25分、黒髪平にトウチャコである。








残念ながらモヤっていた


黒髪平から下を覗いてみる
バイク乗りも気持ちよさそう


こちらは真ん中を堂々と


アウちゃんのオープンも!


明智平にトウチャコ


障害者用駐車場に止めさせて頂く


レナウン娘はいなかった


モヤってる男体山を見ながら一句ひねってみる


男体山   あったらいいな   女体盛り(←季語は夏?)



16時5分、帰宅。

たとえ生づめを剥がされようが、筋弛緩剤を注射されようが、息絶えるまで嫌味なジジイを相務める決心をした小生なのである。

Posted at 2014/07/15 23:53:54 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2014年07月06日 イイね!

再びジャガーに行く

再びジャガーに行く








2月に伺ったジャガーから招待状が届いた。

こんな封筒に招待状は入っていた。


何やら、英国の悪役と強調されたリーフレットまで同封されている。


どうやら悪役好きの小生であることを承知で、ジャガーのS課長は招待状をよこしたに違いないと妄想してみる

政界の大物役なら山形勲、インテリやくざから公家の役までこなす成田三喜夫、アルコールも飲んでいないのに最初から目が座っている佐藤慶、キ●ガイ殿様を演じさせたら宇宙一の菅貫太郎、すれ違っても絶対に目を合わせたくない小池朝雄、途中まで善人のふりをして最後はとんでもないワルが得意なカメレオン悪役の御木本伸介・・・何て素敵な人達なんだろう。

こうなれば午前中の競馬は諦め、ジャガーに行くより他に手はない。
9時30分、自宅を出発。
東北道から首都高経由で飛ばす。
スズキMRワゴンの背後に迫る不気味な影・・・。


9時55分、トウチャコである。
2月の時と同じように、妙齢の女性スタッフの方が外まで出迎えて下さる。

Sさんに招待状の御礼を述べ、早速中へ。
なるほど悪役が鎮座していた。


女王陛下の御用達だけに美形の悪役である




先客の方も興味津々


顔もイケメンなら、後ろ姿は世田谷区イケジリ


ボトムフラットのステアリングはオプションとのこと


どちらかと言えば黒づくめのXFの方が悪役な感じ


Sさんの話によれば、アストンマーチンに乗った007に対する敵役の多くがジャガーを愛車にしていた・・・というのが悪役を標榜した理由らしい

お土産にジャガーのキャップを頂く。
お忙しい中お相手をして下さったSさんに感謝!

11時15分、帰宅。

光線の関係で灰色っぽく見えるが、黒である。




タロウにもかぶせてみる


「鬱陶しいことするな!」と悪役顔で怒られる


WIN5の検討中ゆえ、これにて失礼致します。
Posted at 2014/07/06 14:18:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

野分の藤蔵と申します。 還暦+4歳の偏屈オヤジです。 家族は下宿のオバサンと二人暮らし。他人様に言えない稼業で、何とか糊口を凌いでおります。 趣味...
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