政府代表団は28、29両日、平壌で拉致被害者などの再調査を担う北朝鮮の特別調査委員会の徐大河(ソ・デハ)委員長らと協議し、30日に帰国した。代表団トップの伊原純一外務省アジア大洋州局長は同日夜、首相らに協議内容を報告した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上は本日付の日経新聞の記事だ。
これを読む限り、政府のお歴々がもし本気で言っているとしたら、脳ミソの調子をそれこそ本気で心配してあげなければならないだろう。
あの国は独裁国家である。
独裁国家とは、国民一人ひとりの個人情報を把握しているか、あるいは把握することが可能な国のことだ。
したがって、少しでも反体制の臭いがする人間がいれば、即銃殺刑に処せられるのである。
仮に銃殺を免れても、豚小屋のようなところで死ぬまで働かされるのがオチ。
全てキム体制を維持するためだけの所業だ。
そういう国だから、手間暇かけて日本からさらってきた人たちのことを把握していないわけがない。
今さらゼロベースの調査だの一定の成果だのと、幼稚園児じゃあるまいし、そういった世迷言で国民をごまかし支持率を上げようとする政府の心根があさましい。
阪神ファンは、行き当たりばったりの作戦で、ここという時に勝負弱いタイガースも全部ひっくるめて受け入れる広い度量をお持ちらしいが、残念ながら小生は巨人ファン(註:但し原はキライ・・・)。
政府には思慮に富み、勝負に強いまともな交渉を行ってほしいものだ。
そういえば小生も、下宿のオバサンに無理やり拉致されてだいぶ経つ。
そこで本日は、下宿の将軍様の眼を盗み、束の間の自由を求めてクルマ見物することとした。
9時35分、自宅を出発。
今ではプレミア価格がついているらしいオートザムAZー1の背後に迫る不気味な影・・・。
目指すレクサス店にトウチャコである。
美形の女性スタッフが出迎えて下さる。
ノロノロと店内に入ってみる。
営業のUさんにRC Fを見せてほしいとお願いする。
試乗車を見せて下さる。
案外、肉感的な印象である。
ホイールは純正とのこと。
「ご試乗いかがですか」
と言って下さるが、手動装置がないと運転できない旨伝える。
思った通り、アクセルペダルの形状はオルガン式であった。
お忙しい中、丁寧に応対して下さったUさんに感謝!
区役所に野暮用があったので、一旦帰宅し、電動車椅子Nutron R51LXP号で出発。
早目の昼食を摂る。
午後イチで、新しくオープンしたAudi足立に行ってみる。
身体障害者用駐車スペースに止めさせて頂く。
目の前には、納車式を待ち構えているらしいTTが鎮座していた。
店内に入ってみるが、様子がおかしい・・・。
内装業者が作業していて、どう見ても、まだオープン前である。
ウマくない・・・。
受付の女性スタッフにそっと尋ねてみる。
「まだオープンしてないですよね・・・?」
「はい。明日オープンでございます」
「やっぱり・・・・・。でも確か26日だったかと・・・。」
「申し訳ございません。実は明日になりまして・・・。」
「あ、そうなんですか~。色々都合がありますものね。じゃぁ帰りますので、トイレだけ貸してもらえませんか?」
「ただ今、使用できるか確認してまいります。」
「はい。お手数かけます。」
ショールームには、プリズムシルバーのRS7ほか5台の展示車が用意されていて、メカニックの方が作業しておられた。
「お待たせいたしました。どうぞおトイレをお使いください。」
という訳で、身体障害者用トイレをお借りする。返せないが・・・。
トイレを出て礼を述べ帰ろうとすると、先ほどの上品で美形の女性スタッフの方が、
「あの~、Nチーフマネージャーのお客様の藤蔵様でいらっしゃいますよね?」
「はい、藤蔵ですが、どこかでお会いしましたっけ・・・。」
「わたくし、I店におりまして、存じ上げておりました。このたびこちらに異動になりましたので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
なるほど。そういうことだったのか。
まぁ、松葉杖でやっと歩いて、チビで助平ったらしい顔した薄汚い髭の初老オヤジといえば、印象に残ることは必定。
一方自慢じゃないが小生は、他人の顔と名前を覚えるのが大の苦手である。
もし仮に事件に巻き込まれ、後で警察から
「モンタージュ写真作成にご協力願います!」
などと言われたらどうしようと、年中ビクビクしながら暮らしているのである。
小生のことを覚えていた上品で美形の女性スタッフの方は、わざわざS4号のところまで見送って下さった。
「ヘッドライトの下の赤いライン、素敵ですね。初めて見ました。」
「ありがとうございます。でも、悪趣味だって評判が悪いんですよ・・・。私、クルマに乗り込むのに時間がかかりますから、どうぞお気遣いなく。開店の前日のお忙しいところありがとうございました。」
トイレを貸して頂いたお陰で、帰りの道中は、遠藤周作先生直伝「お猿の駕籠屋」の熱唱をせずに済んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自称SM評論家の小生にとっては、実に興味深い話。
というのも、恥ずかしいから小さい声で言うのだが、大学生の時に団鬼六氏の本を読み漁ったからである。
そればかりか、団鬼六氏監修のにっかつロマンポルノも、明大前の駅前にあった昭栄館という、トイレの消毒薬臭い映画館で散々観た。
その頃の宮沢大臣は、ハーバード大学で行政学を学んでいたはず。
一方、小生はといえば、一日の大半をSM学科で学んでいたようなものだから、こと鬼六流のSMの知識に関しては、大臣にもひけは取らないと思う。
ついでに知ったかぶりを言わせてもらうなら、SMバーは、いわゆる一般的な風俗とは明らかに一線を画す。
まぁ、大臣ゆかりの店がどういうところかは知らないが、通常はそうしたものである。
そして、これは何事にも当てはまることだが、SMもまたやたらと奥が深い。
S・Mの区別なく、学者・弁護士・医師など、比較的知的でステータスの高い職業に就いている者に愛好者が多いのも特徴と言われている。
唐突で恐縮だが、小生、SMこそ究極の愛の形であると認識している。
愛という言葉が嘘臭いなら、信頼と言い換えても差し支えない。
なぜなら、SMは常に身体的な危険が伴うからだ。
蝋燭などはほとんどこけおどしだが、下手な縛りは脱臼や骨折の危険があるし、鞭打ちも内出血が付きまとう。
浣腸にいたっては、混ぜ物次第で死の危険すらある。
だから、一見の客に身を委ねるなどはもってのほか。
ここまではOK、ここから先はNGと、事前に十分コミュニケーションを取っておく必要があるし、できれば食事をとりながら互いの趣味を披瀝するなどして、予めオープンな関係を構築しておくことが大切・・・と団鬼六氏は言う。
さて、大臣ゆかりの店は、下着姿の女性をロープで縛り、客もSMショーに参加する形式だったらしい。
小生の好みなどはどうでもよいのだが、敢えて言わせて頂くなら、やはり下着は必需品である。
男は概して気弱で不出来な生き物だから、相手が全裸だと怯むことがあるのだ。
即ち、そこに下着の値打ちがある。
下着の下にどのようなものが隠されているか・・・気弱な男はそれを懸命にイメージし、おのれを奮い立たせる。
そうしてようやくことに及ぶ準備ができるのである。
この、男にとって極めてありがたいアイテムである下着は、SMに限って言うなら是非とも襦袢であってほしい。
そして、色は赤にとどめを刺す。
ところで、赤・・・といえば、いろは坂の紅葉は見頃だろうか。
大臣のお陰で、いろは坂に出向く決心がついた。
9時45分、自宅を出発。
ホンダN-ONEボックスの背後に迫る不気味な影・・・。
岩舟JCあたりで事故による大渋滞。追突が原因かガードレールに衝突していた。
日光宇都宮道路へ。
いつもの日光口でトイレ休憩。かなりの混雑ぶりである。
清滝を降りるといつもはガラガラの道が、今日は結構な交通量である。
いろは坂に入る。
黒髪平から大渋滞になる。
小生、耳は遠くなったが、小水は近くなった。突然尿意を催す。
SMに想いをはせるつもりが、何のことはない、一人放尿我慢プレイである。
明智平はまだか!
昔、遠藤周作氏のエッセイの中に、少水を我慢する方法というのがあって、「お猿のかごや」を歌うと尿意が遠のく・・・と書いてあったのを思い出し実行に移す。
13時40分、ようやく明智平にトウチャコである。
持つべきものは遠藤先生である。事無きを得る。
レストハウスの駐車場は満車で入れなかった。
今日の男体山。
俵万智先生に習った短歌を詠んでみる。
男体山 女体を縛り 鞭で打ち
あとの払いは 性事資金で
歌の出来があまりに酷く、自己嫌悪を感じたので、帰途に就くことにした。
16時10分、帰宅。
SMはおろか、彼女にも縁がないタロウが出迎えてくれる。
気の毒な気もするが、そのほうがずっと幸せな気もする。
奨励会には、二十六歳までにプロ(四段)になれなければ退会、という鉄のおきてがある。思うように白星を挙げられず、焦り、自暴自棄になるうち、年齢制限を迎えていた。青春のすべてを懸けた夢を失い、途方に暮れた。
すぐに摘出が必要なほど進行した舌がんと宣告されたのは、その一年後。将棋の普及事業を任せてもらえる会社に就職した直後だった。言語障害は残ったが、成功率50%という舌の摘出手術と、過酷な放射線治療を乗り越えた。しかし今年五月下旬、両肺への転移が見つかった。担当医からは「何もしなければ、余命は半年から一年」と宣告された。
それでも徹底的な闘病を決意し、最新の放射線治療を選択した。頭にあるのは「もう後悔はしたくない」との思いだ。奨励会時代、周囲からもてはやされ、自分の才能を過信した。中二で酒やたばこ、ギャンブルに手を出し、「格下」と思っていた仲間に次々と追い抜かれた。「今度こそベストを尽くそう。負けるのは仕方ない、でも『負け方』が大事なんだ。それは将棋から学んだこと」
闘病を続けながら、規模の大小を問わず将棋のアマ大会に挑戦している。全国を駆け回り、中規模の大会では優勝も果たした。十一月に開かれるアマ王将戦の全国大会出場も決めた。
棋風が変わってきたと感じている。奨励会時代は諦めの早い将棋だった。「無駄なあがき」は見苦しい、そんな美学があった。だが今は、劣勢でも粘り強く指し続ける。「最近、ますます将棋が好きになってきたんです。そうすると、もっと指したい、生きたいと思える。いま僕は、いい方向を向いている」
新しい夢は、将棋を多くの人に知ってもらうこと。今年二月にはアマ団体を設立し、約四十人の生徒を教えている。この夏には、手弁当で将棋大会を二度開催した。「名人にはなれなかったけど、普及の日本一にはなれるかも」。将棋は多くのものを奪ったが、それ以上のものを与えてくれた。その恩返しだ。
<奨励会> 正式には新進棋士奨励会。全国から集まった三段~6級の会員で構成され、現在は約150人が在籍。二段までは関東と関西に分かれ、月数回の対戦で所定の成績を挙げれば昇段・昇級する。三段に上がると「三段リーグ」に参加。約40人が半年で18戦を行い、上位2人が四段に昇段し、プロ棋士となる。26歳までに四段になれないと退会となる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
![]() |
トヨタ エスクァイア 2016年1月17日付の拙ブログに購入経過を記しておきましたので、興味のある方はご参照下 ... |
![]() |
輸入車その他 ???? 買い物、通院等に使用。 最高速度時速6・5キロ。 エスクァイア号のドライバーズシートとし ... |
![]() |
輸入車その他 ???? 買い物、通院等に使用。 最高速度時速6キロ。 約3時間の充電で20キロ程度の距離はこなし ... |
![]() |
スバル レガシィツーリングワゴン 14年間お疲れ様。 よく頑張ってくれました。 鳥取までの遠征・・・懐かしいなぁ。 次の ... |