
タイトル画像は今回主役のキー。
機能は同一ながらスイッチ部分の色塗りなし。(もはや間違い探しの領域・笑)
(車種概要)
車名:メルセデスベンツC200KOMPRESSOR
走行距離:約42,000km 初年度登録:2010年6月
色:カルサイトホワイト
備考:C200は、2010年2月にブルーエフィシェンシーに変更されているため、長期在庫転じての代車落ち?
(エクステリア)
既に語られ尽くしている感もありますが、一応ということで

後期を見慣れた目には、かえって新鮮な印象を受けるフロントマスク。個人的には、これぐらいおとなしい印象の方が好み。この個体はHIDではなくハロゲン。

フロントとは一転、あまり印象の変わらないリヤ。
(インテリア)

フロントマスク同様、前期・後期で大きく変わった部分。
「前期は質感が・・・」と言われているようですが、これだけで見れば充分だと思います。ダッシュ上段も廉価車にありがちなハードプラなんてことはありませんし。
ステアリングは後期よりグリップが細め(前車並み?)。革の質感はナッパレザーを奢った後期と比べると厳しい部分(センターパッドと模様を合わせている等、芸は細かい)。スイッチはデザインが異なるだけで機能は後期と同一。
ライトスイッチは後期で廃止された消灯位置ありと、フォグの点灯方法が異なります。
(若干追記)
ライトはオートモードでも夕暮れ時の点灯が後期よりも遅いです。(すれ違う後期が点灯していても、こちらは無点灯のまま)
また、ターンシグナルとクルコンの位置がC180と逆になります。こちらの位置の方がターンシグナルを使いやすいですね。逆にクルコンは使いにくい位置となりますが、使用頻度的に問題なしと判断します。

スピードメーターの中央部分を除けば、ほぼ同一?
中央部分のディスプレイは、停止時の表示に関係なく、起動時はトリップで固定。表示方法は異なるが、機能的には瞬間燃費計がないくらい。

センターのスイッチ部分もデザインが異なるだけで機能は、ほぼ同一。
ナビはFM-VICSの表示が出来なかったり、目的地の呼び出し方法が異なったり等いくつか異なっていました。この個体は、地デジ非対応、ビーコン&バックカメラ未装備。この辺が、年式の差の一番出る部分かと。
ナビのディスプレイは角度を変えられると共に、エンジンキーに連動して自動で収納&出現。その動作には感心しますが、古くなったら壊れそうに思うのは心配性なだけ?
全体的に見て、この部分のデザインが質感を損しているのでは? というのが個人的印象。
ということで、次は走りの話
(市街地走りの印象)
先ずは、アイドリングストップしないのが大きな違い。42,000kmでそれなりに手荒く使われたであろう車ですが、エンジンマウント等の疲労は感じられず、アイドリング中の微振動は殆どなし。むしろアイドリング&低速時の篭り音がかなり気になります(この個体特有?)。
後期の7速ATは絶妙だと思っていますが、それと比べると、変速時の回転差や1速や2速で引張り気味であることが気になります。7速だとギヤ間の差が少なくて気にならなかったのが、5速だと変速点が日本車と違うことを意識してしまいます。加速は当然ターボラグが無くて自然に速度が増すタイプ。速めの幹線道路くらいの加速はターボより使いやすく。
(高速走行の印象)
100kmのエンジン回転数は2200rpm。後期C180の1800rpmと比較すると高め。この領域では低速時の篭り音も気になりません。加速は高速でも余裕有。C180と比較するとパワーはあるはずですが、比較するほどの速度は出していません(笑)。
エンジンブレーキを効かすには、5速のギヤ比が適当に離れているため7速よりもむしろ使いやすく。Dの左右で変速の+-もこれなら許容範囲ですね。
(タイヤの印象)

履いていたのはContinental Premium Contact2 の純正MOタイヤ。製造年(2012年)からして、昨年の車検時に交換されているようです。車検証からの推定では交換後約10,000km。
後期C180と同サイズ(205/55R16)の銘柄違い(C180はBRIDGESTONE TURANZA ER-300)ですが、乗り心地・ロードノイズはこちらの方が良好。
同じMOタイヤなのに明確な差があったのが意外です。
次はContinentalが有力候補・・・と思っていたのですが、高速に乗ったら、候補からは外れました。嫌な予感のとおり(?)左流れの症状が出ています。
(ブレーキの印象)
効きはC180よりもリニアで、停止寸前の”グキ”音も無し。パッドの粉も少ないようですが、走行距離からして、社外品に交換している可能性が高いかと。自然な効きで気に入ったので、返却の際に交換の有無と有の場合は交換品名を確認したいと思っています。
(燃費の印象)
乗って驚いたのが、コールドスタート直後の燃費。(燃費計の数字が合っている前提で)こちらの方が良好な燃費(9km/l弱)が出ていました。ターボになった時に、エンジンを早く温めるためか、始動直後の燃調を濃くしたのかもしれません。こちらの方が水温の上昇が遅い印象ですし。
幹線道路に出た後の燃費は、ターボが逆転しますね。あとアイドリングストップ無しが燃費に影響します。(信号待ち等でアイドリングをしていると地味に平均燃費が下がります)
ちなみに市街地・高速ごちゃ混ぜの燃費は11km/l弱と出ています。C180との比較では10~15%の差と推定します。
(その他の印象)

初期物のドアミラーの鏡面の大きさは書いておきたいです。ドアミラーウィンカーは中期以降のデザインが人気ですが、見易さは明らかにこちらです。
代車ということで酷使が積み重なっているのが予想できますが、ボディの剛性感やガッチリ感はいささかも見劣りがしませんでした。軋み音が出ても発生源は内装からのみです。ブシュ等からの異音も確認できず。
(総論)
車に関しては、コストダウンが目的となっていなければ、”最新が最良”で間違いはありません。前期を後期とガチで比較しちゃうと、ATとAV関連の差は見逃せません。それでも最大の特徴であるボディの強さや各種安全装備に差はないのも事実です。
私自身は予期せぬ出来事により、乗る機会を得ましたが、良い経験になりました。(ウンチクが増えただけというツッコミは無しで願います・笑)
関係各所に感謝しつつのインプレということで。
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W204 | 日記
Posted at
2013/10/18 21:45:52