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2013年12月22日

カタログで振り返る身近にあった車の足跡(その6) (80カローラ前期)

 カタログで振り返る身近にあった車の足跡(その6) (80カローラ前期) 引越し後1年近くは、マークIIとMAXクオーレの2台体制だったのですが、2台を持ち続けるのはもったいないということで、両車の中間サイズである、1500ccの4ドアセダン1台に統合することが決定します。さらに、ここまでは中古車を乗り継いできましたが、新車を長く乗るのがお得という判断に。

新車に限定したもう一つの理由は、同じ頃、小型車クラスで大きな波となっていたFF化でした。室内スペースや直進性・操縦性等、車自体の性能が大幅に向上しているのが明白で、中型車から乗り継いでも不満は無いんじゃないかという期待もありました。

それまでの歴代でお解かりの通り、トヨタ党ですから最初のターゲットは、コルサ4ドアSXでした。しかしながら、実車を見たところパワーステ装着不可や内装の質感が今一つということで、登場したばかりのカローラSEに変更となります。さらにSEにパワーステを付けると4万円差、でSEサルーンに。

登場1年未満ということで、値引き交渉は強気かと思ったら、予想外の大幅値引き。あとでその理由が判明するのですが。

ということで、最初に1983年(昭和58年)10月のカタログから紹介します。
2015/4/25 画像を全て更新すると共に一部追加をしました。



手前は、4ドア1500SEサルーン(ホワイト)
奥は、5ドア1600ZX(イエロー) 共にOP装着アリ

ドアミラーやボディ一体型のバンパーが採用されることにより一気に近代化されています。
フロントノーズを下げる一方でトランクを上げたスタイルは、前代70系よりもさらに思い切ったものでした。衒いの無いスッキリとした外観は、個人的に歴代を通して見ても高評価ですが、市場の反応は今一つに終わります。
マイナーチェンジでメッキを増やした(個人的には改悪の)豪華方向に舵を切った後、次代となる90系では、車高を抑えたり、前後ピラーを寝かしたスタイル重視へ方向修正されることになります。





同じくSEサルーン。
バンパー上部だけの(材着色)カラードバンパーは、SEサルーンとSRのみの設定となります。直後の1984年(昭和59年)2月にはスタイリッシュ・バンパーと銘打って、バンパー下部もカラード化されるのですが。
この時にドアミラーも手動格納可能に変更されています。





男の真ん中 on the タイガーキャブ(違)
4ドア唯一の1600EFI搭載、かつスポーティグレードである1600SR。
このグレードのみ、80系登場後半年ほど経過した1983年(昭和58年)10月に追加設定されています。SE系と違って、メッキモール類が廃された外観がスポーティな印象ですね。

当時の流行色である白が多かったのですが、こうして見ると黒も似合いますね。









4ドアのグレード紹介を兼ねつつで各角度からのスタイリングが紹介されています。
このスタイリングは、おそらくトヨタ的には自信作だったであろうことが垣間見える気がします。

グレードは上から、1500SE、1500GL、1500ライム





トヨタ横置きFFの第一世代に共通する、開放感を重視したインパネです。
インパネ上部を濃色(ここではマルーン)、下部を淡色(ここではベージュ)の2色構成にするのは現在でこそ主流となっていますが、この当時は評判が今一つだったらしく、1984年の一部改良では、下部も上部の色と統一化されます。
この時点では、1500のATは3速のみ(1600EFIのみ4AT)ですが、その時にSE系のみ4ATに設定変更されます。




これまた横置きFF第一世代共通の、広さや開放感重視の室内空間です。
3代目カムリ&2代目ビスタ以降の第2世代FFでは、豪華さや包まれ感を重視して、室内スペースを狭めてしまいます。カローラ系も室内スペース(特に頭上空間)では、80系 > 90系。

実用的な可倒式リヤシートに、趣味の悪くないベージュ色のシートは、豪華さに欠けると判断されたらしく、1985年(昭和60年)のマイナーチェンジ以降、センターアームレスト追加の替わりにリヤシートは不倒式に、シート色はマルーン色に設定変更されます。











ここでは5ドアが紹介されています。
グレード構成は、ZXとSXの2つとなります。

保守的な4ドアに対して、先進的な5ドアという役割だったのですが、進化し過ぎと判断されてしまうこととなります。

リヤスタイルこそ類似すらないデザインですが、パッケージングは最も健全のように思うのですけれどね。





エンジンは、前代70系で使用していた1500ccの3Aを横置きにして搭載しています。1300ccは4Kから2Aに変更されると共に1600ccの4Aも加わって、ガソリンはA型に統一されることとなります。

A型は本来縦置きの前提で設計されたため、横置きに際して新設計も検討されたようですが、登場して間もない中では勿体ないと判断されています。その後も長くカローラ系のエンジンルームに収まることになりましたね。

ATのトヨタらしく、1600EFIにはクラス初の4速ECT-Sが搭載されています。





フロントサスのLアーム式ストラットは、カムリ・ビスタとは別型式で僅かに先行したFFコロナと同じ型式となります。
リヤサスは、この当時の主流だったデュアルリンクストラット式を採用。
FR時代はリーフ式 → 5リンク式への変更は受けたものの、ずっと固定軸でしたが、この代で4輪独立懸架となります。







この時代のFFセダンらしく、ポケット類は豊富で様々な小物の収納には重宝しました。

時間調節式間欠ワイパーやブロンズガラスはSEサルーンのみの装備となります。このあたりに魅力を感じたのが、このグレードの選択理由です(笑)。

フェンダーミラーは電動リモコン式である一方、ドアミラーは室内からの手動リモコン式ですが、実用的見地からすればこれで充分な気がします。もっとも1984年の改良では、ドアミラーも電動リモコン式に改良されるのですが。

オプション品としては、当時認可されたばかりのパーソナル無線が早速採用されています。
パワーウィンドーと電磁ロックは、5ドアZXのみにこのクラスのオプション初採用で設定。オートドライブは、1600EFIのSRとZXのみとなります。





4ドアセダンのグレード一覧です。
左頁上から、SEサルーン、SE、SR。
右頁上から、GL、DX、カスタムDX。
初代から先代まで続いたスタンダードは、ついに廃止されています。
SEのツート-ンカラーは、先に掲載したSR用とは異なるもので、SE系のみの設定となります。





ここではオーナー特権で(?)、SEサルーンのみを抜粋します。

家にあったのは、AT・アルミ付ではなくMT・アルミ無でしたが色も同じでかなり似通っていました。この画像だけで、何もかも懐かしいのです(笑)。





左頁では、5ドアと4ドアライムが紹介されています。
掲載位置的にも、ライムの立ち位置の微妙さは表現されている感がありますね。
右頁では、同時期のカローラ系の他ボディが紹介されています。
”86(ハチロク)”で有名なレビン(2ドア・3ドア)と、ほぼ同時期にミドルルーフ化された前代から継続のワゴンです。(他にバンもあり)




左頁は、装備一覧表
次代の90系では一気に装備が充実しますが、この代はまだまだシンプルな設定です。


右頁は、主要諸元表
ボディサイズは歴代で順調に成長していますが、現行と比較すれば、まだまだコンパクトです。本当は、日本の路上ではコレぐらいのサイズが使いやすいのですが、衝突安全性を考慮すると、現代にこのサイズのセダンを成立させるのは難しいのでしょうね。





後ろ表紙をおまけで掲載します。


(概要データ)

型式:E-AE81-EEMES

グレード:4ドアSEサルーン

外装色:ホワイト、内装色:ブラウン

登録(購入)年月:1983年(昭和58年)12月

下取年月:1992年(平成4年)4月、廃車年月:不明

純正注文装備:オートエアコン、カセット、店頭付属品一式


今回もエピソードを紹介します。

○新車納車後、わずか2ヶ月で新型登場(泣)。この時の改良は新型登場から数えても1年未満ですから完全に予想外でした。今思い返せば、新型の評判が今一つだったことからの早速の改良なのですが、買った方は堪りませんでした。

○新車販売に苦労したことで知られるモデルということを裏付けるエピソードとして、購入後直ぐに、分厚いアンケート用紙がメーカー広報から届きました。ユーザーの声を真摯に掬ったのでしょうね。

○最初はフェンダーミラー希望でしたが、在庫の関係で初のドアミラーとなりました。「1週間で慣れます」というセールス氏の話は嘘ではありませんでしたね。

○FF化の効果で、期待通り性能は大幅向上。(5年前のKE50系では騒音やら直進性やらで100km巡航が困難でしたが、この代では全く問題ない状態に)

○標準ライトは白熱灯のため、明るさに不満がありました。CIBIEのライトハーネス追加とNORMAのハロゲンバルブへの交換で満足できる明るさに。

○FF第一世代ということで、品質が今一つでした。マフラーは穴あきで3年毎の交換が必要。ドアサッシも3年程度で錆が発生しました。(販売したセールス氏が後年話した内容に「70と80は錆に悩まされましたね」というのがありました)レンズ類や内装部品の色褪せ等も各所に発生していました。次代以降は品質が大幅に改善されることになります。ただ、機能部品の耐久性はマフラー以外問題ありませんでした。

○私が免許を取って最初に乗った思い出の車です。エンジンは排ガス規制の後遺症を引き摺っていて、回転落ちが悪くレスポンスが良くなかったですね。

○エンジンフードが低いのも相まって、見下ろし型のポジションは視界良好。トランク角も把握できたため、今回リヤコーナーポールを装着せず。


私が免許を取って以降も、併用で長く居続けましたが、8年半9万キロ強という時点で、クラッチ滑りが発生。2本目のマフラーにも穴が開き、オイル漏れも発生ということで、このあたりが寿命と判断され、GX81へ代替されることになりました。

下取りで出してしまったので、その後は不明です。後年、登録事項証明で追跡したのですが、時効抹消された後でした。

何回も書いている通り、販売に苦戦した世代ですが、私自身は、前後世代で見受けられた市場迎合型ではなく、むしろ理想主義を追っていたような感を強く受けていて、カローラでは今でもこのモデルが好きなのです。
ブログ一覧 | カタログ話(身近にあったクルマ編) | クルマ
Posted at 2013/12/22 21:43:50

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この記事へのコメント

2013年12月22日 23:03
こんばんは、parl-siroさん♪

そう言えば郷ひろみがカローラのCMに出て
いたことがありましたね、なんとも懐かしい。

他の80代同様に丸っこいボディラインなのに、
この代までレビ/トレはFRでしたっけ・・・?!

ちなみに、86トレノ初期型GT-APEXは中2の
時の担任の先生の愛車だったっけかと(その
後継にゴルフⅡのGTDを選んじゃったのには
ビックリしましたが)・・・。
コメントへの返答
2013年12月22日 23:17
紺ウサギさん、こんばんは。

郷ひろみは、80系登場からのキャラクターですので、ご覧の通り、これでもか、とばかりに登場しています。中期・後期と変遷に連れてカタログでの登場頻度は下がりますが(笑)。

この時のレビ/トレは、豆腐屋の配達車と同世代ですので、最後のFRですね。(人気や知名度は天地の差・泣)

GT-APEXからGTiかと思ったら、GT”D”なんですね。ゴルフIIまでは、ディーゼルも一定数見かけましたが、その乗り換えは珍しいですね。
2013年12月23日 20:50
parl-siroさん、こんばんわ。

初代FFカローラ、当時は革新的でしたね。
私もこの端正なルックスとFFならではの広い室内は
好きでした。
パーソナル無線のopなんてあったんですね。
確か出力が低くて見通し100メートル(?)くらしか飛ばなかったような。。。

AE86はついこないだ路上で見ました。
コアなファンに支持され続けていますね。

当時はどのメーカーも標準のライトは本当に暗かったですね。
私もシビエのハロゲンに換えて、マーシャルのドライビングを
付けた記憶があります。
コメントへの返答
2013年12月23日 22:37
famasさん、こんばんは

初代FFカローラの内、特にセダンは、初代FFジェミニとデザインの意図は同じだと思います。ユーザー層の違いからか、こちらは市場評価が今一つでしたが。
パーソナル無線は、最初の純正設定だと思います。仰るとおり、アンテナは仰々しくても通話可能距離は短かったですね。

AE86は、同じ世代ですから改めて旧い車だなぁと。当時はこれほど愛されるとは想像できませんでした(笑)。

ライトは今のHID交換と同様で、当時はハロゲン球の明るさに感激しました(笑)。家のは、純正FOG付でしたが、こちらも白熱球でアクセサリーライトの域を出ませんでした。
マーシャルの猫マーク、懐かしいですね。
2013年12月24日 9:17
♪~ すて~きに~ すて~きに~
ってヤツでしたね。
マジンガーZのようにプールから出てくるって感じの・・・

FFとFRを持つなんてトヨタにしかできません。
カローラ・スプリンターとコロナ・カリーナのFF化は
本当に慎重でしたね。
コメントへの返答
2013年12月24日 21:57
P.N.「32乗り」さん、こんばんは

仰るとおり「素敵にシンデレラ・コンプレックス」でプールから登場ですね。

きっと910に刺激されて、若返りを狙ったのですが、評価今一つでした。一部改良後は「真面目が素敵」に。

あの時期のトヨタは横綱相撲でしたね。140コロナと60セリカ&カリーナが同化した時は不思議に思いましたが、今思い返すと、FF化も見据えた布石なんですよね。
2014年1月11日 10:18
80カローラ。
当方が82年産まれのため、特にかっこ悪いと思いませんでしたが、
当時を知る方の話を聴いたりすると相当カッコ悪いとされていたようですね。

後年、デザイン関係の本を読んだときも、カローラのベルトラインは水平基調なのに
フードは前下がりになっていて線が繋がっておらず唐突だ、などと書かれていました。

今は、自分なりに勉強してそういう美的感覚?を養うように努めると、
確かに辻褄があっていないのかもしれませんが、合理精神がかっこいいと思うのです。
ここ10年くらいのクルマのAピラー前出しでワンモーション感を出している新型車も
このAピラーの付け根は苦労していますね。今も昔も変わらないのでしょう。
コメントへの返答
2014年1月11日 11:11
コメントありがとうございます。

それまで販売台数では無敵だったカローラは先代の中盤過ぎから、サニーあるいはファミリアに販売台数で負ける月が出てきます。

ようやくライバル同様にFF化されて、昔のように独走と思ったら、外観が大不評。このため販売店からの苦情は相当だったようです。(販売台数の件は前年のカローラ2が需要を先食いした影響も大きいと思いますが)

ノーズを極力低くして、窓広く、屋根高くという合理精神は正しいと思いますし、私も高評価です。
初代FFジェミニは同じテーマ(70と80カローラはイタルデザイン関与の噂もありますね)で成功しますが、こちらは明らかに不評というのが面白い所ですね。

CM等からしても、コロナが散々な目にあった910等に影響されてか、FF化を機に購入年齢層を下げたかったと推測しています。でも、若者は86やFXは買っても、セダンには振り向きもせず、既購買層にも若向きに思われて買ってもらえないでは、そもそもの戦略が大に近い失敗です。

次代の90では、水平基調に富士山型キャビン、GX71譲りのスーパーホワイト&マルーン内装で大成功しますから、クジラクラウン同様、高い授業料を払いつつもきちんと学んだのでしょう。

Aピラーの付け根の処理は、空力・視界・剛性、衝突安全等の色々な要件が絡んで、明確な結論が出ていませんね。3代に渡って同じプラットフォームを使い続けているクラウンも、Aピラーの処理は倒したり起こしたりと迷走中です(笑)。
2014年7月5日 9:56
こんにちは。
こちらの記事も自分史と重なるところがあり隅々まで読ませていただきました。

我が家も父が乗っていたクラウン(通称鬼クラの前期)を知人に譲渡して次の車に80カローラを購入した経緯があります。

購入したカローラは後期型ですが、1500のSEサルーンで以外にも内装の質感が高かったような記憶があります。その頃私はまだ学生で運転免許取得後に初めて運転した車が80カローラでした。
記事本文にもありますようにボディ形状や車両サイズの恩恵か運転免許取得直後でも楽に運転できたかと思います。

私も色々と思い入れがある分80カロ-ラ好きな車ですよ。
コメントへの返答
2014年7月6日 8:30
おはようございます。

クラウンからの乗り換えだと、運転感覚の違いに驚かれたと想像します。この型のカローラは、当時としては見下しタイプのポジションでボンネットも下がっているため前方の視界が開けているんですよね。
本当に運転しやすいクルマでした。

初期は、豪華さに欠けるという評価だったためか、中期で若干改善されて、後期で一気に豪華になるんですよね。改善の早いトヨタとは言えども、初期型を買った身としては、心中複雑でありました(笑)。

乗っていた人は多かったはずなのに、海外流出も多くて、この型は残っていませんね。
2020年10月22日 23:26
こんばんは。

超遅レスですが、ランサーフィオーレからのリンクでこちらにたどり着きました。

前々から思っていて、以前もコメントに記したことがありましたが、改めてカタログを拝見して、80系と110系は共通点が多くあると思いました。

80系はFF第1世代の意欲作、110系は100系ベースの改良(コストダウン)版ですので、成り立ちは全く異なるのですが、110も軽量化、燃費・リサイクル性といった環境性能、衝突安全性とそれまでとは異なるテーマに取り組んだという点は有ると思います。

新しいものは受け入れられるのも難しくて、軌道修正が入るのも同じく、110系も1年程度で分割黒バンパーが同系色になり、マイナーチェンジでは普通のカラードに”逆行”。偶然にも上下が異なるとはいえ、一部がカラードなところまで共通点がありますね。

インパネカラーは80系では上下の色分けがマイナーチェンジで同色にされるという、110系と逆のチェンジをしていたことを初めて知りました。

トヨタはフルチェンジの反省度合いがマイナーチェンジの気合に現れることが多いですが、カローラでは80系、110系、160系はその度合いが大きかったように思います。どれも、方向性は違えど見た目よりも理想…本来のカローラ像を求めたモデルばかり。

現行210系はどんなマイナーチェンジをしてくるかが、楽しみです。
大きく変えないと思いますが、特徴的な鎌のような形のライト周りを修正してくると予想していますが、どうなるでしょうか。
コメントへの返答
2020年10月23日 17:55
こんばんは

最近、PV数が上がっている回でして、遅れは気にされずで。

実は、110系と初対面した時に姿を重ねたのは、80系でした。
全体的なプロポーション、リヤの三角窓やリヤテールの形状等がその要因ですが、高級から離れて実質を求めた点も、80系に通じるものがあったように思います。

その後の変更も、初期型は販売に苦戦したため、顧客要望に応えるためという点は同じですね。さすがに、年代の隔たりもあって、手法等は全く同じとはならないのですが。

80系では、10カムリ/ビスタに続く形で、ツートンのインパネをやったのですが、市場の受け取りは煩雑というものだったらしく、共にマイナーチェンジを待たずで変更されています。

カローラは量販という命題がありますので、市場が失望で反応した時の揺り返しは、どうしても大きくなりますね。カローラのユーザーは、許容範囲こそ広くても、鑑定眼はシビアなものがある。そんな気がしてなりません。

現行カローラは、トヨタの車種縮小の影響を受けて、セダンとワゴンの柱的役割も求められるようになったと思っています。希望込みで私的には、プリウスの上級グレードと重なる価格帯までレンジを拡げてしまってよいように思うのです。難しい立ち位置にいることは事実で、どう変えてくるのか、私も楽しみにしています。
2020年12月5日 14:18
こちらにもコメント失礼します。
我が家の2代目のマイカーです。
AE81カローラ5ドアセダンZX
当時からレア個体でしたね(笑)
当時は妹が産まれてリヤシートが可倒する車を親父が探していたみたいです。
その結果、5ドアセダンというマイナー車が我が家に納車されました。
ウチの場合はparl- siro さんとは逆で親父が貰ってきたカタログは初期モデルのカタログ。
で、納車されたのが改良後の車両でした。
特に5ドアの場合はリヤスポイラーの大型化、リヤワイパーの停止位置の変更と大きく変わりました。
当時、小学生だった私は何故かリヤワイパーが付いる車に憧れており、横に停止するリヤワイパーが付いていると思っていたら縦に停止するタイプで少し残念に思っていたのをおもいだします。
その後、縦に停止するタイプが他車でも主流になり、結局お気に入りになりました。
前車がT100系のコロナでしたが、それよりも非力ながら直進安定性に優れていたようで、親父が飛ばしても怖くないと良く言っていました。
あまり大きな声では言えませんが実際に150巡航も可能でしたね。
昭和59年2月登録の個体でした。
その後、バブルの波に乗SV33カムリに乗り換えます。
余談ですが80系のデザインのベースはスプリンターの5ドアが基本となり某海外の有名デザイナーの手によるものとの説があります。そこから日本人好みのカローラのフロントマスクをアレンジし4ドアのデザインを完成させたとか…
当時のメーカーは否定しているそうですが、どうなんでしょう?
コメントへの返答
2020年12月5日 21:06
不思議と、最近になってPV数上位となることが多い回です(笑)
モデルチェンジ当初こそ5ドアも前面に出ていたようですが、同年末には店頭にあるセダンの殆どが4ドアだったことを覚えています。
リヤ可倒シートはうちも欲しいなと思っていた装備の一つで、85年のマイナーチェンジまではセダンのSE系でも選べたのは大きかったです。ZXはSEサルーンより少し高かったのと、トランク容量は4ドアでも充分という判断で、うちは5ドアに至らずでした。

1年未満の変更とはとても思えないくらい、マイナーチェンジで結構な箇所が改良されているんですよね。マイナー前のユーザーとしては本当に心境複雑な変更でした。
リヤワイパーの停止位置変更ですが、後方視界対策か積雪対策のどちらかだろうと推測しています。ご指摘の通り、縦位置とする車もこの後増えましたよね。

50カローラの経験からすると、FFというのは車の性能を大きく変えると実感したものです。高速でも怖い思いをせずに流れに乗れるようになりました。

公式では否定されているようですが、先代に続いてイタル臭の漂うデザインですよね。特にカローラ4ドアはFFジェミニと重なる部分も多くて。当時のニューモデル速報誌の記載では、カローラ4ドアとスプリンター5ドアを基本にして、中間2ボディを作ったとありますね。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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