
首都圏では13年ぶりの大雪だそうで、スタッドレスを備えていない自車は外出が困難。そのため(?)、淡々とカタログ話を進めます。
今回はいつもと構成を変えて、最初にカタログを紹介。オプションカタログはマークIIとさして変わりませんし、さて何を載せるか悩んだのですが、思い付きで(笑)、3兄弟のもう一つの量販車種である、特別仕様を紹介。
2015/4/23 画像を全て更新しました。
先ずは1991年(平成3年)5月の特別仕様のカタログから。
2.5 エクシード(049:ホワイトパールマイカ)
2.5 スーパールーセントをベースに、G仕様限定の装備である「メッシュアルミホイール(G仕様では205/60タイヤとセットですが、こちらは195/65タイヤのまま)」、「カラードドアハンドル」、「ゴールドエンブレム」、「ホワイトパールマイカ色」等を追加しています。
リヤの「EXCEED」エンブレムを「g」に変えて、フェンダーエンブレムを追加すれば、G仕様との判別は外観から困難。もっとも内装はそのままですが。当時からこの偽装は多くて、”G”という標記でも、実はエクシードというのは、今でも時折見受けられます。
2.0 エクシード(050:スーパーホワイトIV)
2.0 ハイメカルーセントをベースに、「ホワイトパール」以外の上記追加装備を加えつつ、さらに「フロントスポイラー」、「ラグジュアリ-Bシート」等を追加しています。
こちらは、特別仕様と言っても量販車種であり、上級のツインカム24よりも、むしろ販売台数は多いくらいでした。
左頁及び右頁の左半分は、特別装備群の紹介
右頁の右半分は、エンジンの紹介 となっています。

左頁は、ベースグレードと対比しつつの主要装備一覧とベースグレードの主要諸元表。主要装備一覧にあるとおり、追加装備がある一方でオプションが制限されるのが、特別仕様の特徴でした。
ちなみに、この時点では、2.0 エクシードでもMTが選択可能となっていました。
右頁からは、1992年(平成4年)5月の特別仕様となって、先ずは表紙から。
左頁は、2.5 エクシード(049:ホワイトパールマイカ)
この時には、1991年5月の内容に加えて「ラグジュアリーAシート」、「本皮革ステアリング&シフトノブ」、「インパネロアファブリック」、「ツートンカラー選択可能」が追加されていて、かなりG仕様に近くなっています。
エンブレム交換されたら、シフトノブ周辺のTRCスイッチ、あるいはトランクリッドトリムの有無で判別できる程度です。
右頁は、2.0 エクシード(049:ホワイトパールマイカ)
こちらは、2.5よりも一足早く1991年末の時点で、1991年5月の内容に加えて「6スピーカーオーディオ」、「ホワイトパールマイカ選択可能」が追加される一方で、ATのみとされています。
2.0 エクシードよりも、もう少しお手軽な特別仕様ということで新規に追加された”スペシャルインテリア仕様”。ハイメカルーセントをベースに、”インパネロアファブリック”、”テレスコピックステアリング”、”ラグジュアリーBシート”、”ワイヤレスドアロック”、”カラードドアハンドル”等を追加しています。
登場時期が前後したためか、最後まで2.0 エクシードには備わらなかった最初の追加2装備は、こちらのみに設定。
ハイメカルーセントとの外観上の判別は、カラードドアハンドルで可能ですが、むしろノーマルのままの方が、偽装ツインカム24はやり易かったはず(笑)。またフロントドアトリムは、Gのドアトリムをベースにしたスピーカーレスということで、このグレード用に新規部品を起こしています。
なお、価格は標準のハイメカルーセント+ワイヤレスドアロックのOP価格のみの上昇に抑えられていて、その他は丸々サービスというモデル末期らしいお買い得ぶりでした。
左頁は、4気筒のスーパーカスタムエクストラにも設定された特別仕様。
名称は”スペシャル仕様”とそのままでした(笑)。
追加装備は、”アルミホイール”、”リヤワイパー”、”ワイヤレスドアロック”、”カラードドアハンドル”、”コンライト”。
4気筒をハイメカルーセント風に近づける試みですが、後ろから眺めるとリヤトレッドの狭さで一目瞭然でした。。。
右頁は、各エンジンとエクシードのみに用意されたオプションが紹介されています。

左頁は、主要装備一覧表。
右頁は、主要諸元表となります。
さて、カタログの紹介も終わったので、本題の「間違いだらけの中古車選びorz」の話を。
購入時の条件は以下のとおり。
1:走行86,000km、2:車検20ヶ月残、3:半年毎の点検記録簿完備、4:内外装現状(納車前洗浄は行う)、5:保証無、6:4ヶ月前にはディーラー中古車として走行72,000kmの保証付で販売、7:前回販売時にタイベルは交換済、8:喫煙車
自分のその時の勘は、これは保証無でも大丈夫。
父の81、自分の81は共にその時点で10万キロを超えていましたが、特段故障の経験はなかったので、まだまだ乗れると考えました。内外装はボロでも、この辺は気が向いたときに中古部品を活用すれば、蘇るという皮算用。。。
その後はというと、、、
○納車直後から水温計の上がりが遅いため、サーモスタット交換(開固着気味だったよう)。
○茨城の解体より、補修用のマッドガード・インパネロアファブリック・本皮革ステアリングパッド・シートカバー等を購入して装着。
○前回のタイヤ交換時に標準の195/70R14から185/70R14にサイズダウンされていたのが気に入らず、吉川の中古ショップにて初代セルシオ用純正アルミホイールを購入。当初は純正メッシュを購入するはずが、洗車の容易さと前期ディッシュ風でありながら、6.5Jのサイズに惹かれた次第。自分では、下半分のカラーともマッチしていて悪くないと思っていましたが、評判は今二つでしたね(笑)。続けて、別の中古タイヤショップにて、デッドストックだった新品continentalの195/65R15を購入してホイール毎入替。
○京都八幡まで出向いた際、傷のあったテールランプ下パネルを勢いで購入。乗って行ったJZX81のトランクにはどうにも入らず、室内に入れて持ち帰る。
○購入時点で左リヤドアは交換されていて、色が周辺パネルと全く合わずの上に、さらにご丁寧に再度のキズ入。このため中古ドアをオンラインで取り寄せて交換。その際に擦り傷のあったリヤバンパーも塗装。
○ドアスイッチ不良により、駐車中に半ドアでなくても室内灯が突如点灯するように。バッテリー上がりを招きかねないため、放置も出来ずドアスイッチ交換。
○念願だったフロントスポイラーを入手。別色だったため、再塗装の上で装着。
ここまでで、購入後半年。毎週末は修理しているか、部品交換をしているかの状態。さらに出費を合計したら、もっと低走行の極上物が余裕で買えた計算に(泣笑)。それでも、ようやく見劣りしない状態にはなって、さぁこれからという間も無い5月末にA/Cの効きが悪いことが発覚。
早速状況を確認したところ、81の弱点であるA/C故障の診断。フロン12のため、当時はガス補給だけの延命は出来ずで、乗り続けるには修理以外の選択肢はなしでした。保証無しの購入ですから、約10万円と予想される修理費用は、当然自腹確定。
改めてクレスタを検証してみると、たとえA/Cを修理したとしても、本調子にするには、他にも近い内に足回りやマウント類のO/Hが必要なはず。しかも高価なTEMS付。室内には各種試しても完全には消せない喫煙車特有の臭いが残留。
2014年の今ならイザ知らず、当時は上物の81でも続々解体送りにされていた頃。それでもJZX81なら迷わず修理入庫させますが、このクレスタについては、あまりに報われないため、ここでやる気が喪失。
さぁ、どうしようかと云う時に、埼玉トヨペットにてセダン2.5グランデG(183)の上物中古車を発見。コレは本当に欲しくて2度ほど見に行ったのですが、一番経済状況が厳しかった時だったので手が出せずorz
そんな時に、救いの神が降臨するのです。。。
このクレスタは、その後ビスタ店のサービススタッフに現状で譲渡することに。A/C故障ですから、もちろん価格は二足三文。最終的には症状発覚から1ヶ月でA/Cガスを完全喪失。引渡し時は真夏の外気温34℃だったため、1時間乗っただけで熱中症になりかかったのも忘れられない記憶。
こうして、多大な出費と労力を強いつつ、多くの教訓も残して手元から去って行ったのでした。
最大の教訓:「中古車を購入する際は、冷静になって各所を確認すること」orz