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2014年05月12日

1984年のカーオーディオのカタログから(Lonesome Car-Boy)

1984年のカーオーディオのカタログから(Lonesome Car-Boy) 土曜日の夜から病に臥せっております。症状は前回と同じ、熱と喉の痛み。先月風邪を引いたばかりだというのに、まさかぶりかえすとは。

お医者様の診断では、インフルではないそうで、それがせめてもの幸い。


そんなこんなで完治に向かっていると判断してのブログアップです。
今回も思い付きによる抽出。手元にある2番目に古いカーコンポのカタログを取り上げてみます。さすがにこれは、誰も取り上げないであろうという深謀深慮もありつつ(笑)。

当時の自宅にあったのは、FFカローラでしたがカーステレオといえば、純正AMラジオ&カセットのみ。基本的に父は鳴ればイイの人なので、交換するというのは選択肢の外。ところが全く縁のない、”カーコンポ”とやらに魂を奪われた息子はカタログを取り寄せ始めるのです。。。

それから30年が経過してみると、「何気に貴重な資料?」に化けていたと。当時のクルマでも普通に街中で見かけた時代は知らない世代が増えているのに、さらなるマニア向けの企画(笑)。

当時、クラウン・ソアラ・クレスタ・プレリュード・ファミリア等に乗っていた人であれば、懐かしく思っていただけるでしょう。一方でお若い世代には、”カーコンポ”なるものがいかに近年値崩れしたのか驚いてもらえるのではないかと。


それでは早速、1984年10月のカタログから抜粋して紹介。

※2015/03/16 画像を全て更新しました




ワンボディコンポなる一体機が登場する前夜ですから、基本的に”カセットデッキ”・”チューナー”・”前後の各アンプ”・”アンプを駆動するイコライザー”・”前後スピーカー”を組み合わせることとなります。当然組合せ次第で、ドンドンお値段も鰻上りになります。





この時のカーコンポの特徴は、他社同様に横幅180mmのDサイズと横幅150mmのEサイズを並列設定していたこと。パイオニアはロンサムカーボーイIIに世代交代をする過程でDサイズに絞ったのですが、これでは一部日産車等では装着不可となるため、旧来のサイズだったEサイズを追加しています。やがて、日産車もDサイズを採用することとなり、カーコンポもDサイズのみとなって行きます。





この時の目玉は何と言っても、最初のCDプレーヤー追加。
もちろん初物ですから、量産効果なんて言葉はなく、アンプもチューナーも備わらない単体デッキが何と97,800円!





こちらは、1年くらい前に出た当時のフラグシップデッキである”セントレート”。チューナーを外出しにすることで、一応デッキ&チューナーの1DIN化に成功しています。市場では高価(119,000円!)にも関わらず好評だったため、ラインナップが拡大されていきます。右下はその過程で出た廉価版。





かなり見辛いですが、組み合わせ例。
例1なんて、CDも選択したら50万円越えです。この当時、クルマ本体よりコンポが高いなんていう話も満更冗談ではなかったということ。
これだけのセットを綺麗にインストールするとなると、知恵と技術が必要となるため、街中ではコンポの専門ショップが暖簾を出すこととなります。





セントレートが出るまではフラグシップだったデッキの紹介。
70年代のデザインを踏襲していたロンサムカーボーイもIIになって、一気に80年代のデザインに垢抜けます。左上が標準的な組合せ。





こちらも組合せ例。
デッキに関しては、純正ラジオとの組合せ例も多かったため、価格はピンキリ。ここは高価なものですが、それなりの価格となります。





置き型スピーカーの一覧
当時は、リヤボードを切り刻むよりは手っ取り早く置き形スピーカーを置いちゃえ、が主流。こっちの方が見栄えするじゃん、とも。
低音がどうしても苦しくなる構成なのですが、この見栄えの前には些細な問題? 当時物の車に似合うアイテムなのも事実ですが。
アルミダイキャストの採用等、見栄え品質が一定水準に達したため、光に活路を見出しています。後年はこれがさらに発展したため、当局の指導を受けることになります。





リヤ向けの埋め込み型スピーカーの一覧。
こちらの方が低音は出るのですが、そのままだと中高音はリヤガラス等に乱反射してしまうため、スコーカー&ツィーターを起こすことを提唱しています。埋め込みスピーカーはデッキ等と違い、価格が破壊されていないと言えるかもしれません。(それでも物価を考慮すれば、価格は下がっていますね)





フロント向けの置き型スピーカーの一覧
フロント重視になるのは、まだ後年ですから、この時点では13cm程度がほぼ限界の車多数。注目すべきは左下のトヨタ向けで、純正置き換えがこの時点で既に提案されています。





車種別装着画像の一覧
世の男性諸氏は、自分のクルマのコンソールにこれら機器が収まることを夢見たのですね。先述のとおり、クルマの価格よりもコンポのお値段の方が高い事例も散見されます(笑)。





車種別装着画像のその2
当時はFF車が多く、その殆どはセンターコンソールを備えなかったため、別途コンソールを追加する形で対応する事例が多数だったりします。
さらに一部輸入車にも対応。





これまた見辛いですが、車種別対応表。
記載のあるカナック企画は、現在もパイオニア向けの製品を作り続けています。





最後に、当時出始めだったパーソナル無線を紹介
デッキ等と同一サイズになることで装着性は上がりましたが、コンソールの数には限りがある訳で、どれをセンターに入れてどれを助手席下に吊り下げようか、というのが悩ませどころだったはず。


さて、この内容が受けるのか、あるいは誰も付いて来ようとしないのかは判りません。同時期のカーコンポのカタログは他社製もいくつかありますが、こちらの結果次第で続けるか検討することとします。
ブログ一覧 | カタログ話(用品編) | クルマ
Posted at 2014/05/12 18:37:43

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この記事へのコメント

2014年5月12日 19:12
parl-siroさん、こんばんは♪

これまた懐かしいカタログがw

最初に乗ってたTX50が何故かオヤジが組んだテクニクスのカーコンポ付いてたのをわざわざKENWOODのカーコンポに換えましたねぇ。

あの頃のクルマの純正オーディオは「オーディオなんて音が出てればイイ!」ってものだったので、それはそれは金掛かった記憶がw

後年トヨタのスーパーライブサウンドシステム辺りでやっとメーカーも本腰入れるようになって来ましたよね。

今乗ってるエボには初めからRockford付いてるんで、そのまま使ってます。

以前アホみたいに金掛けたシステムより音イイので目から鱗モンですwww
コメントへの返答
2014年5月12日 20:05
ならっちさん、こんばんは
これを懐かしめるのは、40代以上ですw 当時のデッキは現在の10倍くらいしたなんて若い世代は信じられますまいwww

カーコンポは収益性が高かったため、参入する社も多く、それぞれのファンを抱えていましたね。

純正は永らくアンプ一体デッキでしたので、見栄えはGX71辺りでそれなりの物が出てきますが、音では市販製品に譲ることとなります。音への本格的な取り組みは、仰るとおりトヨタのスーパーライブ辺りだと思います。

現行車は、吊るしの状態でそれなりの音が聞けるようになりましたね。W204もSonicDesign等魅力的なアイテムもあるのですが、そんなこんなで手が出せそうもありません。
2014年5月12日 23:28
こんばんは、ご無沙汰しています。

カーコンポという響きが懐かしいです(笑)
やはりパイオニアはロンサムカーボーイとセントレートですよね(苦笑)

当時の純正オーディオは今と較べものにならない程、
音もデザインも違いましたね。
アンプやデッキなどを組。み立てていくこと自体も楽しみでしたね。

我が家で乗っていた51クレスタ、オーディオは純正のままでしたが、
しばらくした後に置き型のTS-X10がリヤトレーに乗ってました。
音が違うな~と子供心に感心したものです(爆)
当時このTS-X10とか結構見かけましたね
コメントへの返答
2014年5月13日 8:24
bouyukiさん、おはようございます
コメント、ありがとうございます

カーオーディオは、その後一体化が進み、さらにナビとも融合してしまいましたから、コンポという概念から遠く離れてしまいました。

パイオニアの次に、ロンサムorセントレートorカロのどれを付けるかで世代が判ったりしますね(笑)。

当時のカーコンポは如何にイイ商品を作るかを競えた時代でした。差別化のあまり、操作性を無視したボタンの多配置、ギラギラのイルミ等も出現しましたが、今見るとそれもまた懐かしいです。

51クレスタにTS-X10。流行の最先端ですね(笑)。X8・X10・X11は、当時、見かけることが多かったように思います。X15になると、大型化したために装着車両の制約も出てきてしまうのですが。
2014年5月14日 8:40
私はクルマの中での音楽は
「聴ければ良い」という考えでしたので
当時3万5千円ぐらいのオプションのカーステで十分でしたが・・・
ロンサムカーボーイとシティコネクションは
名前ぐらいは知っていました(笑)。
コメントへの返答
2014年5月14日 22:10
P.N.「32乗り」さん、こんばんは

私もカタログを集めはしたのですが、長らく純正のまま使っていました。インパネ全体でのデザインや使い勝手を考慮すると結局純正に帰結したりするんですよね(笑)。

ロンサムとシティコネクションはその後使われなくなりましたが、ケンウッドのように商品名称から社名になった例もありますから、名前も大事ですね(笑)。
2014年5月17日 2:34
箱スピーカー、カローラ用にと持ってたんですが、
後に純正スピーカーグリルが手に入ってしまったので使用せずです。

実家のEP71スターレットにはどっかの箱スピーカーがトノボードに乗ってました。
やっぱり80年代前半くらいの車に似合いますね。
コメントへの返答
2014年5月18日 8:20
箱スピーカーは、あのデザイン性で勝負ですから、実質面では純正スピーカーグリル&埋め込み型有利ですね。

2BOXには、リヤボードの加工が難しいことや、リヤラゲッジのエンクロージャー効果が期待できないこともあって、箱スピーカーが人気でした。
初代ミラージュや初代パルサー辺りが発端なのでしょうか、あの年代の特に若者向けだった車にはドンピシャですね。
2018年6月15日 5:51
当時、やんちゃな人たちは、ロンサムカーボーイとテクニクスのスペースT7(わかる人にはわかる!)が大人気だった、なつかしいわ。
ありがと。
コメントへの返答
2018年6月19日 19:28
返信が遅くなり、すみません。
当時のやんちゃな人たちの必須アイテム達ですね。この流行がオーディオの高性能化に貢献したとも思います。
あまり残っていないようなので、懐かしんでいただければ幸いです。
2019年1月15日 14:36
はじめまして。
「懐かしいもの」をありがとうございます。
この頃って、今の「安かろう悪かろう」の”ちゃち”なオーディオと違って、どのメーカーも本と「音質等含めて良い物」を作ってましたよね。
BOXスピーカーであれ、材質に”いいもの”を使ってましたので、低グレード品でも結構いい音でしたから。
CDプレーヤも、新しいモノ好きの友人数名が早速購入し取り付けてましたが、「初期の物だけに”音飛び”がひどかったですね。」
ま、この辺りも各メーカーの地道な努力で改善されていきましたが。

いずれにせよ「古き良き時代の品」ほど良い品ばかり。
なので大枚払って入手したものは、愛着もって手放さずにいる小生であります。
長文失礼しました。

コメントへの返答
2019年1月15日 20:28
以前より、イイねをいただいておりまして、コメントもありがとうございます。

当時は、メーカー間で激しい競争を繰り広げていましたが、仰る通り、如何に”いいもの”を提供するかで争っていましたね。純正品も後追いで”いいもの”競争に参戦していたりもして。

車載用CDプレーヤーの最大の課題は激しい振動への対応だった、と読んだように記憶しています。確かに製品化後も改良が著しく進んだ箇所でもありました。

”いいもの”というのは時代を超えて記憶に残るものだと思います。オーディオに限らずですが、高価な品って、入手は大変ですが、手元に来ると大切にしますし、年月を経ても中々手放そうとは思わないですよね。

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「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
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