
久方ぶりに「高速有鉛デラックス」を購入してきました。
目的はもちろん70系クレシーダでも特に珍しいHTのGULF輸出仕様のカタログ。コレ、所蔵元を見て、いたく納得した次第。(・・・と軽く触れておきましょう)
その他地区のクレシーダの掲載もあったのですが、その中で触れられていなかった地区がありましたので、ここに掲載してみようかと。
2015/5/7 画像を全て更新すると共に一部追加をしました。
地域としては南アフリカとなります。
ここ、以下に紹介する5M-GEを搭載した2.8以外にも、1G-E搭載のGLi-6、21R(後期は22R)搭載の2000GLE&GL、2Y(!)搭載の1800LSとグレードも豊富だったりします。
最上級グレードとなる 2.8i TWIN CAMの外装
前期に見えるんですが、これでも後期。(前期はRSiの設定なし)
前期型の部品が多数に見える理由は後述。
2.8i TWIN CAMの室内
最上級グレードだけにデジパネ・フルオートエアコン等を備えた豪華な室内
本皮革シートは、北米クレシーダにもありますが、こちらは縫製が異なります。
87年5月に追加された2.8RSiの外装
チェイサー前期にあったGT-TWINturbo・Sを連想させるスポーティグレードとなります。
スーパーレッドと思われる外装色にあえてカラード化されていない外装がスポーティ。国内や北米とは明確にユーザー層が異なっていたのでしょうね。
2.8RSiの室内
インパネ形状等は国内仕様とほぼ共通ですが、シート地等は国内仕様と異なります。メーターは2.8iのみ240km/hスケール。シートベルトは赤。
最終頁には品質等について記載されています。
後期なのに前期部品の多い理由ですが、どうやらこの地区については、現地生産を行っていたようです。
その関係か、他地区が80系にモデルチェンジ後もこの地区はワゴンだけでなくセダンも70系のままで残されていたりします。モデルライフは、88-12 ~ 92-05
エンジンだけは、5M-GE → 7M-GE、1G-E → 1G-FE、2Y → 3Y に進化しているのですが。カタログを持っていないため詳細は不明ながら、フル装備に7M-GEを搭載した右ハンドルの71セダンということで、見逃されがちでありながら実に魅力的な仕様なのです。
○Yellow Labelの話
続いては、本日発表の
こちらの話
先ずはプレスリリースを引用します。
----------------------------------------------------
TOYOTAは、マークXを一部改良するとともに、特別仕様車250G“Yellow Label(イエローレーベル)”、250G Four“Yellow Label”、250G“Sパッケージ・Yellow
Label”を設定し、全国のトヨペット店(東京地区は東京トヨタでも販売)を通じて、9月1日に発売した。
今回の一部改良では、PREMIUM、PREMIUM Fourの内装色・シート表皮にスタイリッシュなブラックを追加したほか、インテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能&駐車空間認識機能付)のオプション設定を250G、250G Fourにも拡大した。
特別仕様車は、250G、250G Fourをベースに、上質感とインパクトをあわせ持つカラーデザインをテーマとしている。外板色には特別設定のアウェイクンイエローを含む全4色を設定。内装色にはイエローとブラックの2色を設定したほか、シート表皮(専用ファブリック*1)や本革巻きステアリングホイールなどにイエローステッチをあしらい、上質でスポーティな仕様とした。
----------------------------------------------------
引用ここまで。
何より目立つ黄色のボディカラーは賛否両論がありそうですが、ちょっと違った視点から話をしてみます。
実は旧3兄弟時代やその前まで遡りますと、意外や(?)イエローのボディカラーって設定された回数は多かったりするのです。
1.2代目マークII(4気筒HT)
・カームイエロー(528) 73-08 ~ 74-08(GSSのみ75-10まで)
2.初代チェイサー(セダンDXとXLを除く全車)
・ラディアントイエロー(534) 77-06 ~ 78-08
3.初代クレスタ(全車)
・マンハッタンイエロー(534) 80-03 ~ 81-03
4.4代目マークII(HT全車)、2代目チェイサー(HT全車)
・スキッピングイエロー(551) 80-10 ~ 81-05
この他にも、初代マークIIHTSL限定のイエロートパーズというのもあります。意外と親和性があるように見えるのですが、マークIIGSSを除けば全て短期間の設定に終わっていたりします。今回も特別仕様ということなので、きっと短期間決戦なのでしょう。
内装に関しても、各所へのイエローステッチやストライプ柄まで入れたピアノブラック調パネルに変更する辺り、実に凝っています。
あまり書くと筆が滑りそうなので、一先ず「個性的ですね」という言葉で話を終わりたいと思います。
ブログ一覧 |
カタログ話(輸出仕様編) | クルマ
Posted at
2014/09/01 21:08:44