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2015年03月30日

1990年のカーオーディオのカタログから(carrozzeria)

1990年のカーオーディオのカタログから(carrozzeria) 今回はカーオーディオの第3弾です。

前回が”carrozzeria”ブランドの初期だったので、今回はやはり”カーナビ”の初期だろうということで。

カーオーディオとカーナビが融合してから、長い年月が経っているのですが、歴史的にはカーオーディオが先行してカーナビは後から同居した形。

初のカーナビの登場は今から25年前の1990年。初のカーコンポの登場はその15年前の1975年となります。共にパイオニアが元祖となりますね。


それでは、1990年6月のカタログから抜粋してのご紹介。時はバブル絶頂期ですから、このカタログの総ページ数は62頁にも及んでいます。



もちろん、最初の見開きには「道は星に聞く。」「サテライトクルージングシステム」という当時一世を風靡したフレーズが並びます。







当時の最大の話題となった初代カーナビ、”AVIC-1”が紹介されています。
4型ディスプレイですから、現在のスマホ以下の画面サイズ。地図を収録したCD-ROMを読み取るには別ユニットが必要といったスペックですが、お値段驚きの350,000円也(以下全て税別)。

VICS情報も拾えなければ、ルート案内も出来ず、現在地を最詳細で2.5kmスケールの地図上に表示するだけだったのですが、それでもその機能は驚きをもって迎えられたのです。





続いては、AVIC-1との接続も可能な最高級ヘッドユニット、FX-M90Vの紹介。

社外オーディオで2DINは珍しい時代にアンプレスという贅沢スペックで、お値段110,000円。右頁の推奨システムともなると、70万円(!)を超えています。





こちらは1DINアンプレスデッキ、KEX-M99V。

CDユニットレスのため若干お値頃ですが、それでも69,800円。
推奨システムもほぼ70万円近くとなっています。





当時流行したCDチェンジャーのパイオニア版である、CDX-M50。
ホームオーディオメーカーらしく、ホームオーディオとのマガジン共用可能を謳っています。

このCDチェンジャーは、間もなく81マークIIHT&チェイサーに若干の装い変更で純正指定されることとなります。





上記のCDX-M50をFMモジュレーター方式に変換にした、CDX-FM55。

FMモジュレーター方式はFM付カーラジオさえ備えていれば、どのクルマにも対応可能だったことから、この頃に流行しますが、折角のCD音声が劣化してしまうため、やがてダイレクトイン方式に主役の座を奪われます。
曲のリクエストに音声で応える「CDジョッキー」機能が目新しいですね。













ヘッドユニット各種の紹介

この頃はオールインワンユニットよりも、機能選択式のユニットが多数。このため、上級機種から従来は”PIONEER”ブランドだった下級機種まで各種あり、さらに端子やプロトコルの異なるモデルも併存していたため、何だかよく分からない状態になっています。





置型スピーカーの雄が、KENWOODのKSC-7070だとすれば、もう一方の雄がこのTS-UX7IIだと思います。

確かトヨタの販売店オプションに設定もされていたはずですが、この形状に追随する他モデルは無く。まるで81のインテグレーテッドスピーカーグリルのような(しかもこちらはハイマウントストップ内臓)TS-UX55もこの時、追加されています。













スピーカー各種の紹介。
80年代は置型スピーカーの全盛期でしたが、この頃には埋め込み型やカスタムフィットスピーカーに主流が移ります。

TS-R900は、4年前のモデルの改良版ですから息の長いモデルだったのですね。

さらには、サブウーファーシステムが登場。80年代から一転して大口径で低音を響かせる時代に突入していきます。







こうして装着事例を見るのが、時代の変遷を一番感じられるかもしれません。

コンソールも曲線基調なら、リヤスピーカーも曲線基調となっています。
2DIN構成の多かったパイオニアらしく、装着事例で画像があるのは、トヨタと日産のみという割り切り様。





1986年版とは一転してカオスと化したシステムチャート。
接続可能な構成を理解するだけでも一苦労だったはずです。実車もモデル数や用品数が複雑化していた時代ですから、こちらもその反映という見方もできますが。


ということでいかがだったでしょうか。
ヘッドユニットをモデルチェンジして、従来の46mmモデルから49mmモデルに変更したことも大きいですが、やはりこの時代は、何よりもサテライトクルージングシステムがその象徴だと思うのです。

とても高価なシステムにも関わらず、それなりの数が出荷されたのは、バブル全盛期という時代背景もありますが、何よりも新機能が評価されたということなのだと思います。パイオニアの成功を見た他社は、次々カーナビに参入して、機能激戦時代に突入するのです。
(その後の簡単な歴史はパイオニアのコラムへリンク
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Posted at 2015/03/30 23:18:54

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この記事へのコメント

2015年3月31日 1:18
こんばんは♪

この頃のナビはとてつもなく高かったですよねぇ。

うちで初めてナビを組んだのが、1992年、RX-7にSONYのNVX-1を組みましたが、モニターレスの本体だけで28万位でしたねぇw

で、SONYの純正モニターだと、TVチューナーも付かなかったので、PanasonicのTR-6LC1って5.6インチのTVと組んでましたw

で、なんだかんだでナビだけで40万位掛かり、オーディオと合わせたら余裕で7桁越えと言う事にwww

それを考えると、今は安くなったなぁって思いますねぇ。

当時は音声どころか、案内もせずにただ地図に自車位置表示するだけで、ジャイロも車速も拾ってなかったからあっちこっちで止まったり、関係無い所に飛んだりと散々でしたが、ナビが装着して有るだけで喜んでましたねぇwwwwww
コメントへの返答
2015年3月31日 6:33
おはようございます

この頃のナビは量産効果が効く前でしたから高かったですよね。

最初のナビはSONYのNVX-1でしたか。2回前のカタログに掲載されていたので、後で追加しておきますw お値段は書かれているとおりですね。

そう、ナビ用モニターじゃなくて車載テレビに映像&音声入力なんですよね。私の最初のナビも同じでした。で、これがハーネスがカオスになる罠とw

オーディオも安くなりましたが、ナビはもっと顕著ですよね。ナビは一声30万が顕著だったのに、今や一体機で10万割れもあるくらいですから。私も歴代で一番お金がかかった気がします。

初期ナビの機能は、今から考えると本当に拙いものでしたが、初めて装着した時の喜びは今より遥かに上回っていましたね。進化も早かったのが、お金を注ぎ込む理由にもなったのですがwww
2015年4月7日 0:02
こんばんは。お邪魔します。

型式を忘れてしまいましたが、93年に買った4型プレリュードにFX-M90Vの後継機モデル+6連奏CDチェンジャーを付けていました。画面はFX-M90Vそっくりですが、バックライトがブルーで文字は黒の液晶。プレリュードのメーター類に一番マッチしていたのがこのカロッツェリアでした。

この頃のカロッツェリアはどれも液晶文字が黄色っぽくて好きじゃなかったのですが、唯一これがブルー画面だったんですよね~。懐かしいです。
コメントへの返答
2015年4月7日 6:34
おひょうございます
コメントをありがとうございます。

書かれているモデルは、FH-M70かFH-M75となるようです。carrozzeria以降は、メーカーサイトに歴代の代表機種が画像と共に掲載されていて、両モデルも取り上げられていますね。

社外品オーディオであっても照明色を合わせたいというのは、よくわかります。あの時代のプレリュードは、メーターも見せどころの一つですから、尚更ですね。carrozeriaの2DIN機は、後年凝ったデザインのものが主流になりますが、この時代の方がシンプルでむしろ好ましく思えますね。

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