
本日は、出かける気満々で、準備も済んでいたのですが、諸事情により突如中止になってしまいました。
止むを得ずながら、無念の一言であります。思う所あって、これを急遽上げることにしました。
このクレスタ自体は、ツインカム24を中古車で購入して乗っているのですが、実はそれ以前にも購入しようとしたことがある、という話は後述するとして、先にカタログを紹介してしまいます。
本カタログは、以前に掲載していますが、今回紹介するのは、タイトルどおり、2グレードのみに特化したもの。
私自身、後年実物を見るまでは存在を知りませんでしたし、姉妹車であるマークIIとチェイサーには、同様のカタログは存在しなかったようです。
量販グレードとは言え、珍しいケースだと思いますね。
発行は1991年(平成3年)7月となります。
最初の見開きで、スーパールーセントを紹介。
本カタログのグレード一覧では、ベージュマイカメタリック(4J1)という少数派の色でしたが、こちらは最多量販のスーパーホワイトIV(050)が掲載されています。
この端正でさり気ない佇まいに憧れたのです。最近まで、Fスポイラー&15インチ純正メッシュアルミがMUSTだと思っていましたが、素の状態も、これはこれでイイと思います。
続いては、スーパールーセントのリヤビュー。
この画像は本カタログからの流用のようです。
本カタログ編で触れたとおり、この角度からの眺めがお気に入り。
14インチのアルミは前期からの継続で、この後センターキャップ部分だけを変えて、コンフォートにも採用されています。フィン部分を少し捻ったエアロディッシュ形状なのですが、私自身はあまり好みではありませんでした。
スーパールーセントの紹介が続きます。
左には、インパネ画像。右には、内装の画像が配置されています。
シートの一部に本皮革を使用したシートマテリアルは、クレスタ専用。
今なら合成皮革とされてしまうでしょうね。ただ、この本皮革は、運転席の右側部分が乗降が増えてくると、傷んでしまうんですよね。
続いては1800スーパーカスタムエクストラ。
この画像も本カタログのグレード一覧からの抜粋のようで、同じダークモーブマイカメタリック(3K1)で掲載されています。
現在視点では、高級感のある色だと思いますし、内外装共ワイン色の組合せはお洒落にも見えますが、当時それだけの卓見は持ち得ませんでしたね。
スーパーカスタムエクストラが続きます。
こちらは2400ディーゼルターボで、ボディカラーはダークブルーイッシュグレーメタリック(183)。
ホワイトブームが一段落した後に、濃色のブームが到来して、意外と多かったカラーです。前期ではダークブルーの内装色との組み合わせでしたが、後期ではミディアムグレーに変更されています。
元来、濃紺好きの自分が欲しかったのも、このカラーでした。マークIIセダンで実際に購入していますが、クレスタとの組み合わせもイイと思いますね。
装備類の紹介です。
本カタログから流用しつつで、カラードプロテクションモールやシート等、一部箇所はこのカタログ専用となっています。
左頁は、メカニズムの紹介です。
2グレードのみの紹介のため、本カタログと比較すると実にあっさりとした内容となります。
右頁には、安全装備の紹介。
この後スーパールーセントに選択可能となるエアバッグは、この時点では未設定のため、それ以外の内容が再構成されて掲載されています。

左頁は主要諸元表、右頁は主要装備一覧表となります。
寸法図は、サイズこそ2000に変えてあるものの、2500の図になっていますね。
裏表紙は、このカタログが発行される少し前に追加された、特別仕様車エクシードが掲載されています。
エクシードには、スーパールーセントのところで書いた、Fスポイラー&メッシュアルミが組み合わされています。僅かな差なのですが、意外と見た目が変わるというのが、クルマのスタイリングならではですね。
ということでいかがだったでしょうか。
2グレードに絞った結果、メカニズム・主要装備・主要諸元あたりは、何となく
マークIIの最終セダン風だなぁと思いながらの解説でした。
ここからは、最初に書いた、購入しようと思った話を記します。
実は妹のクルマとして、EL43ターセルを購入する際、自分のクルマとして使用していたAT170コロナを妹に譲って、自分はこのクレスタを購入しようと目論んだことがありました。
職場の先輩が乗っているクルマに、71と81クレスタの両方があって、羨ましく思っていたのが大きかったのです。当時一番欲しいクルマを問われたら、コレと即答できましたね。
本当は2500が欲しかったのですが、まだまだ予算が足らず密かなターゲットとして考えていた仕様は・・・
○グレード:スーパールーセント(1G-FE)
○カラー:ダークブルーイッシュグレー(183)
○追加装備:ABS、ハイマウントストップ、スーパーライブサウンド(CDチェンジャー)
○付属品:フロアマット、シートカバー、サイドバイザー、ドアエッジ他多数
でした。
当時懇意にしていたビスタ店のセールス氏が、前期10周年記念エクシードに乗っていため、同車に試乗もさせてもらい、かなり当人的には盛り上がったのですが、家族の反対とまだ2年しか乗っていないコロナの譲渡に逡巡したため、結局目論みだけで終わることになりました。
その翌年には、その頃は微塵も考えなかったマークIIセダンを自車として購入することになるのですから、巡り合わせとは実に不思議なものです。巡り合わせの話をすれば、後期クレスタツインカム24の購入は、もっと不思議ですが(笑)
私とクレスタはあまり相性が良くなかったようですし、マークIIセダンの経験からすると、こちらを購入していたら長くは乗れなかったような気もしますが、想い出というものは、美化されて残るものなのです。